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グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<17>




 陽菜ちゃんは、恥ずかしがりやさんだ。
 以前は、ちょっと手を繋ぐだけで顔を真っ赤にしていたし、今でもこういう風にエッチなことをするときは真っ赤になっておどおどしてしまう。
 でも、そんな陽菜ちゃんも少しずつ、正直に欲求を露わにするようになってきた。本当に興奮したときは、今日みたいに、陽菜ちゃんの方から誘ってくれる。
 隣に腰かけている陽菜ちゃんが、少しだけ体を寄せる。

「お兄ちゃん……」

 目をつぶって、くちびるを可愛く突き出す。キスしてほしい、とおねだりしてくれている。
(可愛すぎるよ、陽菜ちゃん……!)
 何度エッチしても、こういうときは緊張してしまう。慎重に顔を近づけると、陽菜ちゃんの温かい息があたる。最初は、くちびるをくっつけるだけのキスから、少しずつ、舌を中にいれていく。
 ぬるぬると唾液を絡ませながら、陽菜ちゃんの口の中を舐める。

「はむぅ……んん……」

 陽菜ちゃんは気持ちよさそうな吐息を漏らしながら、されるがままに俺の舌を受け入れる。
 思う存分楽しんでから、唇を離すと、つつっと唾液が糸を引いた。陽菜ちゃんは恥ずかしくて仕方ないのか、俺と目を合わせずに俯いている。ほっぺが真っ赤になっている。

「大きくなってきたね……」

 陽菜ちゃんが、ちらちらと俺の股間を見ながら言う。そして、小さくつぶやいた。

「しこしこする……?」

 俺は思い切って、ズボンと下着を脱いで、カチカチになった肉棒がぼろんと飛び出す。
 陽菜ちゃんはそれを見て、また恥ずかしそうに俯く。でも、そろそろと手のひらを俺のももに這わせて、きゅっと肉棒を細い指で握る。

「……気持ちよくなってね、お兄ちゃん」
「う……ふう」

 すりすり、と手のひらを上下に動かすと、くすぐったいような快感が走る。すぐに我慢汁が先端からあふれ出して亀頭を濡らす。陽菜ちゃんは、少しずつしごくスピードを上げてくれる。俺がそうして欲しいといつも言っているからだ。

「もっと強くしこしこする……?」
「うん、そうして……はぁ、そこ、気持ちいいよ」
「たくさん気持ちよくなってね」

 そのまましばらく、陽菜ちゃんにしごいてもらった。亀頭がぱんぱんに膨らんで、これ以上ないくらいに肉棒が固くなる。

「陽菜ちゃんのも触っていい……?」
「うん……」

 陽菜ちゃんのパジャマの下を脱がすと、可愛らしい下着が姿を現す。愛液が染みを作っていた。下着もするすると脱がすと、陽菜ちゃんは股間を手のひらで隠す。

「お兄ちゃん、やっぱり恥ずかしい……」
「大丈夫だよ」

 説得すると、陽菜ちゃんは手のひらをどけた。俺は陽菜ちゃんのももを掴んで、足を開かせる。
 愛液で濡れた割れ目がぱっくりと開く。充血したクリトリスがぷっくりと膨らんでいて、卑猥な光景だ。
 そっと指を添わせて、くちゅくちゅと柔らかいピンク色の割れ目をなぞる。

「んーっ! んっ、んっ!」

 陽菜ちゃんは片手で口を覆って、声が出ないように頑張っている。
 こうして、家族に見つからないようにエッチなことをするのもスリル満点でゾクゾクする。
 クリトリスを優しくつまんで、くりくりと刺激すると、腰を揺らしながらたまらなそうな声でよがる。気持ちよくなってくれているのが手に取るようにわかって嬉しい。

「ナカに指入れていい?」
「いいよ……んんっ!」

 くちゅ、と指先だけをおまんこに入れる。
 じゅぷじゅぷ、となかごろまで人差し指と中指を挿入する。ヒダヒダを一つひとつ確かめるように、優しく愛撫したり、指を少し曲げて、愛液を掻き出すように刺激したりする。

