17, 2016
16, 2016
グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<27>
「このバイブは、弟君に会えない時のために買ったの」
ベッドに座った天辻さんは、大して恥ずかしがる様子もなくバイブを俺に見せながら言った。
ピンク色の卑猥なバイブ。マッサージ用の物とは明らかに違う、女の子が気持ちよくなるために作られたアダルト用品。肉棒を模した棒状の部分の根元から、クリトリスを刺激する位置に、ちょうど小さな突起が生えている。
「わたし、家で一人ぼっちで寂しい時、ムラムラしてオナニーしちゃうこと、結構あるの。……エッチな子だと思った?」
「そんなこと、前から知ってます」
「あはは、だよね。指でするのもいいんだけど、なんだか物足りないときもあって……オナニー用に、買っちゃった」
ブブブブ。天辻さんがバイブのスイッチをスライドすると、音を立てて力強く振動した。
天辻さんが指でカチ、とスイッチをスライドすると、さらに激しい音を立てて震えた。振動の強さを調整できるようになっているらしい。
「こういうグッズ使うの、初めてだから楽しみ……ふふっ」
「小さいのに、パワフルですね」
「でしょ? ネットショップのランキングで、上のほうにあったよ」
これをおまんこに突き立てて、ぐちゅぐちゅと愛液をかき混ぜながらオナニーする天辻さんを想像すると、それだけで肉棒が反応した。エッチなことが大好きな天辻さんは、夢中になって快楽をむさぼるだろう。
「今日はこれでいっぱい気持ちよくしてね? もちろん、わたしのおまんこがぐちょぐちょになるまで気持ちよくしてくれたら……弟君のおちんちん、いれてもいいよ?」
悪戯っぽく囁く天辻さん。はやくエッチしたい、という男の下心をわかったうえで、誘惑してくる姿は小悪魔そのものだった。
ふいに天辻さんは唇をつきだして、俺にキスをした。
「ん……ちゅ……れろ」
ぬるぬると舌を絡ませるようなキス。ねっとりと温かい唾液が混じり合う。女の子のよだれは甘くて、くらくらする。
キスをしながら、そろそろと俺の股間を両手でまさぐってくれる。固くなった肉棒を服の上からしごいて、俺の理性を奪っていく。
「天辻さん……ん」
すぐにたまらなくなって、天辻さんのたゆんたゆんの巨乳を服の上から両手でまさぐった。下から上に持ち上げるように、揉みしだく。たまらなく柔らかい、極上の触り心地だ。
天辻さんはキスの合間に甘い嬌声をもらして、俺の手つきを気持ちよさそうに楽しんでいる。
唇を離すと、さっそくこう囁かれた。
「もう濡れちゃったじゃん……触り方、エッチなんだから」
スカートを脱いで、天辻さんは濡れて湿った下着を見せてくれた。割れ目のところだけ、くっきりと色が変わっている。上目遣いに、さすがに恥ずかしそうに俺を見る。
「わたしの身体、もうすっかり、弟君がいないとダメみたい……」
天辻さんの下着に手をかけて脱がせると、ピンク色の割れ目が露わになる。すっかり愛液で濡れて、下着に糸を引いていた。女の子の甘酸っぱい、いやらしい香りが漂う。
「それじゃあ、バイブ……使ってみて」
天辻さんはバイブを指さした。手に握って、おまんこの中に挿し込むピンク色のゴム部分を触ってみると、少し柔らかい素材でできていた。
俺はそれを天辻さんの割れ目に沿ってこすり付けてみた。ぬるり、ぬるり。それだけで、天辻さんは甘い息を吐いた。
「あはぁ……その調子だよ、弟君……」
天辻さんは、またもや自ら服を捲り上げて、ブラジャーを外した。
若手グラビアアイドルのボリュームたっぷりのおっぱいが、たゆんと姿を現す。真っ白い乳房の先端で、はやくもピンク色の乳首がつん、と上向いていた。私服をはだけた天辻さんの姿がいやらしくて、すぐにでも押し倒して挿入したくなる衝動を、なんとか抑える。
そして天辻さんは、手のひらを自分の胸へと持っていった。もにゅもにゅと、自分の胸を揉み始める。
「んんぅ……」
天辻さんはたまらなそうに、自分の胸を荒っぽく揉んだ。
その目元はとろんと緩んで、口は半開きになっている。自分の世界に入り込んでいるようだった。普段、こういう風にオナニーしているんだろうな、と思うとなんともエロい。
天辻さんがもっとして、と目で訴えかけてくるから、俺はバイブのスイッチを操作して、振動させた。ブブブ……と動き始めて、愛液がぴちゃぴちゃと撥ねた。
「ん……あぁっ……! これ、思ったより気持ちいいかも……」
天辻さんの喘ぎ声のトーンが上がる。腰をゆらゆらと艶めかしく揺すって、自分の気持ちいいところに当てようとしているようだ。
