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グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<37>

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 俺はある休日のお昼頃、侑子さんと約束した、二人きりのデートに出かけた。

「侑子さん、一体どういうつもりなんだろう……?」

 俺に興味が湧いたと言って、デートに誘われた。
 脳内では、エッチな妄想が早くも膨らみ始めている。本来は旦那さんのものであるはずの、人妻グラドルの女体を味わう妄想。
 あの柔らかそうなおっぱいを揉みしだいて、乳首を咥えて吸う。侑子さんのファンなら誰でも見たがる、例の乳房の<ほくろ>を独り占めして、舌を這わせる。
 きっと、侑子さんも積極的に俺に絡みついてくるに違いない……あのすべすべした太ももで俺の足を挟んで、手のひらで俺の背中を撫でたり、頬に触れたりして、ついには俺の肉棒を優しくしごいてくれるはず。
 ぽってりとしたあの唇とキスをして、舌を絡める。男が好きそうな侑子さんのことだから、ディープキスは上手に決まっている。

「朝起きてからずっと、侑子さんのことが頭から離れない……」

 冷静になって考えてみると、ここまで夢中になって妄想してしまうのはおかしなことだった。
 涼音さんの時は、何度もアプローチされて肉体関係を持ってしまった。そのつもりはなかったのに、お風呂上がりの女体で誘われ、ついつい手を出してしまった。
 あの時は、まだ意思が強かった。優美さんと陽菜ちゃんに悪いと思って、欲求を抑えようとしていた。しかし、一度涼音さんとのエッチの味を覚えるともうダメだった。女の子たちとのエッチは、他の人と同じなんてことは絶対になくて、涼音さんには涼音さんの良さがある。グラドルの味比べをするのは男としてこんなにも幸せなものなのかという心地にさせられた。
 それに比べて今は、自制心すら崩れ始め、早く侑子さんとエッチがしたくてたまらない。まるで花にふらふらと引き寄せられる虫のように、気が付いたら会いに行っていた。
 侑子さんの溢れ出る色気がそうさせているのも間違いなかったが、俺自身の精神が、女の子たちとのエッチを続ける日々にトロトロにとろけさせられて、弱くなっているのも確かだった。

「このままじゃ、よくない……」

 この間の、キッチンでの優美さんとのエッチを思い出す。侑子さんとの妄想が頭から離れなくて、ついつい優美さんと侑子さんの姿を重ねてしまった。
 思えばあれは一時の気の迷いだ。優美さんはやっぱり唯一無二の存在だった。女神様のような。俺の童貞を卒業させてくれた、最高の義理のお姉さん。あんな風に、性欲を処理するだけのようなエッチをしてはいけなかった。
 いずれにせよ、気持ちを惑わすだけの魅力が、侑子さんにあるのは間違いなかった。

「直人くん、おはよっ」

 待ち合わせ場所にすでにいた侑子さんは、相変わらず人目を惹くほどの美人さんだった。通り過ぎていく男たちが、ちらちらと盗み見ているのが俺には分かった。今日は大人っぽい服装で、肩の部分が切り取られていて、白い肌を見せている。
 
「ねえねえ、今日の服、似合ってる?」
「すごい似合ってます。肩のところとか、おしゃれで……」
「ふふ、ちょっと目つきがやらしい。別に嫌じゃないけどね。むしろ、若い男の子にそんな風にみられると嬉しくなっちゃう」

 侑子さんが見たい映画があると言われ、一緒に見に行くことになっていた。侑子さんは楽しそうに、俺を連れて映画館へ向かって歩いていく。どうやら侑子さんがリードしてくれるらしかった。

「出さなくていいわ」

 窓口でチケットを買うとき、お金を出そうとすると、当然のようにそう言われた。なんだか格好悪いと思って出そうとしたが、有無を言わせずに侑子さんがクレジットカードを出していた。高級ブランドの財布をちらりと見ると、お札は最低限しか入っていなかった。

「最近カードしか使わないの」

 庶民とは違う感じがして、なんだかすごい人と一緒にいるような気にさせられた。
 字幕の洋画を隣に座って鑑賞した。家だとグラビアのDVDばっかり見ているから普段は映画は見ないけど、その映画は飽きずに見れた。綺麗な海外の女優さんが演じる人妻が、既婚男性との不倫の末破滅へと追い込まれる映画。R15指定でエッチなシーンもあって、ドキドキした。侑子さんがどういう気持ちでこれを見ているんだろうと気になって、ちらちらと表情をうかがうと、平然とした顔をしていた。最終的に女優さんは何もかも失って、不倫相手の俳優さんが妻にひどい目にあわされる悲しい終わり方だった。自分と重ね合わせると怖くてたまらない。
 俺は若干冷や汗をかいていたが、上映が終わると侑子さんは満足した様子で言った。