「ふあ……お兄ちゃん……んくぅっ!」

 陽菜ちゃんはすっかり快感に夢中になって、声をこらえるのに精一杯みたいだ。でも、頑張って俺の肉棒にも手を伸ばしてくれる。

「お兄ちゃんも気持ちよくなって……」

 陽菜ちゃんが肉棒をきゅっきゅっと強めにしごいてくれる。お互いに性器を触りあって、一緒に気持ちよくなっていく。そのうちに、俺はやっぱり我慢できなくなってきた。今、指でくちゅくちゅ掻き回している陽菜ちゃんのおまんこで、気持ちよくなりたい。
 そう思っていると、陽菜ちゃんがおまんこをひくつかせながら、聞いてきた。

「お兄ちゃん……もしかして、指だけじゃ、たりないの……?」
「うん、もっと気持ちいいことしたい……陽菜ちゃんもしてほしい?」
「わたしは……そんなことないよ。んっ……」

 恥じらう陽菜ちゃんも、本当はもっと色んなことをしたいように見える。
 俺が肉棒を舐めるように言うと、陽菜ちゃんは素直に言うことを聞いてくれた。普通に舐めるだけじゃなく、寝転がった俺にまたがって舐めてもらう。

「ん……んく……れろれろ」

 舌が亀頭の周りをちろちろと這いまわって、指でしごくのとは段違いの快感が襲う。
(あぁ……たまんないよ陽菜ちゃん……)
 俺はため息をついて、快楽に身を任せる。
 陽菜ちゃんは俺に何も着けていないお尻を向けたまま、丹念にしゃぶってくれた。
 愛液で濡れたおまんこを、間近で観察できる。何とも言えない女の子の匂いが漂ってきて、余計に興奮した。

「んちゅ……お兄ちゃん……息が、あたって……くすぐったいよ」

 陽菜ちゃんは時折俺を振り返って、恥ずかしそうに腰を揺らしている。
 そんなことを言われるとたまらなかった。陽菜ちゃんの腰を、下からがっしりと抱きかかえる。

「えっお兄ちゃ……んんっ!」

 陽菜ちゃんが肉棒を咥えたまま、くぐもった嬌声をあげる。
 割れ目に舌を何度も這わせる。這わせるたびに、奥から愛液があふれ出すのがわかる。それをこぼさないように舐めとっていくと、陽菜ちゃんは気持ちよくて仕方なさそうに腰をかくかくと揺らす。
 
「んーっ! んっんっ!」

 最初は驚いた声だったのが、どんどん嬉しそうな喘ぎ声に変わっていく。クリトリスを舐めしゃぶると、陽菜ちゃんはたまらなそうに背中をぴんと反らして逃げようとするけど、俺は離してあげない。

「んんんっ! んうぅーー!!」

 びくん、びくんと陽菜ちゃんの腰が生々しく揺れて、昇天したのがわかった。その震えが終わるまで、クリトリスを吸ってあげた。

「ぷはっ……お兄ちゃん、いきなりずるいよ……」

 陽菜ちゃんは肉棒を口から出して言う。すっかり満足した様子で、絶頂の恍惚が抜けきっていないようだ。

「陽菜ちゃん、おまんこ舐められるの、気持ちよかった?」
「そんなこと、恥ずかしいから言わないでよぉ……それよりお兄ちゃん、まだ出してないけどいいの……?」
「陽菜ちゃんのに、いれていい?」
「うん、いいよ……いっぱい気持ちよくしてくれたから、お兄ちゃんもいっぱい気持ちよくなってね」

 陽菜ちゃんはイったばかりなせいか、ぼおっとした顔で、ゆっくりと体勢を変える。
 自分の枕に顔を埋めて、膝を立ててお尻を俺のほうに突き出す。イったばかりで、大量に分泌された愛液と唾液が残ったままだ。ひくひくと痙攣していて、挿入したら壊れちゃいそうだ。
 ちょっとだけ顔を俺のほうに向けて、陽菜ちゃんがくすっと笑う。

