19, 2016
グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<26>
「ごめん、予定が変わっちゃった。事務所の前で待ってて! 今日は優美さん、事務所にいないから大丈夫!」
天辻さんからそんなメッセージを受け取ったから、俺はわざわざ事務所の前で遅い時間まで待つことにした。
向かうと一度決めたのに、心の中でもやもやした感情が渦巻いていた。
(天辻さんともう関わらないって、優美さんには言ったのに……)
優美さんとの幸せなエッチの様子が勝手に頭に浮かんでくる。優美さんのベッドでの、姉妹とのプレイ。二人のおまんこを交互にじゅぶりと突いて、味わった。そのあとの、メイド服プレイも最高だった。手や口で奉仕してもらって、最後はたっぷりナカ出しした。その時の映像はしっかり残っている。この間も、それを見ながらオナニーした。
それなのに、俺は堂々と優美さんが働くグラドル事務所の前で、天辻さんと待ち合わせしている。
罪悪感があるのに、やめられなかった。天辻さんとこれからすることを想像すると、胸がどきどきしてくる。高揚感でいっぱいだ。
「だーれだ?」
突然後ろから目隠しされた。温かい手のひら。ちょっと変な声。
背中に、柔らかい感触が当たっていてドキリとした。
どうやら、気付かないうちに事務所から出てきていたらしい。
「あー。えーっと……優美さん?」
「いるわけないじゃん。逆にいたら困っちゃうでしょ」
「それなら、うーん、天辻さん!」
「あはっ正解っ!」
バレバレだったけど、わからないフリをして付き合ってあげた。結構楽しんでくれたみたいだ。
振り返ると、天辻さんは私服姿だった。相変わらずセンスが良い服だ。
「今日の服、可愛くない? この間、新しく近くの洋服屋さんで買ってきたの!」
話を聞いていると、通りの向こうから綺麗な女性が歩いてくるのに目が行った。
すごくオシャレな服を着ている。ちょっと値が張りそうな服だが、それが似合うだけのオーラがあった。
なんと言っても目を引くのはその胸のボリュームだ。服の上からでも優美さんと同じくらいの胸の大きさがあるのがわかる。
(あの人、おっぱい大きいし、綺麗だな……)
顔も整っていて、なかなかお目にかかれないレベルの美人だ。
年齢は俺より明らかに上で、落ち着いた雰囲気を醸し出している。でもその少し眠たげな目が、どこか色っぽかった。隠そうとしているのに隠し切れない色気。
グラビアアイドルになれば人気が出るだろうな、と思いながら天辻さんとの会話に集中しようと思っていると、その女性がこっちに向かって歩いてくる。
そして、なんと声をかけてきた。
「ん……? あら、涼音ちゃんじゃない! おつかれさま」
「えっ! わっ! おつかれさまです! 侑子先輩!」
天辻さんは目を丸くして驚いた様子だった。俺にくっついていたところを、慌てて距離をとる。
(侑子って……もしかして!?)
その名前を聞いて、すぐにピンと来た。俺はこの色気あふれる女性を、随分前から知っていた。
長谷川侑子。33歳。グラドルの中では最年長の部類に入る。
数年前まではその美貌と上品な雰囲気で人気を博し、絶対的なトップグラドルとして君臨していた。「グラビア界の女王」として業界を一世風靡していたのだ。
しかし優美さんがデビューすると優美さんに人気を取られてしまい、30代になってしまったこともあって、人気は少しずつ低迷していった。熟女グラドルとして一部からは熱烈な人気を集めていたが、確か一昨年に活動休止を宣言した。一般男性と結婚して、産休していたはずだ。
つまり、人妻というわけだ。
活動休止前は、優美さんや天辻さんより胸のサイズが小さめで、確かFカップだったはずだが、今は以前より明らかに大きくなっていた。
どうやら、赤ちゃんを出産したことで胸が膨らんだらしい。Gカップは確実にあるな、と勝手に推測した。
そこまで考えて、大事なことを思い出した。
(そっか……侑子さん、子供を産んだらグラビアに復帰するって取材に答えてた。あれって本気だったのか……!?)