震えるバイブをクリトリスに直に当てると、仰け反って悦楽に満ちた笑みを浮かべた。
「そこぉ……! 弟君、そこだよぉ……あぁんっ!」
天辻さんはおっぱいを揉みながら、先っぽの乳首を指でつまんで、コリコリと刺激している。そのまま、俺に頼んできた。
「はぁ……弟君、バイブ、おまんこにいれて……んあぁ! ナカに入れて、振動強くしてぇ……っ!」
俺は言われたとおりに、愛液が溢れ出している割れ目に、バイブを突き入れた。
ぬちゅり。ゆっくりと、ピンク色の太い棒が、おまんこのヒダヒダに飲み込まれていく。奥まで挿入すると、突起がクリトリスにちょうど当たるようになっていた。
媚肉に包み込まれながら、ブブブ……と鈍い音を立てながら振動するバイブ。俺はスイッチを五段階まで上げて、振動を最高レベルにまで引き上げた。
「んあぁんっ!」
天辻さんはたまらなそうに嬌声をあげて、快楽を味わうように腰を揺らした。
俺はバイブを浅く出入りさせて、さらに天辻さんを追い詰めていく。ぬちゅぬちゅ、と愛液が絡みつく淫らな音が立った。
「それ、気持ちいぃ……んはぁっ」
恍惚とした表情で快楽を味わっていた。自分で乳首をつまんだり、たわわに実ったHカップのおっぱいを揉みしだいて、すっかり夢中になっている。
「あん……もっと動かして……っ!」
ピストンのスピードをあげると、天辻さんは、自分で腰を振り始める。ぐちゅ、ぐちゅ、といやらしい音を立てながら、根元から先端まで、バイブをしゃぶりつくすように腰を振る。
俺にまたがって、騎乗位でエッチを楽しむときと、同じ腰の振り方だった。それをされた時に肉棒に押し寄せる快感を思い出して、はやく挿入したくてたまらなくなってくる。
かと思うと、おまんこの根元までバイブを飲み込んで、ぐりぐりと押し付けてくる。
これも天辻さんが俺とのエッチ中によくやってくる動かし方だ。これをされると、子宮口にまでコツコツと亀頭が届いて、射精をこらえるのがいつも大変だった。
天辻さんはすっかり快楽の虜だった。皮がむけてぱんぱんに充血したクリトリスに、バイブの突起が当たって、気持ちがよさそうだ。
「んあぁぁっ! いい……気持ちいい……! イクぅ……!」
びくびくっ!
天辻さんが体を震わせて、突然、絶頂に達した。痙攣がひと段落したところでバイブを引き抜くと、愛液まみれでぐちょぐちょになっている。触ってみると、温かくて、ぬるぬるだ。
天辻さんは荒い息を整えながら、満足した様子で、ぼんやりと視線を宙にさまよわせている。
「天辻さんって、どのくらいオナニーしてるんですか?」
「えぇ? なんでそんなこと言わなきゃいけないの? ま、弟君ならいっか。知ってると思うけど、わたし、性欲強いから……一週間に三、四回はしてるかも……」
「結構してるんですね」
「うん、たぶん多いほうなのかな……? でもさ、優美先輩とかだって、オナニーしてるんじゃないの? 陽菜ちゃんだって。女の子だって、みんな、気持ちいいことしたいのは一緒だもん。……それとも、弟君と毎日のようにエッチしてれば、ムラムラしないですむのかもね」
急に天辻さんがちょっと拗ねた様子でそう言ってきた。急に、不機嫌な表情になっている。
「ずるいなぁ……わたしも弟君と一緒に住みたいなぁ。そしたら毎日、エッチし放題だよ?」
「でも……優美さんも大事だから、それは……」
「色んなプレイさせてあげるから、わたしのわがままも聞いてよ。わたしが呼んだら、すぐに遊びに来ること。この前は調子に乗ったからバレちゃったけど、さすがにもう、優美先輩だってわたしが諦めたと思ってるでしょ」
「うーん……それはまだ微妙です」
「とにかく、決まりね! 家で一人ぼっちだと、寂しいんだもん」
相変わらずちょっと強引だと思ったけど、そんなことを甘えるように言われたら、頷かないわけにはいかなかった。
「ありがと。ねえねえ、そういえばさ、どうして優美先輩は「優美さん」って下の名前で呼ぶのに、わたしは呼んでくれないの?」
「いつのまにか、天辻さん、って呼ぶのが当たり前になってました」
「優美先輩とわたし、同じ扱いにしてよ。そうしないと、もう遊んであげないから」
違和感があったけど、言われたとおりに呼んでみた。
「涼音……さん」
「いい感じ! ふふ、ちゃんと呼べたから、続き、しよっか?」
そう言って、俺のズボンを脱がせて、肉棒を取り出した。その肉棒は、涼音さんの痴態を見せられて、すっかり固くなっている。
ベッドに寝転んだ涼音さんは、自分の足を揃えて抱え上げる。お尻から太ももまでの綺麗なラインが、たまらなくエロい。まるで自分のおまんこを、オナホールとして使ってもらうかのような姿勢をとってくれている。
もう片方の手で俺の肉棒をしごきながら、自分の割れ目へと近づけた。