「指だけのはずだったのに、結局最後までしちゃうね……」

 俺が肉棒を割れ目に添わせると、陽菜ちゃんはぼんやりと言う。

「ねえ、今度、二人で学校のプールに行こう?」
「え? いいよ」
「水泳部が使ってないときは、誰もいないんだって。全然泳げないから、練習したいの」
「いいよ。泳ぎ方、ちゃんと教えてあげるよ」

 陽菜ちゃんの腰をしっかりとつかむ。
 肉棒を小さな割れ目に、ぎゅっとめり込ませる。ぬるぬるしたナカに亀頭が飲み込まれて、そのまま奥まで入ってしまう。
(やばい……キツキツで、気持ちよすぎる……!)
 そのまま射精しちゃいそうになるところを、なんとかこらえる。もっと腰を振って振って、思う存分楽しんでからたっぷりナカ出ししよう。

「んん……んん……!」

 陽菜ちゃんは、声が出ないように枕に顔を押し付けて、くぐもった声を出している。
 俺は肉棒を亀頭のところまで引き抜いて、またぐじゅり、とその小ぶりなお尻のナカに突き込む。

「んー! あっ! あぁー……!」

 陽菜ちゃんが気持ちよさそうに声を上げる。枕で押さえているとはいえ、部屋の外まで聞こえてしまっていないだろうか? 少し不安になるけど、そのスリルがまたスパイスになる。
 リズムよく腰を振っていくと、止まらなくなる。
(陽菜ちゃんの狭いおまんこ、たまんないよ……)
 肉棒が射精したいのを一生懸命我慢して、ぴくぴく震えている。俺は夢見心地の快感を味わいながら、どんどん突くスピードをあげていく。

「んうっ! お兄ちゃん、またイっちゃう……! んーっ!」

 陽菜ちゃんがまた絶頂に達して、ぷしゅっと潮を吹くのを感じる。締め付けが激しくなって、我慢が限界に達した。

「陽菜ちゃん……! 俺、出る……!」

 びゅくくっ! びゅるっ! びゅるるるるっ! 

 俺は直前で、肉棒を引き抜いた。
 精液が勢いよく迸って、陽菜ちゃんのお尻に飛んでいく。ぴゅるっと最後の飛沫を出し終わったとき、陽菜ちゃんの綺麗なお尻には、大量の白濁液がかかっていた。とろとろと、割れ目のほうまで垂れている。

「お尻に、いっぱい熱いのが……お兄ちゃん、出しすぎだよぉ……」

 陽菜ちゃんは、困ったような、嬉しそうなような、よくわからない表情だ。
 しばらくその光景を楽しんでいると、ふいにコンコン、とドアをノックする音が聞こえた。
 はっと身構えるも、陽菜ちゃんがこんな状態では言い訳のしようがない。覚悟を決めてドアが開くのを待った。

「やっぱり……直人ったら、もう」

 現れたのは優美さんだった。エッチに夢中になりすぎて、帰宅したことに気づかなかったみたいだ。
 今日も美人だ。抜群のプロポーションに目を奪われる。
 精液でどろどろにされてしまった陽菜ちゃんを見て、くすくす笑っている。

「陽菜のこと、こんなにしちゃって……なんだか騒がしいから見てきて、ってお母さんに言われたの」
「優美姉さん……。つい、流れで……」
「お姉ちゃん……見ないで……恥ずかしいよ……」

 陽菜ちゃんは再び枕に赤くなった顔を埋める。

「みんな家にいるのにこっそりエッチしちゃうなんて、陽菜も大胆ね」
「最初はこんなつもりじゃなかったの……ちょっとだけのはずで」
「気持ちよくて、最後までしちゃったのね」
「お姉ちゃん、怒ってない……?」

 陽菜ちゃんは申し訳なさそうに、優美さんを見上げている。優美さんは逆に驚いた顔をしている。

「怒らないよ? 陽菜と直人が仲良しするのは、わたしも嬉しい」
「ほんと……? これまでも何度も、お姉ちゃんに内緒でエッチしてても怒らない?」
「直人はわたしたちのものだもん。ね?」
「あ、はい……」