目の前にいる人物は明らかに、このグラドル事務所に仕事をしに来ていた。
あの長谷川侑子が復活する。まだどこにも明らかにされていない特報。
それを知ってしまった喜びで、グラドルファンとしては跳び上がりたくなる気持ちだった。
侑子さんが、笑みをこらえ切れない様子で天辻さんに聞いた。
「あれれ、もしかして……ボーイフレンド?」
「違います! ただの友達ですっ! ねっ、弟くんっ?」
「うふ、ほんとかしら。それにしては、距離が近いように見えたけれど……わたしにも隠さなきゃいけない事情でもあるのかな?」
「だから、そういうんじゃないんですっ! ほんとです、信じてください侑子先輩!」
「……まあいいわ」
信じていない様子で侑子さんはふいに俺に目を向けた。
「涼音ちゃんとそういう関係なら、またお会いするかもしれませんね。同じ事務所で活動している長谷川侑子です。よろしくお願いします」
侑子さんが俺にその完璧な笑顔を向けて軽く会釈した。大人びた余裕のある笑み。
「よ、よろしくお願いします! あの、突然ですけど、俺、長谷川侑子さんのファンだったんです!」
「あら、そうなの? もう一年以上も活動してないのに、覚えてくれてるだなんて嬉しいわ。ありがとう」
俺がファンだと知ると、侑子さんは敬語を外してくれた。
侑子さんのファンだったというのは紛れもない事実だった。優美さんがグラビア界に現れるまで、俺は侑子さんを一押しとして追いかけていた。
その長谷川侑子に話しかけてもらっているだなんて未だに信じられないくらいだった。こんな機会は二度とないに違いない。
もっと近づきたくて、ついこう言ってしまった。
「あのっ! せっかくなので、あ、握手してくれませんか?」
「ええぇ? ……ほんとはダメなんだけど、再デビュー前だからサービスしてあげる」
侑子さんが差し出してくれた両手を、しっかりと握る。やわらかい女性の手だ。
こうして近くにいると、いい香りがする。これまで嗅いだことのないような香り。大人の女性、という感じだ。
「あぁ、いーな。わたしだって大大大先輩の侑子先輩に握手なんてしてもらったことないのに」
「じゃあ、涼音ちゃんも握手する? 全然いいけど。うふ」
「わたしは侑子先輩レベルのトップグラドルになるのが夢なんです! それまでは握手しませんっ」
「そうなの? 初めて聞いたわ。涼音ちゃんならきっとなれるわよ。また会おうね、直人くん。わたしは打ち合わせがあるからそろそろ行かなくちゃ。ばいばい」
侑子さんは、軽く手を振って、コツコツとヒールの音を響かせて事務所に入っていった。
まさかこの時は、侑子さんと仲良くなれるだなんて俺は思いもしなかった。天辻さんとこういう関係になれたのも信じられないくらいだったのに。
最初は何気なかった出会い。出会った時は、その人とどのような関係になるかなんて、わからないものだ。
優美さん、陽菜ちゃん、天辻さん。俺には勿体なさすぎる可愛い女の子たち。今日は、彼女たちに加えて、新たなグラビアアイドルと出会った記念日になるのだった。
「弟君、侑子先輩にデレデレしすぎじゃない? 握手までしてもらっちゃってさー」
「ご、ごめんなさい……天辻さん、長谷川侑子が復活するって、知ってたの?」
「うん。でも事務所の人以外には教えちゃダメって言われてたから。まさか弟君があんなに食いつくとは思ってなかったし」
なんだか天辻さんは口を尖らせてそっぽを向いている。
ちょっと機嫌を悪くしてしまったようだ。俺に興味を持たせたくないのか、こんなことを言ってきた。
「ねえ、弟君。侑子先輩、結婚してるんだよ? お金持ちのイケメンと。知ってた?」
「ご主人、お金持ちなんだ」