「面白かったね」
「そ、そうですね……やっぱり、不倫ってよくないですね……?」
「なぁに、その表情。ヘマするからああいうことになっちゃうんだよ」

 侑子さんはよく映画を見るらしく、色々なことを語ってくれた。この俳優は有名な人で、何賞を取っただとか、この監督さんの作品が面白いだとか、かなり詳しいみたいだった。
 そのあとは、近くにあった美術館に入った。相変わらず入館料は侑子さんが払ってくれた。例のカードを使って。

「ううん、気にしないで。直人君に付き合ってもらってるんだもの」

 晩御飯も侑子さんが行きつけのところに連れて行ってもらえると聞いていたから、お小遣いを多めに持ってきていたけど、杞憂に終わりそうだった。
 侑子さんは絵画も詳しいようで、俺が知らない海外の絵について色々と語ってくれた。

「そろそろお腹、空いてきたね」

 連れていかれたのは、入ったことすらないような高級ホテルのレストランだった。侑子さんと一緒にいておかしくないように、少しきっちり目の服を着てきていたけど、それでも自分が浮いている気がした。

「もしかして、ここも……」
「うん。お題は気にしなくていいよ。好きなもの頼んでね」

 英語で書かれたメニューが読めず俺があたふたしているのを見て、侑子さんはちょっと楽しそうに笑った。どこか嗜虐的な笑みに思えて、やっぱりこの人はSなんだろうなと思った。

「あんまりこういうところ来ないでしょ。緊張してるね。初々しくてかわいい」
「あの……これ……」
「うん、どうしたの? わたしはもう決めたけど」
「俺、英語が……」
「読めないの? 仕方ないんだから……耳、ちょっと赤くなってるわよ」

 わかっているだろうに、いじめてくるあたり、すっかり俺で楽しんでいた。頬杖をついて、愛玩動物でも愛でるような視線。
 侑子さんは飲み物にシャンパンを頼んで、いつのまにか俺のグラスにもそれが注がれていた。

「本当はダメだけどね」

 慣れないもので緊張しきりのディナーを終えるころ、俺は酔っていなかったけど、侑子さんはほんのり頬を染めて、ほろよい気分のようだった。ますます色っぽくなった侑子さんは、こっそりと温まった指を俺の手のひらに絡めてきた。

「楽しかったね……それじゃあ、行こっか」

 すっかり暗くなった夜の都会に、侑子さんが俺を引っ張っていく。どこへ行くのか聞かなくても行き先はわかりきっていた。侑子さんに気に入ってもらえたようだった。
 これから、侑子さんとエッチすると思うと、ワクワクしてきて、期待で胸がいっぱいになる。隣にいる、いい匂いのする侑子さんを抱いて、好きなようにできる。このおしゃれな服を脱いだ侑子さんの姿や、どういう風にエッチするのかを想像すると、すでに肉棒が勃起を始めていた。

「優美に連絡した?」
「まだしてません」
「ダメじゃない。今日はわたしと一晩、お泊りでしょ?」

 迷いは少し残っていたけど、侑子さんとエッチしたい気持ちが大きすぎて、我慢できなかった。たとえ拒もうとしても、侑子さんも俺を帰らせるつもりはなさそうだった。

「侑子さんこそ、旦那さんは……」
「出張中なの。赤ちゃんも一晩預けてるわ。だから、誘ったの」

 侑子さんが向かった先はラブホテルだった。それも、ちょっと上品で値が張りそうなホテル。ロビーに入るといい匂いが漂っていた。

「カードで」

 侑子さんはそこでも俺に一切お金を払わせずに、一番いい部屋を取ったのだった。エレベーターで俺に向き合って、俺の頬につつ、と手のひらを当てる。
 
「ふふ、さっきからずっと緊張した顔。可愛いんだから……ここも、来るのは初めて?」
「そうです……しかもこんないいホテルなんて」
「いいのよ、今夜はいっぱい楽しみましょ?」

 そう言って、自然な流れでキスをされた。唇をついばむようなキス。お酒の匂いが、侑子さんの熱い息と一緒に入ってくる。我慢できなくなって、そのまま舌を入れて、ディープキスにもっていった。侑子さんは最初は驚いたようだったけど、すぐにヌルヌルの舌が絡みついてきて、逆にせめられてしまった。気持ちがよくなって、頭がぼんやりしてしまう。