「わたしのオナニー、手伝ってくれたご褒美だよ。わたしのイったばっかりのエッチなおまんこじゅぶじゅぶして、たっぷり気持ちよくなってね」
「涼音さん……!」
「ん……! あんっ! 弟君のおちんちん、さっきのより、太いぃ……!」
既にぐちょぐちょになったおまんこに、肉棒を突き込んでいく。
イったばかりでいつもより感度がよく、挿入したとたんにぎゅっと締め付けてくる。膣内に溜まっていた愛液がとろとろと結合部から溢れ出して、俺の玉にまで伝ってくる。
奥までぴったりと挿入すると、天辻さんは甘ったるく喘いだ。
「あぁぁん……もう、さっきイったばっかりなのにぃ……気持ち良すぎて、おかしくなっちゃいそうっ!」
愛液や締め付けがMAX状態の、たまらなく気持ちのいい涼音さんのイキまんこ。
腰を前後に動かすとヒダヒダが絡みついてくる。じゅぶっ、じゅぶっ、と一際卑猥な音が立った。
発情した女の子の匂い、甘えるような喘ぎ声、そして肉棒から伝わってくる天国にいるかのような快感。
夢中になって、俺は腰を振りながら、涼音さんのHカップおっぱいにも手を伸ばした。柔らかくて、でも弾力のある最高の触り心地だ。
「んはぁ、おっぱい、もっと触って……!」
「涼音さん……!」
俺は揉むだけでは足りなくなって、そのまま乳首にむしゃぶりついた。
手のひらには、グラドルおっぱいの柔らかい感触。肉棒には、精子を搾り取ろうとするかのように蠢く、気持ちのいいおまんこ。口の中には、ほんのり甘い乳首の味。
最高だった。そのまま腰を振るスピードをあげていく。精液がどんどん込み上げてくるのがわかった。
涼音さんが、根元から先端まで、肉棒をしゃぶりつくすように腰を振る。バイブを突っ込んでいた時と同じ例の腰の動き。思わず呻いてしまうほどの快感で、神経が焼き切れそうになる。
さらに、おまんこの根元まで肉棒を飲み込んで、ぐりぐりと押し付けてくる。
これもバイブを入れた時に見た動きだった。これをされると、子宮口にまでコツコツと亀頭が届く。いつもと同じように、気持ち良すぎて精液が俺の意思に関係なく、漏れそうになる。
「おちんちん、ぱんぱんに大きくなってる……はぁん、そろそろ、出ちゃいそう?」
「出ます……! 涼音さん……!」
「いいよ……おまんこの奥まで、びゅーって、いっぱい注いで……!」
「うぅ……!」
びゅるるるるぅっ! びゅー! びゅくっ!
ついに限界がきて、俺は涼音さんの胸に顔を押し付けながら、たっぷりと射精した。
精液が存分におまんこの奥へと注ぎ込まれていく。最後まで搾り取るかのように、おまんこがきゅっと締め付け続けてくれている。たまらなかった。最後の一滴まで出し尽くして、俺は肉棒を抜いた。
「中出し、されちゃったぁ……奥にいっぱい温かいのが、かけられたのわかったよ……あはっ」
「涼音さん……」
「やっぱり本物のおちんちんに中だしされるのが、一番きもちいい……弟君のエッチ、やっぱり最高……」
このエッチの後から、俺は天辻さんの呼び方を変え、涼音さんと呼ぶようになった。
涼音さんが頻繁に俺を呼び出して俺とエッチするせいで、涼音さんの家へと通う機会はどんどんと増えていった。優美さんが仕事で家にいないときはもちろん、家にいても友達の家へ遊びに行くと言って通い詰めた。優美さんに涼音さんとの関係がばれた時と同じやり方を馬鹿みたいに繰り返した。
しかし今度は、涼音さんとのエッチ三昧が、優美さんにばれなかった。この間のように、勘づかれて問い詰められることはなく、優美さんと仲良しの関係が続いた。
咎められることがなかったのは、たぶん、優美さんとのエッチの回数が格段に増えたからだった。
俺はあれ以来、優美さんとも、呆れるくらいエッチしまくっていた。エッチしない日はほとんどなかった。しないのは涼音さんの家に行くときくらいだった。
時間に余裕のある時は色々なコスプレをしてもらって楽しんだ。バニーガール、スーツ姿のメガネ秘書、サンタさん……数え切れないほどのシチュエーションで遊んだ。そのたびに優美さんとの絆が深まっていく気がした。これまで以上に優美さんのことが好きでたまらなくなったし、優美さんも俺にイチャイチャしてくれた。
鋭かった優美さんの勘も、エッチしまくる快楽漬けの日々の中で、鈍くなってしまったのかもしれない。
優美さんにも涼音さんにも精液を注ぎまくる天国のような生活だったが、良いことばかりではなかった。
俺もまたその快楽漬けの中でバカになっていたのかもしれない。大きな見落としをした。
俺は優美さんと陽菜ちゃんの姉妹の間に、俺を巡ってちょっとした亀裂が生まれ始めていることに気づかなかったのだ。
(つづく)