「だって見たでしょ、あの服。あのカバン。全部高級ブランドだよ? なんかもう、羨ましいなぁ……うぅぅ。弟君も勉強してお金持ちになってよ」
「え……?」
その言い草だと俺と結婚するつもりみたいに聞こえる。そのことに気付いたのか、天辻さんは少し恥ずかしそうに話を切り上げて、俺の手を引いて歩き始めた。
「あー、とにかく、一緒にお家に帰ろ?」
最近の天辻さんのこういう姿を見ていると、仲良くなれてほんとによかったなと思う。会うことを優美さんに禁止されていても、それはやっぱり無理な注文だった。
……
天辻さんの家は、綺麗に片づけられていた。俺を呼ぶのを楽しみにしてくれていたのが伝わってくる。
さらに、珍しいことに天辻さん自ら晩御飯を作ってくれた。どんな物が出てきても美味しいと言ってあげることにした。
「あんまり期待しないでね? これ、練習だから」
出てきた料理は、優美さんには遠く及ばない出来だったけど、頑張っているのは伝わってきた。味はちょっと変わっていたけど、おいしいと言ってあげると天辻さんはすっかり機嫌がよくなった。
ご飯を食べながら話していると、急に天辻さんがそわそわした様子で言った。
「ねえねえ、考えてみたら、さっきのやばいかも……侑子先輩に、弟君と話してるとこ、見られちゃったよね」
「侑子さん経由で、一緒に居たのがバレちゃうってこと?」
「そう! 実はね、侑子先輩、優美先輩とすごく仲が良いの。うっかり喋っちゃったらわたしたち、ホントに二人で遊べなくなっちゃうかも。どうしよう……」
侑子さんと優美さんが仲が良い。想像するとしっくり来た。
同じトップグラドルとして人気を集めたグラドルとして、通じ合うところがあったのかもしれない。俺は優美さんをデビューしたての頃から追っていたから、当時の二人の雰囲気を知っている。ギスギスしているようには見えなかった。きっと、お互いに蹴落とそうとせずに、高めあう存在だったんだろうなと思う。
「ぼおっとしてる? 弟君?」
「あ、ごめんなさい」
「わたしは真剣に弟君とのこと話してたのに……」
天辻さんは軽く頬を膨らませた。
「何考えてたの? もしかして優美さんのこと?」
「ち、違いますよ……」
「わたしは弟君が優美先輩とエッチしても気にしないよ。でもわたしと二人のときは、わたしの話くらいちゃんと聞いてよ。もー」
「ごめんなさい……」
「別にいいけどさー。そういうのばっかりだと、もう遊んであげないからね」
そう言ってつんとした表情でスマホをいじり始めた。さっき撮影した手作り夕食の写真をSNSにあげているようだった。
かと思うと、からかうように悪戯っぽく笑った。
「冗談だってば。そんなにしょんぼりしないでよ。あ、そうだっ」
天辻さんは食べ終わった夕食の食器の上に箸を置いて、椅子から立ち上がる。部屋の奥へと向かって、押入れの中から箱を持ってきた。
通販の段ボール箱。カッターで開封し始める。
「ねえねえ……今日はね、用意したものがあるんだ」
開かれた段ボール箱の中身を見て、驚いた。
そこには、いわゆるバイブが入っていた。新品のピンク色のバイブ。先端がカリ首のように少し太くなっている。
「買っちゃった。今日はこれ、使おうよ? ふふっ」
天辻さんは新しいテレビゲームを買った、くらいの無邪気さで笑った。
(つづく)
05, 2016
グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<25>
「のどの奥に出すの、気持ちよかったですか、直人さん?」
幸せだった。メイド姿の優美さんにイラマチオをしてもらっだけでも最高だったのに、まだその続きをさせてくれるだなんて。
もう一度、優美さんの可愛いメイド服姿を目に焼き付ける。