「やだ、直人くん積極的……楽しみになってきちゃった」

 侑子さんもすっかりスイッチが入ったようで、目元がとろんとしてきている。
 その部屋は豪華だった。ピンク色のシーツが敷かれたベッドにはピンク色の天蓋がついていて、ピンク色のレースカーテンが引かれている。間接照明がぼんやりと部屋を照らし、甘い蠱惑的な匂いが立ち込めていて、この場にいるだけで気分が高まってくる。

「なーおとくん、ふふっ」

 ほろ酔いの侑子さんが抱き着いてきて、そのままベッドに倒れこむ。侑子さんが仰向けになった俺の上にのしかかって、視界にはベッドの天蓋と侑子さんしかいなかった。息があたるくらい近い。ピンク色の世界で二人きりになる。

「シャワー浴びるの面倒くさくなってきちゃった。いいよね?」
「侑子さんがよければ……」
「なにそれぇ、直人くんも早くしたいくせに。自分ばっかりいい子ぶっちゃって。直人くんは、これから人妻と不倫するの、わかってる?」
「俺は誘われただけで……」
「わかっててついてきたんでしょ? ふふ……いいわ。そんなこと言ってられるの、最初だけだから。次からはきっと、直人くんがわたしのこと、誘うようになるわよ」
「……やめられなくなっちゃいそうです」
「だよね? ほらぁ、わたしのお尻の下で、直人くんのすっごく硬い」

 腰を軽く揺すられると、擦れて快感が走った。
 侑子さんは俺の首の後ろに腕を絡めて、またキスをした。今度は男を欲しがるような濃密なキス。こんな風に、欲望をぶつけられるようなキスをされるのは初めてだった。女性は三十代を超えると性欲のピークが来る、なんて話を聞いたことがあったけど、侑子さんはその通りに興奮しきっているようだった。

「ん……ちゅ……ちゅぱ」

 唾液が絡む卑猥な音。部屋の甘いフレグランスと侑子さんの香りとお酒の匂いが混じった、たまらない匂い。そして頭にもやがかかるようなキスの快感。どうにかなりそうだった。
(つづく)
「涼音編」を最初から読む
おすすめ作品紹介






<R18アニメ>アラルガンド<濃厚なフェラ描写>

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突然ですが、今日から気が向いたときにオススメのエロアニメを紹介していこうと思います。

「多くの人に、これまで自分が楽しませてもらった作品を楽しんでもらいたい」

そういう意図で、この記事を書かせていただきます。

R18小説を書くときに、教科書として参考にした作品も多々あるので、ぜひ読んでみてください。

さて、本日紹介する記念すべき最初のR18アニメは「アラルガンド The animation」です。
アラルガンド the animation

サンプル動画はこちら

とりあえずサンプル動画だけでも見てみてください。アニメーションがひたすらエロい……
15分のアニメーション二本立ての作品になっていますので、一つずつ紹介していこうと思います。

<ブックマーク>
403jdxa57321-3 アラルガンド mini1

メイドリフレで通常コース以上のサービスを受けちゃって……という作品です。
学生の小井出は普段からメイド店員のアンちゃんに耳かきをしてもらっていますが、日に日にサービスが過激になっていて、その日は耳をぺろぺろしてもらっちゃいます。
性器もイジってもらいながら、ついにディープキスにまで発展。
しかし、「お店は本番NG」のため、続きはお預け。別の日、小出はアンちゃんの自宅に招かれて……?
自宅でたっぷり溺愛されちゃう場面は必見です。

何が素晴らしいって、女子大生のアンちゃんが変態そのものなところ。キスが大好きでべろちゅーばっかりするところや、小井出くんが絶頂しても、何度も何度も求めてくるところがたまりません。
優しく筆下ろししてもらう小井出くんが、きっと羨ましくなると思います。

<レベルC>
403jdxa57321-5 アラルガンド mini2

「内ほほが、巨大なちんぽに張り付いて、青柳の端正な顔を歪めていた――」
学園のマドンナが、裏で自身のセックス動画をクラスメートたちに売りつけている、という話です。