 面と向かってそう言われると、俺もちょっと恥ずかしい。

「実はね、わたしも陽菜に内緒で、直人とエッチしてたの。陽菜に言ったら怒るかな……って思ってたんだけど、考えてみたら、わたしだって陽菜が直人とエッチしてても怒ったりしないし、隠す必要なかったわね」
「そうなの……? お姉ちゃんも、お兄ちゃんと……?」
「うん。ごめんね、内緒にしてて。二人とも、お互いに言わないでって言うから」
「いいよ、お兄ちゃん。お姉ちゃんなら」

 陽菜ちゃんはちょっと驚いた顔をしていたけど、特に傷ついてはいないようだ。
 やっぱり、この姉妹は特別みたいだ。優美さんにお尻についた精液をティッシュで拭いてもらっている。一通り拭き終わると、割れ目の愛液も丁寧に拭いてあげている。

「こんなにここも濡れてる……わたしのときよりずっと濡れてるね?」
「んっ……そんなことないよ、お姉ちゃん。んんっ!」
「声出ちゃってるよ? まだ感じちゃってるんだ?」
「今触ると敏感なんだもん……」
「久しぶりに、二人きりのとき、また気持ちよくしてあげよっか、陽菜?」
「お姉ちゃん……」

 陽菜ちゃんは、恥ずかしそうにずっと枕に顔を埋めている。優美さんは一通り拭き終ると、俺のとなりに座って、陽菜ちゃんの愛液で濡れた肉棒を拭いてくれる。ちょっとした刺激が気持ちよくて、肉棒がまた固くなっていく。

「あ、優美さん……! 自分でやります」
「ううん、拭いてあげる。どんどんカチカチになっちゃうね。でも今日はダメだよ? さすがにこれ以上は、お母さんたちに見つかっちゃうからね」
「う……」

 先走りが出てくるほど興奮していたのに、優美さんはそこでやめてしまう。
(生殺しだ……)
 たぶん、部屋に戻ったら、また優美さんのDVDで抜いてしまうだろう。

「ごめんね、直人。また今度たっぷりしようね」

 優美さんはそう耳元で囁いて、部屋を出て行った。
(つづく)






グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<17>




 天辻さんとのエッチは、夢中になる気持ちよさだった。
 愛液にまみれた膣のヒダヒダの感触。突き込むたびに、漏れ出る嬌声。揺れるGカップはありそうな胸。思い出すだけで、幸せな気持ちになって、ぼおっとしてしまう。
 優美さんや陽菜ちゃんと初めてエッチした後も、こうなった。何も考えられずに、ただエッチを思い出して、ぼおっとしてしまう。
(やっぱり、女の子とエッチは最高だ……)
 いつのまにか勃起していて、また天辻さんとそういうことをしたくなる。

「またそんなミスしてるー! あははっ、弟君よわーい」
「あ……しまった」
「弟君のへたくそー! 次またわたしが勝ったら罰ゲームね!」
「まあ、本気出したら俺が勝つから」
「生意気だなー。いいよ、かかってきなさいっ」

 今、俺たちは天辻さんが持っていた据え置きのゲーム機で遊んでいた。隣で肩をくっつけて並んでいるから、体温やいい匂い、呼吸をすぐそばに感じる。
 真横から見ると、いっそう胸のふくらみが大きいことがはっきりと目に焼き付く。
 あの後、天辻さんは軽くシャワーを浴びて、下着の上にジャージを着ただけの姿だ。夕方になって気温が低くなってきて、ちょっと寒いというから、俺の制服の上を背中にかけている。その無防備な姿が、天辻さんとの距離が縮まったことを感じさせる。
 天辻さんの気配を頭の中から振り払ってゲームに集中すれば、簡単に天辻さんに勝つことが出来た。