品の良いモノトーンで全身を統一している。フリフリのヘッドドレスとエプロンとスカート、白い手袋とストッキング。こう説明すると本当に上品なメイド服を頭に浮かべがちだけど、グラビア撮影の時に優美さんが実際に着ていた衣装だから、本当はもっとエッチな服だ。胸元は大きく空いて、優美さんの巨乳の谷間を覗かせているし、お腹のところはきゅっと紐で絞られていてスタイルの良さを強調している。スカートはきわどいくらい短くて、下着がチラチラと見えている。
そんな姿の優美さんが、ベッドに寝転がって、俺の手を引く。
「もっと気持ちいいことしましょう、直人さん?」
メイドを演じてくれている優美さん。
主従関係の雰囲気を作るために、敬語を使って誘ってくれる。俺はつい興奮しきって、胸元のリボンを荒っぽく解き、服をずらして、たわわに実った巨乳をさらけ出させる。
「やんっ……直人ったら」
優美さんがくすくすと笑う。突然攻めたせいで、素が出てしまったみたいだ。
手に収まりきらない、ふにふにの柔らかいおっぱいを揉んで、先端で固くなった乳首をしゃぶる。ほんのり甘い味。優美さんは抵抗せずに、俺の愛撫に身を任せて、快感に身もだえる。
「んはぁ……直人、胸ばっかりぃ……直人さん、おちんちんも胸で挟んでみたいですか?」
「お、お願いします……!」
「それでは、わたしの上に跨ってください」
優美さんは寝転がったまま、俺を手招きする。優美さんのお腹のに腰を下ろして、豊乳の谷間に肉棒を寄せた。優美さんは両手で自分のおっぱいを左右からきゅっと中心に向かって寄せて、俺の肉棒をぴったりと挟んだ。まるでホットドッグのパンがソーセージを挟むみたいだった。たっぷりとしたボリュームのおっぱいは、余すことなく俺の肉棒を隠してしまった。
柔らかくて張りのある極上のIカップおっぱいが、カチカチの肉棒を優しく刺激してくれた。視覚的な興奮と、なんともいえない快感で、肉棒がびくびく震えるくらいよかった。
そのまま、優美さんはむにむにと掌で左右から圧を加えてくれた。たゆんたゆんと形を変える様子がいやらしい。
「おっぱいサンドだね? 直人さん、気持ちいいですか……?」
「最高です……!」
「もっともっと気持ちよくなってくださいね。動きたくなったら直人さんも腰を振っていいですよ?」
優美さんはぐりぐりとおっぱいを俺の肉棒に押し付ける。右手を下に。左手を上に。互い違いに両手を動かされると、優しく肉棒全体が刺激されてたまらなく気持ちよかった。その姿勢のまま、パイずり奉仕を存分に味わった。
メイド服の優美さんが、胸をこねくり回して、俺の肉棒を刺激する様子はいやらし過ぎて、いつまでも見ていられそうだ。
優美さんは、動かずにただ愛撫を受ける俺をくすくすと笑った。
「幸せそうな顔。直人ったら、ほんとにエッチなんだから……」
「くぅっ……優美姉さん、そろそろイキそうです……! 動いていいですか!?」
「うん、いいよ。わたしのおっぱいおまんこに、たっぷり精液かけてください」
優美さんのエッチな演技がたまらなくて、俺は優美さんの華奢な肩をつかんで、がしがしと腰を振り始めた。
「直人、すごく激しい……」
すでに絶頂が近づいていたから、最初からスパートをかけてピストンする。優美さんが両手で支えてくれている巨乳の間に、肉棒を目いっぱいこすり付ける。ふにふに柔らかいのに、しっかり押し返してくる優美さんのおっぱい。おまんことは違う感触でたまらなく気持ちよくなって、精液がどうしようもなくこみ上げてくるのを感じる。
「うっ……優美姉さん……!」
限界まで素早く腰を振って、絶頂の直前の快楽を楽しむ。我慢して我慢して……ついに、強烈な快感が体を走り抜けた。
どぴゅっっ!! びゅくっびゅるるるっ!!!