クラスメートたちは、いつしか派閥に分かれ、それぞれグループを形成する。そのグループに、主人公の野崎はレベルを付けていて、冴えない野崎はレベルC、学生副会長で見た目もかわいく性格のいい青柳さんはレベルSに属しているというわけです。
野崎はある日、とあるDVDを買うよう青柳さんにせがまれ、自宅で再生してみると、そこには青柳さんが熱心にフェラする様子や、挿入されてたまらなそうに喘ぐ場面が映されていました。
「興奮してくれた?」
青柳さんにたびたびDVDを買わされるうちに、ついに、青柳さんにホテルに誘われて……?
ラストにはちゃんとオチがあって、そういう部分でも楽しめます。

とにかく、フェラ描写が凄まじい作品です。ほんっとにこれはヤバい。レベルSです。

どちらの作品もトップクラスの出来だと思います。ぜひ、今夜のお供にオススメ。
さて、この作品は、世徒ゆうきさんのコミック「アラルガンド」を原作にしています。

224book5261pl アラルガンド comic

「口って性器だったっけ……?」と思うほどのフェラ描写に定評がある漫画家さんです。

漫画版には、アニメ版ではクローズアップされていないアンの変態な一面がさらに描かれた後日談や、レベルSの続編も収録されています。
他にも素晴らしいクオリティの作品が様々収められているので、アニメ版はもう見たことがある人にも、オススメです。

224book5261jp-002 アラルガンド comic2
↑この子もめちゃくちゃエロい……
以上、今日の紹介記事でした。



グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<36>




 侑子さんと例の約束をした後、俺はそれが効果を表すのをしばらくの間待っていた。
 こうして優美さんを罠にかけるようなことをするのは本当に申し訳ないが、今はこれ以外に方法がない。一時的に騙されてもらって、仲を取り戻す。ちょっと心が痛いけれど、優美さんに嫌われるわけにはいかないから、苦肉の策だ。
 苦労した甲斐あって、侑子さんがどう言い繕ったのかは知らないが、その日のうちに優美さんは俺に話しかけてくれるようになった。

「わたし、何か勘違いしてたみたい……」
 
 優美さんはそう言って、ちょっと申し訳なさそうにしていた。
 どうやら、まだ釈然としないところがあるみたいだけど、とりあえず機嫌が直ったから、安心した。

「侑子の話を聞いたら、考えすぎだった気がするし……直人、最近、もう涼音ちゃんとはそういう関係やめたんだよね?」
「や、やめました……」
「うん、約束したもんね」

 優美さんはすっかりいつも通りに戻っていて、にっこりと笑顔を浮かべた。疑いはほとんど晴れていて、侑子さんがどう口車に乗せたのか気になるくらいだった。
 その日のうちに撮影は終わり、侑子さんは例の高級車に乗って、帰っていった。帰り際、こっそりと俺にこう耳打ちした。

「今度のデート、楽しみにしてるね」

 俺はそれだけで興奮してしまうのだった。グラドルの女王様的な存在の侑子さんと二人きりで遊びに行ける。きっとその後には、お楽しみも待っているはずだ。想像するだけで生唾を飲んでしまう。
 こうして侑子さんと仲良くなれたのも、涼音さんとのあれこれがあったおかげだと思うと、むしろ感謝したくなってくる。優美さんと涼音さんとの関係で頭を悩ませていたが、思いもよらないところで良いこともあるものだと思った。
 俺は侑子さんと会う日が楽しみで仕方なくなるのだった。

……

 侑子さんと二人きりで会うのなら、きっとその後、エッチなこともさせてもらえるはず……。
 砂浜のコテージで、絡んできた侑子さんの生足のすべすべした感触を思い出すと、興奮してたまらなかった。
 俺は棚から侑子さんのDVDを取り出す。ジャケットには、下着姿で優しく微笑む侑子さんの姿。「1日限定妻/長谷川侑子」というタイトルだ。
 PCに読み込ませると、画面には、家の中で、胸のところが大きく開いたエプロンを着た侑子さんが映し出される。

「今日1日だけ、あなたの妻になってあげる」

 掃除や洗濯、食器洗いなど、家事をこなす中で、少しずつ服を脱いで行って、ついには下着姿になる。
 そのまま、ベッドに横になり、悩殺的なしぐさを見せる。寝返りを打つと、胸がふにふにと変形して、たまらない。
 大きなお尻、引き締まったお腹。胸は今と比べると少し小さいが、それでも大きい。グラマラスなその姿は、見ているだけで勃起してくる。他のグラドルとは段違いの色気を放っていた。女王様と言われるだけのオーラがあった。誘うようなその表情を見ていると、画面の向こう側に手を伸ばして、すぐにでもその胸を揉んで、むしゃぶりついて、犯したくなってくる。
 ただ、見ている最中に気が付いたのは、実際に人妻になった今のほうが、よっぽど色気が増しているということだ。はやく画面越しではなく、侑子さんに会いたくなった。
 