「わたしは罰ゲームしないよ。わたしが勝ったら罰ゲームとしか言ってないもーん」
「え……それはずるい」
「あはっ……だってそうだもーん」

 天辻さんは、俺と一緒に遊ぶのが楽しくてたまらないといった感じだ。
 一方で、俺はエロいことばかり考えている。
(隣にいる天辻さんを押し倒して、もう一回エッチしようかな……)
 さっきからずっとそう考えていて、胸がどきどきする。
 
「弟君、今エッチなこと考えてた? 鼻の下、伸びてる」

 そう言われて、くすくす笑われる。あまりにも図星だったから、まじめな顔に戻そうとすると、またくすくす笑われた。

「もっとエッチしたい?」
「したい」
「だめー。してあげない。だって弟君に飽きられちゃったら嫌だもん」

 弟君にはもう優美先輩と陽菜ちゃんがいるからね。二人がいるだけで弟君にとっては十分かもしれないし……と独り言のように付け加える天辻さん。

「でも、今日わたしの家にお泊りするんだったら、いっぱいエッチしてもいいよ?」
「え……」

 そんなことしたら、優美さんと陽菜ちゃんに変に思われてしまう。でも、天辻さんとまたエッチなことが出来るなら……と心がぐらつきそうになった。そのくらい、天辻さんは魅力的だ。

「嘘だよー。わたしはエッチなのは満足したから、どっちにしても今日はもうだめー」

 天辻さんはまた、俺のことを弄んで、くすくすと笑う。この小悪魔に翻弄される感じが、最近俺は好きになってしまっている。
 天辻さんは、少しだけ声のトーンを落として、こう言った。

「でも……ほんとはわたし、弟君のこと独り占めしたいんだけどなぁ……?」
「え……?」
「だって、優美先輩と陽菜ちゃんがいるせいで、そのぶんわたしは弟君と一緒にいられないじゃん。もっと弟君と遊びたいなー」
「それは……」

 俺は優美さんも陽菜ちゃんも天辻さんも、みんな好きだから誰かを選ぶなんて出来ないなとぼんやり思う。でも、このままだといつか、優美さん姉妹に天辻さんとの関係がバレてしまう気がする。
(どうすればみんなで仲良くできるかな……)
 考えても、まだ解決策は思いつかない。

「でも、こういう風に時々弟君を独り占め出来たら満足かも。また二人だけで遊ぼうね!」

 天辻さんは、俺に抱き着いて幸せそうにそう言った。

◇◆◇◆◇

 家に帰ると、まだ優美さんは帰宅していなかった。今日はグラビアのお仕事があると言っていたから、それが少し長引いているのかもしれない。

「お帰り、お兄ちゃん。遅かったね」

 陽菜ちゃんがにっこりと笑顔で迎えてくれる。
 そこそこ遅い時間だったから、陽菜ちゃんはもうお風呂に入った後だった。今日はいつものネグリジェ姿と違って、ピンク色の可愛いパジャマを着ている。サイズが大きめなのか、少しだぼっとしているところが、幼い感じを醸し出している。
 
「友達と遊んでたの?」
「そうそう。ほんとはもうちょっと早く帰ってくるつもりだったんだけど。連絡しなくてごめんね」
「次はちゃんといつ帰るか、教えてね」

 そして、リビングで四人で夕食をとる。
 俺と、陽菜ちゃん……そして、俺の父親と、優美さん姉妹の母だ。
 優美さんの母親は、四十代であることを感じさせないほどの、かなりの美人だ。彼女を見ると、俺はいつも遺伝という言葉を思い出す。優美さんは、お母さんから色んな部分を受け継いでいた。整った顔かたち、ボリュームたっぷりの胸、色気のある仕草。きっと若いころは優美さんと同じくらいに魅力的だったのだろう。
 優美さんの料理の上手さも、母親譲りだと思う。きっと子供のころから、お母さんに料理を教わったのだろう。味付けが似通っている。