大量の精液が迸って、優美さんの顔にぴゅっ、ぴゅっとかかった。とろみのある白濁液が、優美さんの綺麗な顔を汚していく。
「やんっ……直人、すごい勢い……!」
優美さんは顔を背けつつも、やだぁ、と笑って、それほど嫌がる素振りは見せなかった。射精が一通り終わると、恍惚とする俺に、汚れたままの顔でにっこりと笑いかけた。
「いっぱい出たね……気持ちよかったね」
「つい、ぶっかけちゃいました」
「大丈夫だけど……かけるなら、今度から出す前に言ってね? びっくりしちゃったよ」
しばらく俺が余韻に浸る間、優美さんはおっぱいで俺の肉棒を優しくマッサージしてくれていた。根元から先端までをさすって、出きっていない精液を最後の一滴まで出させてくれる動き。とろとろと、鈴口から残っていた分が溢れ出した。
その気持ちいい刺激のせいか、肉棒はちっとも硬さを失わなかった。まだ続きができると思った。優美さんもそのことを読み取ったのか、いいタイミングで、喋りかけてくれた。
「ねえ、直人さん……わたし、まだ気持ちよくしてもらってません……」
頬が上気して、瞳がうるんでいる。発情した表情。優美さんがエッチしたがっているのがわかった。俺もまだまだしたかった。
「優美姉さん、じゃない……優美、いれるよ?」
「わたしのナカに、そのおっきいおちんちんをいれてください……」
優美さんが、にっこり淫らな笑顔を浮かべて、卑猥すぎるセリフを言った。普段とは違う優美さんの演技に興奮して、我を忘れかけた。目の前で、人気No.1グラビアアイドルが、メイド服の撮影衣装で挿入をねだってくるだなんて、たまらなかった。
俺はいったん立ち上がって、優美さんのお腹の上から離れる。
優美さんがぺたりと足を開いて、おまんこを俺に見せつける。最初から下着をはいていなかった。ぱっくりと開いて、ヌメヌメと濡れているのが見て取れる。
「ほら、はやく? わたしのナカをいっぱいかき回して、思う存分気持ちよくなってくださいね」
少し恥ずかしそうにしながらも、そう促してくれた。
優美さんが快感を求めて俺に服従してくれている。興奮で頭に血が上る。そのせいで俺はいつもより少し調子に乗って、これまでにしたことのない行動に出た。
「えっ? やだぁ……! なおとぉっ!」
俺は優美さんの太ももを持ち上げて、優美さんの上半身のほうに持っていく。優美さんはバランスを崩して、足を宙に浮かせた。スカートがひっくり返る。器械体操で言ったら、開脚後転の途中のような体勢。俺は優美さんをそのポーズで固定した。いわゆる、まんぐり返しの体勢。
お尻から太もも、膝へのラインがきれいに見える。そしておまんこがさっき以上にぱっくり開いて、奥のほうまで覗けた。桃色のビラビラの奥に、うごめくヒダヒダ。ものすごくエッチな光景に、興奮がますます高まって肉棒が最大限に固くなる。
「こんなの、恥ずかしいってばぁ……!」
「お姉ちゃん……そんな格好……」
優美さんはさすがに恥じらって、体を軽く揺らして抵抗した。撮影役の陽菜ちゃんも、思わず顔を赤らめている。でも本気で嫌がっているわけではなくて、冗談交じりに楽しんでいるようだ。
「ゆ、優美姉さん……ダメですか?」
「もう……今日だけだからね……?」
優美さんがちょっと目線を反らしながら言う様子が、可愛かった。
ガチガチに固くなって、快感を予感してヒクヒク震える肉棒を、優美さんのおまんこに挿入する。いつもと違って、垂直に下に突き込む感じだ。上から優美さんを見下ろす光景。肉棒に、いつもの体位と違うところが当たって気持ちがいい。柔らかいヒダヒダの中を進んでいくと、開き気味だったおまんこがキュッと締め付けてくる。
(最高だ……めちゃくちゃきもちいい……!)
優美さんのおまんこは、やっぱり極上だった。何度挿入しても飽きない快感。
「んあぁ……っ! なおとぉっ!」
優美さんは相変わらずたまらなそうな表情で、俺の肉棒を受け入れる。根元まで挿入すると、いつもより奥まで肉棒を押し込めている感じがした。
そのままピストンすると、コツコツと奥に亀頭が当たる。そのたびに、優美さんは気持ちがよさそうに体を震わせた。
「直人っ! それ、気持ちいい……! もっと奥にいっぱいぃ……!」
甘い声でよがる優美さんがたまらなかった。ますます勢いを増してじゅぶり、じゅぶりと出し入れする。結合部分から愛液が溢れて、ぴちゃぴちゃと飛び散る。突く度に、優美さんの胸がぷるぷる揺れる。さっきかけた精液がとろとろと谷間に流れていく。
うねうねうごめく優美さんのおまんこは最高の感触だった。柔らかくてヌメヌメの媚肉が、肉棒に絡みついて離さない。膣の中で少し動くだけで、気持ちよくてたまらない。
優美さんが喘ぎながら、俺に語りかける。
「直人とエッチしてると、幸せな気分……気持ちよくて溶けちゃいそう……はあぅっ!」
「俺もです……!」
「これからも仲良くしようね……あんっ! いっぱい、エッチしようねっ」
「優美姉さん……!」
優美さんに求められていることが嬉しくて、興奮がマックスになる。
いつもと違う体位だったのもあって、一気に快感が押し寄せてすぐに射精しそうになってくる。懸命にこらえながら腰を振っても、我慢できそうになかった。
「優美姉さん……もう出そう……!」
「わたしも、イキそう……! いいよっ、直人!」
絶頂の一歩手前、最後に目一杯腰をかくかく動かして、快楽を味わう。メイド服プレイを始めてから三度目の射精を前にして、まともに息がつけないくらい気持ちがいい。優美さんも喘ぐ声のトーンがあがっていって、おまんこの締め付けがどんどん強くなっていって――
「んあぁっ! イクぅっ!」
「優美姉さんっ!!」
びゅるるるるっ! どぴゅっ! びゅくっ!