「ダメだ、ムラムラしてきた……」

 そう呟いて、ふと邪な考えが頭をよぎった。
 その日は家に家族がいなくて、陽菜ちゃんも出かけていた。そして何より、優美さんが仕事がオフで、家にいるのだ。
 さっき一緒にお昼ご飯を食べて、今はキッチンで食器を洗っているはずだった。
 今、家には優美さんと俺だけしかいない。こんなにムラムラしているときに、二人きりで我慢できるわけがなかった。

「エッチしたい……」

 俺は自分の部屋を出て、キッチンに向かう。
 優美さんは予想通り、食器を洗っていた。いつか裸エプロンでエッチした時と同じエプロンをして、かすかに鼻歌を歌いながら、洗剤を泡立てている。

「直人、どうしたの? おやつ食べる?」

 優美さんはちらりと俺を見て、にっこりと微笑む。
 頭の中で、その姿が、さっきDVDで見たエプロン姿の侑子さんと重なった。1日限定妻。1枚ずつ服を脱いで行って、最後には下着姿になる。
 ムラムラして仕方なかった。今、自分は侑子さんと優美さんのどちらに欲情しているのかわからなかったけど、とにかく、射精しないとどうにかなりそうだった。

「優美姉さん……」

 俺は食器を洗い続けている優美さんを、後ろから抱きしめた。優美さんはびっくりしたようで、食器を洗う手を止めた。

「やだ、直人……急にどうしたの?」

 くすくすと笑いながら、おかしそうに言う。
 俺は黙って、エプロンの上から、優美さんの胸に手のひらを当てた。下から上に揉みあげるようにする。
 長い髪に顔をうずめると、いい匂いがする。興奮が高まって、肉棒がそそり立つのが分かった。

「ちょっと、直人……おっぱい、触らないで」
「優美姉さんのおっぱい、柔らかい……」
「ダメよ、今、食器洗いの途中だから、やめて」

 優美さんが困ったような声で優しく叱ってくれるが、俺は止まることが出来なかった。こうして無理やり優美さんを襲うことなんか、滅多にない。自分でも変だと思うけど、今はとにかく射精したくてたまらなかった。
 侑子さんのせいかもしれなかった。まるで毒を仕込まれたかのように、脳が肉欲に支配されている。
 揉んでいる胸の感触は、間違いなく優美さんのものなのに、今、自分は侑子さんに欲情しているのか、優美さんに欲情しているのか、よくわからなくなった。

「あん……そんなに揉まないで? まだ昼間だよ……? もう……」

 無意識に肉棒を優美さんのお尻に擦りつけていると、優美さんは食器洗いをやめ、手をタオルで拭いて、俺の手の上にその手を重ね、その手を離させた。

「むらむらしちゃったの? お猿さんみたいにエッチなんだから……」

 優美さんは胸ほんのり頬をそめて、目元が緩んでいる。あれだけ胸を揉んだだけあって、少し感じていたようだった。
 俺に向き合って、俺のズボンのジッパーに手をかけた。おろし切って、俺の肉棒を取り出す。ガチガチに硬くなった肉棒が、勢いよく飛び出した。
 それを片手でシコシコとしごいてもらうと、甘美な感覚が訪れて、思わずため息がこぼれた。
 優美さんはしごきながら言った。

「こんなに固くしちゃって……せっかくだし、今日はおっぱいでする?」

 優美さんは、ふふ、と笑いながら、エプロンを脱いだ。
 服を脱いでいく姿が、またDVDの侑子さんと重なった。なんだか侑子さんとエッチしているような気分もしてきて、余計興奮してくるのがわかった。
 優美さんがすっかり服を脱いで、ブラジャーも外してしまう。たゆん、と揺れる巨乳が目の前にあった。先端で、ピンク色の乳首がつんと上を向いている。

「わたしのおっぱいで、たっぷり気持ちよくなってね?」

 優美さんがキッチンの床に膝をついて、俺の肉棒の前でおっぱいを揺らす。
 俺はそのおっぱいから目が離せなくなった。白くてもちもちした肌に、硬くなった乳首。優美さんが少し動くだけで、ぷるぷると揺れている。
 優美さんのおっぱいは、陽菜ちゃんや涼音さんよりも大きい。形もよくて揉み心地も最高だ。そんなおっぱいで肉棒を挟んでもらうのは、何度やってもらっても興奮する。
 肉棒を左右から挟んでもらうと、柔らかくて温かい感触で包まれる。先っぽの亀頭だけが、谷間から顔を出している状態になった。そこに、優美さんはぺろん、と舌を出して、涎をたっぷりと垂らしていく。光る涎がとろとろと滴っていくその光景が、言い表せないくらい卑猥だ。