「直人クン、今日は遅かったわね」
「待たせちゃって、ごめんなさい」
「いいのよ。さあ、たくさん食べてね」

 微笑み方まで、優美さんに似ている。見ているだけで、癒されてしまうくらいだ。俺の父親が、どうしてこんな素晴らしい人と再婚できたのか、さっぱりわからない。
 この二人は、俺と優美さん、陽菜ちゃんの関係を全く知らない。
 二人がいない間に俺が優美さんのおっぱいを揉んだり、陽菜ちゃんに肉棒をしゃぶってもらったり、おまんこに挿入したりして、姉妹と気の赴くままエッチしていることを、全く知らないのだ。
 そのことを考えると、俺はいつも背徳感のようなものを感じてしまう。

「いつも、陽菜や優美と仲良くしてくれてありがとう。これからも仲良くお願いね」

 そんなことを言われると、なおさらだ。

「そういえば、相談ってなんだったの、陽菜ちゃん?」
「あっ……それは、なんでもないの」

 なんとなく思い出して聞いてみると、陽菜ちゃんは少し困ったように言った。
(何か、お母さんの前では言えないようなことでもあるのかな)
 色々邪推してみるけど、陽菜ちゃんに限って、そんな隠し事があるようにも思えない。直接聞くのもあれだし、陽菜ちゃんのほうから言い出すのを待つのがいいかもしれない。

「お兄ちゃん、お風呂出たら、わたしの部屋に来て! お姉ちゃんの新しいDVD届いたんだ。一緒に見よ?」

 ご飯を食べ終わるころに陽菜ちゃんに誘われたから、俺はさっと体を洗って、すぐに部屋に向かった。陽菜ちゃんも、待ちきれなかったようですぐにドアを開けてくれる。
(陽菜ちゃん、ほんとに優美さんのこと好きなんだな……)
 陽菜ちゃんは女の子が好きだ。きっと、お姉ちゃんが好き、という他に優美さんのことが好きな部分もあるのだろう。実際、あんなに綺麗で美人な女の子がいつも近くにいたら、そういう関係になってしまうのも仕方ないかもしれない。 

「陽菜ちゃん、この雑誌もコンビニで売ってたから買ってきたよ」
「あっ、お姉ちゃんが表紙の……! 明日から発売だって聞いてたのに」

 帰りに買ってきた、雑誌を陽菜ちゃんに見せる。巻頭グラビアを二人で楽しむ。変わった形の水着を着ていて、ビーチパラソルを持つ快活な姿が、素晴らしい。
 俺が持ち込んだPCの画面に、優美さんが映し出される。
 今回のイメージビデオは、優美さんが警官服を着ている姿から始まった。その警官服は胸のところが大きく空いていて、谷間を見せつけている。スカートはミニスカートで、ぴっちりとした黒タイツがむちむちした太ももを覆っている。警官帽から、ウェ―ブした髪が、くるくると伸びている。誘うように笑って、可愛らしく敬礼する姿に、胸を撃ち抜かれる。

「今度のお姉ちゃん、かっこいいね」
「最高だよね……」

 俺と肩を寄せ合っている陽菜ちゃんは、すごく集中して画面に見入っている。その横顔を見ているのも好きだけど、やっぱり、画面から目を離したくはない。俺も、一緒になって見入る。
 一通り見終わると、二人で満足してため息をついた。
(ムラムラする……)
 やっぱり、優美さんのDVDを見た後は、どうしても落ち着かない。股間が勃起している。しかも、陽菜ちゃんもなんだか落ち着かなくなっている。頬が火照って、時折むずむずとももを擦り合わせている。

「お兄ちゃん……」

 陽菜ちゃんが、切なそうに潤んだ瞳で俺を見上げる。でも、俺は精いっぱいの自制心で犯したい気持ちを抑える。

「今はお母さんもお父さんもいるから……見つかったらまずいって」
「でも……お兄ちゃん……」

 きっと、陽菜ちゃんの女の子の部分は濡れそぼっているんだろう。想像すると、はやくも我慢が出来なくなってくる。俺も陽菜ちゃんに気持ちよくしてもらいたい……

「触りっこ、するだけでいいから……」
「うん……」

 俺と陽菜ちゃんは、こっそりと二人で気持ちよくなることにした。
(つづく)






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