一気に精液が放たれて、優美さんの奥に溜まっていく。さっきあんなに射精したのに、なかなか射精は終わらなかった。出すたびに震えるような快楽で全身が満たされる。おまんこに最後の一滴までしぼられるかのようだった。
脈動が止まってからゆっくりと肉棒を抜く。膣の内側に白濁液と愛液が混ざったものがトロリと糸を引いた。
恍惚とした表情を浮かべた、メイド姿の優美さんはエッチだった。俺をぼんやりと見上げながら囁いた。
「気持ちよかったね……? 何度もイかせちゃったけど、大丈夫?」
「壊れそうなくらい気持ちよかったです……」
さすがに射精のし過ぎのようで、玉が引き攣ったみたいな感じで、かすかに痛かった。
これが、メイド姿の優美さんとのエッチだった。
だが、これはまだまだ始まりに過ぎなかった。この先優美さんにメイド服以外にも色々な撮影衣装を着てもらってエッチした。どれも最高に気持ちいいエッチで、回数を重ねるたび、優美さんとますます仲良くなっていった。
でも……これだけ気持ちいいエッチをさせてもらって思う存分射精したのに。
俺はそれでも天辻さんと縁を切ることが出来なかった。
……
こうして優美さんと思う存分エッチした後、俺はスマホに天辻さんから連絡が届いていることに気が付いてしまった。これだけ優美さんに色々してもらっても、他の女の子のことも気になってしまうのが男の性だ。
「弟くーん! 今何してる?」
「さっきまで寝てました」
「優美先輩に怒られちゃったかもしれないけど、わたしはもっと弟君と仲良くしたいよー! だめ……?」
こんな風に言われて、俺はどきどきしてしまった。
天辻さんが俺のことを求めているのは明らかだった。優美さんとの約束を守るのならば、すぐに断るべきだったのだろう。でも男としてそんなことは不可能だった。
どう返せばいいか迷っていると、少しずつメッセージが送られてくる。
「優美先輩に連絡しちゃダメって言われた?」
「はい……」
「わたしだって、優美先輩には申し訳ないって思ってるよ? 弟君が優美先輩のこと大好きなのは知ってたし、優美先輩には前から手を出さないでって言われてたし」
「天辻さんのせいじゃないです」
「そうだよね! わたしたち、我慢できなくなっちゃって、いつの間にかああいう風になっちゃったよね」
(天辻さんが誘ってきたのは間違いないかも……)
ちょっと苦笑いしているとまたメッセージが来る。
「しょうがないじゃん……とりあえず一回会おうよ」
断りにくい流れだったし、天辻さんに会いたくなってくるのが自分でもわかった。
「わかりました」
「やったー! ありがとー! 弟君だいすきー!」
本当にうれしそうな文面で、思わず俺もにやけてしまう。
「いつにしますか?」
「今度、イベントやるんだ。優美先輩がイベントやってたところ。優美先輩はその日、遠くに泊まり込みでグラビア撮影だよ。そのときに会いに来てくれる?」
俺は結局、優美さんに内緒で天辻さんに会いに行くことにした。
最初からわかりきっていたことだった。結局、俺は天辻さんとエッチするのをやめられなかった……
(つづく)