「今日は特別だからね? これからは、食器洗いの邪魔しないでよ?」
 
 そう言いながら、おっぱいの左右に手を当てて、優しく圧迫してくれる。そのまま、胸をおっぱいに動かしてくれて、肉棒を擦ってくれた。
 天国にいるかのような快感。優しい刺激で、少しずつ射精感が高まっていく。優美さんが一生懸命手のひらでおっぱいを動かして、俺を気持ちよくしようとしてくれている。
 ふと、侑子さんにパイずりしてもらう自分の姿を妄想した。侑子さんのおっぱいは、優美さんや涼音さんと比べて、どんな感触なんだろうか。もっとハリがあるのか、柔らかいのか……はやく揉んでみたい。乳首にしゃぶりついてみたい。

「直人……? 今、別のこと考えてなかった……?」

 優美さんが、ふと手を止めて俺のことを見上げる。その表情は、ちょっと不安そうだった。
 以前、俺が涼音さんと初めてエッチした時も、変に勘が鋭かった。さすがにバレることはないとは思いつつも、ちょっと怖い。慌てて言い訳を考えた。

「もう、イっちゃいそうで……我慢するために、気を紛らわせてて」
「なんだ、もう出ちゃいそうなの? このまま、おっぱいに出しちゃっていいよ」

 そう言って、またパイずりを続けてくれる。
 グラドルのIカップおっぱいが肉棒を包み込む極上の快楽が再び訪れて、一気に射精の予感が高まっていく。

「おちんちん、ビクビクしてきたね? そろそろ出ちゃいそう? ふふ」

 優美さんが、再び涎を谷間に垂らしていく。亀頭が優美さんの唾液にまみれて、きらきらと光っていた。
 ヌルヌルするおっぱいの谷間でしごかれて、限界が近かった。自ら腰を振って、優美さんのおっぱいにすりつける。途方もない快感とともに、どうしようもなく精液がこみあげてくるのを感じた。

「優美さん、出るっ……!」
「いいよ、出してっ!」

 優美さんが、口を開いて、ぺろりとべろを出す。
 俺は、谷間から肉棒を引き抜いて、優美さんの口の中に向かって射精した。
 びゅるっ! びゅくびゅくっ!! ぴゅるるっ!
 白濁した液体が、勢いよく優美さんの口の中に注ぎ込まれる。何発か外れて、優美さんの顔にかかってしまった。

「きゃっ、直人、すごいいっぱい……」

 優美さんは、射精が終わった肉棒にさっそく吸い付いた。亀頭が優美さんの舌で、綺麗に舐め取られていくのがわかる。じゅるじゅる、と音を立てて吸われて、尿道に残っていた精液が余計にぴゅるっと出てしまった。

「れろぉ……」

 優美さんは顔にかかった精液を指で掬い取って、その手のひらに、口の中にたまった精液を吐き出した。

「こんなに出しちゃって……もう、わたしが家事してる時は、ちゃんと我慢しててね?」
「優美姉さん、おまんこにもう一回出したい……」
「えぇ……? だめ、いったん終わり。食器洗ったり、いろいろしないと……」

 まだ物足りなかったが、ムラムラが収まってきたから、優美さんの言うことを聞くことにした。
 めちゃくちゃ気持ちよかったけど、結局俺は優美さんと侑子のどっちに欲情していたのか、わからなかった。
(つづく)






グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<35>




 ハーレムへの道が瞬く間に遠ざかっていく予感を俺を感じていた。
 優美さんは、侑子さんに俺が涼音さんと一緒に事務所に来ていたことを聞き、困惑しきっていた。

「え、ちょっと待って……なんで?」
「だから、直人君、涼音ちゃんと付き合ってるんでしょ? あんなにイチャイチャして、違うなんて言わせないわよ?」

 侑子さんはただ、面白おかしい話として、俺をからかっているだけのようだったが、俺からしてみれば七面倒この上なかった。

「だ、だからあれは違いますって……」
「……直人、あとで、詳しく聞かせてね?」

 無理やり作ったような笑顔で言われて、俺は唾をごくりと飲みながらこくりと頷いた。
 俺のことを、義理の弟で通している侑子さんがいる手前、この場で話は出来ない。ただ、急に雰囲気がギスギスしだし、優美さんはあまり喋らなくなった。

