02, 2016
グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<18>
その日、学校から帰宅すると、制服姿の天辻さんが玄関に出てきた。まるで俺の家が自分の家かのようにふるまっている。
「おかえり、弟君。陽菜ちゃんも、もう帰ってるよ」
居間に戻ると、陽菜ちゃんも同じく制服姿のまま、テーブルに座ってお菓子をつまんでいるところだった。
どうやら、二人でお菓子を食べながらおしゃべりしていたらしい。
「おかえり。お兄ちゃんも食べよ!」
陽菜ちゃんに笑顔でそう言われて、断る理由なんてない。
一旦自分の部屋に荷物を置きに行ってみて、驚いた。全然整理も掃除もしていなかった俺の部屋が、ありえないほど綺麗にされている。
「さっき、陽菜ちゃんが掃除してくれてたよ。はやく学校終わっちゃって暇だからー、って言いながら」
後ろからついてきていた天辻さんが、そう教えてくれた。身の周りの世話まで焼いてもらえるなんて、ちょっと信じられないくらい幸せだ。
「わたしもちょっと手伝ったんだからね? 弟君の部屋、ほんと汚かったよ」
「そんなに?」
「わたしが遊びに来るときくらいは、綺麗にしておいてよね」
天辻さんはちょっと拗ねた様子でそう言いながら、ちょっと小声でこう付け足してきた。
「ねえねえ、今度わたしの家に来れるの、いつ?」
「ん……俺は暇だから、天辻さんの空いてる日ならいつでもいけるよ」
「優美先輩と陽菜ちゃんと、ちゃんと日にちが被らないようにしてね? あと、お泊りしてもいいから、そのつもりでね」
優美さん姉妹には申し訳ないけど、天辻さんの誘いにも乗らずにはいられない。
(天辻さん、二人とだいぶ仲良くなってきたから、もしかしたら二人が許してくれる時がくるかも……)
どうしても、そんな風に理想の形を思い描いてしまう。
優美さんと、陽菜ちゃんと、天辻さんと、四人でエッチなことをする。そんな幸せな未来があるのなら、それが一番嬉しいんだけど、そう何もかもうまくはいかないんじゃないか、とも思う。
「お兄ちゃん、今日、お姉ちゃんのイベントがやってるって」
居間に戻って三人で何気なく喋っていると、陽菜ちゃんが何気なくその話題を切り出した。
「あー、確かに優美先輩、今日のお仕事はDVDの発売記念イベントになってた」
「見に行きたい! 参加券、この間うちにたくさん届いたDVDについてたよね」
「あ、いいね。わたしも優美先輩の応援しちゃおっかな」
俺も行ってみたかったから、すぐに皆で見に行くことが決まった。
場所はすぐ近くのDVDショップだった。始まる時間に少し遅れたせいか、すでに大勢の人が集まっていた。みんな、生の優美さんの姿を見るために来てくれたんだろう。
優美さんは設置されたブースの上で、インタビューを受けていた。
ピンク色のビキニ姿で、いつも通り色気がムンムンだ。さらさらと綺麗な髪、たっぷりと豊満な胸、蜜蜂みたいな曲線のお尻……どれだけ見つめていても、飽きない。
優美さんが一人この空間にいるだけで、場が華やいでいた。
「今回のDVDで一番印象に残ったシーンはどれですか?」
「ええっと、この警官姿のコスチュームですかね。わたしはいつも可愛い衣装で撮ってもらうことが多いんですけど、今回はちょっと格好いい服が着れて、楽しかったです!」
「衣装と言えば、あるシーンで、これまでにないくらい、ギリギリの水着にも挑戦していましたね」
「ほんとにギリギリでした! もう少しで、見えちゃうんじゃないか……って思って。出来上がった映像を何度もチェックしちゃいました」
(俺は、優美さんの身体を全部、見てるけどね)
全国の優美さんファンが、DVDで色々と妄想していると思うと、優越感で胸がいっぱいになる。申し訳ないけど、優美さんは俺のものだ。
そんなことを考えていると、ふと優美さんと目が合って、にこりと嬉しそうに笑みを浮かべた。俺が来ていることに気づいたみたいだ。インタビューが一段落すると、裏方にいる誰かに一声かけて、何かを耳打ちしている。
(何やってるんだろう)
次に写真撮影タイムが来ると、誰もが優美さんに向かってフラッシュを焚いた。優美さんは全員に笑顔をふりまいている。どこから見ても優美さんは完璧で、きっとどのカメラに映った優美さんも綺麗で、非の打ちどころがないはずだ。
「ん……あ! プロデューサーさん。なんですか?」
その最中に、天辻さんに声をかける人がいた。天辻さんがその人に耳打ちされたかと思うと、俺のほうに近づいてきた。
「ねえねえ弟君、優美先輩から伝言。『控室で待っててね。部屋番号は305』だってさ」
「お姉ちゃん、どうしたんだろう」
「わかんない。わたしたちも行く?」
「んー、わたしたちは後で行くね。お姉ちゃんの握手会とか、参加したいし」
陽菜ちゃんが残るというので、天辻さんも一緒に残ることにした。
「では、これから握手会を始めます。こちらに一列に並んでください」