「それじゃあね、直人君と陽菜ちゃん。わたしたち、着替えてくるから」

 侑子さんは優雅に手を振り、二人は水着に着替えるため、更衣室に入っていった。コテージの椅子に並んで腰かけた陽菜ちゃんが心配そうな顔で言った。

「お姉ちゃん、怒ってたよ……」
「かなり、マズいよな……涼音さんとまだ続いてること、白状するしかないのか……?」
「あんなに怒ってるお姉ちゃん、見たことないかも。今、本当のことを言ったら、きっと二度と口きいてくれなくなるよ……」
「そんなにか……?」
「うん。絶対あれは、刺激しちゃだめだよ」
「今はタイミングじゃないってことだよな……とりあえず、今は誤魔化すしかないのか?」

 どうすればいいんだ、と俺はひたすら頭を捻った。
 陽菜ちゃんによると、今は噓をつくしかないみたいだ。そうやって先延ばしにして意味はあるのかと思ったが、このタイミングで白状したらビンタで済まないような気もしてくる。
 一度、涼音さんとそういう関係になったのを見つかって、許してもらったのに、まだ涼音さんと続いていることが明るみに出た。二度目は許してもらえないだろうな、とあの時感じたのに、どうしてこうなってしまったのか。
 これからどうするのかを考えるほかにない。どうすれば誤魔化せるのだろうか。
 ものすごい勢いで頭がフル回転するのが自分でもわかるようだった。優美さんたちが出てくるまでの間、ひたすら考えて、一つ、アイデアが閃いた。

「なんとかするよ……陽菜ちゃん」
「うん……」

 俺と涼音さんのことを洗いざらい話すことになれば、陽菜ちゃんまで涼音さんとそういう関係になったことを白状する流れになるかもしれなかった。これは陽菜ちゃんのためでもあった。
 しばらくして、二人が更衣室から出てきた。
 二人とも、素晴らしくそそる姿だった。ただ見ているだけなのに、股間が反応してしまうくらいだった。優美さんは、明るい色のビキニで、快活な印象。侑子さんは、妖艶な雰囲気の暗めの色のビキニ。
 俺は優美さんに声をかけようとしたが、なんと、優美さんは目すら合わせてくれなかった。そのまま、撮影場所であるビーチのほうへと、二人で歩いて行ってしまう。

「ねえ、もしかして直人君と喧嘩でもしてるの?」
「ちょっとね。最近ちょっと、いやなことがあって」

 侑子さんがちょっとおかしそうに言うのに、そう返していた。
 俺が呆然としていると、侑子さんは俺を振り返って、肩をすくめて見せた。大変ね、と言われている気がした。
 それを見て、覚悟を決めた。侑子さんなら、なんとかなるのではないか。これは危険な賭けだったが、たとえ何か犠牲にすることなっても、賭けに勝つことができなければ、この場を乗り切ることはできない気がしていた。

……

「優美、ちょっとお尻大きくなってない?」
「きゃっ! 触らないでよ……もう。侑子はたるんでるんじゃないの?」
「いやん、先輩のお尻、触るなんて度胸あるわね」
「すごーい、全然たるんでない!」

 水着姿の二人は、青空の下で、終始仲良さそうにしていた。優美さんは俺とのいざこざなど無かったかのように、完璧な笑顔をカメラの前で見せていた。
 撮影が終わり、次の屋内の撮影までの休憩時間になると、優美さんはさっさと陽菜ちゃんだけを連れて、飲み物を買いに行ってしまった。侑子さんは優美さんと一緒に行かず、何をしているかと思えば、誰かと電話をしている。どうやら、夫と電話をしているようだった。

「うん、いい感じよ。グラドルのお友達に久しぶりに会えたの」

 楽しそうに話しているところを見ると、夫婦仲は良好なようだった。それを見ていると、目が合って、どうしたの? という風に首を傾げられた。
 電話が終わったところで話しかけると、にっこりと笑顔を浮かべた。

「旦那様と電話ですか?」
「そうよ、彼、ちょっと寂しがりやなの。わたしがこの仕事再開するって言った時も、頼むから家にいてくれ、ってうるさくて。押し切って、またグラビア始めちゃったんだけどね? ひっきりなしに電話かけてくるから、相手してあげてたところ」
「こんなに綺麗な奥さんがいたら、独り占めしたくなるのもわかるかも……」
「あら、ありがと。わたしたちも、ちょっと飲み物でも買いに行く?」