司会の人がアナウンスする中、俺だけはその場を抜け出して、優美さんの控室に向かった。優美さんは、どうして俺を読んだんだろう。期待感でいっぱいになって、他のことは何も考えられない。
◇◆◇◆◇
その部屋は、綺麗で清潔な一室だった。
化粧机等の他に、一つ大きめのソファが置いてある。そわそわしながらそこで待っていると、ふいにドアをノックする音がして、ガチャリとドアが開いた。
「お待たせ、直人。けっこう待たせちゃったかな?」
イベントブースの上で見たままの水着姿の優美さんが、いたずらっぽい笑みを浮かべながら顔を出していた。
「誰にも邪魔されないように、鍵閉めちゃうね。ふふっ」
優美さんはかちゃりと音を立てて施錠して、そのまま俺のすぐ隣に座った。甘えるようにもたれかかられて、優美さんのいい匂いで、頭がくらくらしそうになる。
「はー、イベント疲れたよー……直人」
「お疲れ様です、優美姉さん」
「イベント、来てくれてほんとにうれしい! 直人がいたから、あんまり緊張しないでインタビュー受けられたよ。ありがと」
優美さんはニコニコしながら俺に抱き着いた。柔らかい弾力のあるおっぱいが、水着越しにあたる。
「陽菜ちゃんと天辻さんも来てました」
「うん、見えてたよ。でも、今日は直人だけに特別サービスしてあげようと思って。最近、忙しくてしてあげてないからね?」
「特別サービス……?」
優美さんはくすりと笑って、ソファから下りて俺をソファに寝かせる。その上に優美さんはよつんばいになる。胸の大きな谷間が一目瞭然だ。
「特別な握手会、してあげるね」
優美さんは、俺の股間に手を伸ばして、ジッパーをじりじりとあげる。少し優美さんの手が触れるだけで快感が走る。あっという間に、肉棒がフル勃起してしまう。
肉棒がぼろん、と出てくると、優美さんはそれを細くて温かい指でやんわりと握った。
「優美姉さん……っ」
「ほら、握手あくしゅ……気持ちいい?」
そのまま、握った手を上下に動かす。すりすり……としごくうちに、先端から先走りの汁があふれ出てくる。
トップグラドルの優美さんが、俺だけのために笑顔で手コキしてくれている。そういう幸福感と快感が混ざって、最高の心地だ。
「もうちょっと、ぬるぬるしたほうがいい?」
優美さんがぺろり、と舌を出して、たっぷりと唾液を俺の肉棒に垂らす。優美さんはそれをぺちゃぺちゃ肉棒に塗りこんで、あっという間に肉棒はよだれまみれになってしまった。
肉棒をしごくたび、くちゅくちゅ、と卑猥な音が立つ。潤滑液が増して、快感もまた大きくなる。
「あぁ……優美さん……気持ちいいです……」
「直人、ほんとうに気持ちがよさそう。もっともっと気持ちよくなってね」
優美さんは、イベント衣装の水着の紐を解き始めた。ふふ……と笑って俺を見つめながら、はらりとそれを脱ぐと、大きなおっぱいが、ぽろんとあふれだす。
巨乳なのに、整った形で、今にもむしゃぶりつきたくなるおっぱいだ。天辻さんより一回り大きくて、見ているだけで興奮してしまう。
「優美さん……!」
その胸を揉みたくなって起き上がろうとしたけど、優美さんは「ダメ」と言って、俺を押し戻した。
「今日は、わたしが気持ちよくしてあげるから。直人は寝たままでいいよ」
優美さんは俺の股間に屈み込んで、おっぱいをたゆん、と俺の腰に乗せる。
「我慢しないで、いっぱい出していいからね?」
優美さんはそう言って、ボリュ―ムたっぷりの胸で俺のヌルヌルの肉棒を挟んだ。あっという間に俺の股間は谷間に隠れて見えなくなる。ふにふにとした、天にも昇るような心地に包まれて、どんどん射精の予感が高まってくる。
(優美さんのぱいずり、最高……)
「腰に力が入って、おちんちんもびくびくしてるね……もう出そう? ほら、出して……好きなだけ、わたしに出していいよ」
優美さんはぎゅーっと胸を両脇から手のひらで挟んで、むにむにと肉棒を刺激する。くちゅりくちゅり、と唾液が潤滑液になって、最高に気持ちいい。まだ愛撫が始まったばかりなのに、全然我慢できそうになかった。やっぱり、優美さんとのエッチは、最高だ……
「ああ……優美さん、俺、もう……!」
「イキそう? いいよ、好きな時にイってね」
「もうだめ……っあ……! ぐ……! あぁ……っ!」
びゅるるるるっ! びゅくっ! びゅくくっ! ぴゅるぴゅるっ!
あっという間に絶頂してしまった。睾丸に溜まっていた精液が、ものすごい勢いで発射されていくのがわかる。
射精はなかなか終わらなかった。奥の方に残っていたものも全部吐き出して、やっと脈動が止まる。
「すごいね、直人……もしかして溜まってたの、全部出しちゃった?」
白濁液を驚くほどたっぷりと谷間に溜めて、優美さんは妖艶に微笑む。
「でも、もっと気持ちよくなりたいよね……?」
「え、でも俺、もう……」
「いいの? おまんこで、たっぷり良くしてあげようかと思ってたんだけど」
「っ! まだ全然大丈夫です……優美姉さん……!」
これ以上搾り取られたらどうにかなりそうだったけど、そんな風に優美さんに誘惑されたら逆らえなかった。むしろ、萎えかけた股間がむくむくと力を取り戻すのを感じた。
(つづく)