 自分から誘おうかと思っていたら、侑子さんのほうから誘われてしまった。こんなに仲良くしてもらえるなんてありがたい限りだ。
 飲み物を買って、海辺のコテージのテーブルに二人で座った。正面に、憧れの侑子さんがいて、グラスに入れたストローをぷっくりした唇で挟み、吸っているのは不思議な気分だった。
 グラビア撮影をしている時から、俺は気になっていることがあった。
 侑子さんについての、有名な話。ファンなら誰でも知っているんだけど、侑子さんの胸元、谷間のところには、ほくろがある。それも、普通のビキニを着ていると隠れてしまうような位置に。
 結構際どいところにあるそのほくろは、これまでもあまりグラビア作品の中では登場せず、わずか数本の作品のみで、それを確認できる。
(一度生で見てみたい……)
 正面にいるビキニ姿の侑子さんの胸元を、ちらちらと盗み見る。左胸の谷間にあるはずのそのほくろは、今日も見えなかった。

「それにしても、直人君。興奮しっぱなしなんじゃない?」

 急にそんなことを言われて、何かと思った。

「こういう風に優美に連れられて、何度かグラビアの撮影現場に来てるらしいじゃない。それだけでも可愛い女の子と会えるのに、普段から、あのめちゃくちゃ可愛い優美ちゃんと一緒に暮らしてるんでしょ? うらやましくなってきちゃう」
「ああ……普段から仲良くしてもらって、すっごく嬉しいです」
「うふ、でも今日はあんまり仲良くないみたいね? 何かあったの?」
「それは、まあいろいろと……」
「へぇ、そうなんだ。折角姉弟になれたんだから、仲良くしとかないともったいないわよ」

 侑子さんは手のひらにあごを乗せて、すっかりくつろいだ様子で、海を眺めている。ストローを咥えた唇や、少し体を動かすと揺れるおっぱいが目に入ると、気になって仕方なかった。話に全然集中できない。
 侑子さんと二人きりになれるだなんて、滅多にない機会だと思って、ついついじろじろと眺めまわしてしまう。こうして二人になった目的を忘れてしまいそうになるくらい、魅力的な女体だった。

「ねえ、直人君、わたしにお願いしたいこと、あるんじゃない?」
「えっ?」
「わたしのファンって、こういうとき、絶対頼み込んでくることがあるの。今も、それを言いたくて悶々としてるんじゃないかなって思って。当ててあげよっか?」 

 何かと思っていると、侑子さんがふいに、着ているビキニを指でつまんだ。そして、どことなく色っぽい仕草で、乳首が見えてしまうギリギリのライン、きわどい位置にまで胸をはだけた。そしてちょっと首を傾けて、悪戯っぽく俺を上目遣いに見る。

「これ、見たかったんでしょ?」

 そこに、ぽつりと小さなほくろがあった。ただの黒い点のはずなのに、やたらエロく感じられた。つい、魅入ってしまう。
 見せてもらえたのは一瞬だけで、侑子さんはすぐにビキニを戻し、うふふ、とおかしそうに笑った。

「はい、サービスタイム終了。鼻の下が伸びてるわよ?」

 その笑顔を見ていると、ムラムラして仕方なかった。この人の発する色っぽいオーラに触れていると、どうにかなってしまいそうだ。今すぐにでも涼音さんや陽菜ちゃん、優美さんを犯して劣情を発散したくなってしまう。
 頭を切り替える。このままでは、優美さんとの関係が壊れてしまう。侑子さんに頼まなければならない。

「実は、他に頼みたいことがあって……!」
「あら、珍しいわね? サービスしてほしいって以外、ファンに頼まれることなんかほとんどないのに。もしかして、また握手とか?」
「違くて。実は、涼音さんのことで……」
「あぁ、涼音ちゃん? 最近仲良くしてる?」
「俺と涼音さんは付き合ってないんです! 少なくとも、優美さんにはそう言ってほしいんです」
「ううん? それはどういうことかしら?」

 侑子さんは、不可解そうな顔をしてストローを吸った。

「実は、訳があって……ちょっと、言えないんですけど」
「言えないの? なんでよ、教えてほしいな」
「でも、さすがにこれだけは……」
「なんか、ちょっと面白そう。よし、じゃあこうしよっか。その事情とやらを教えてくれたら、なんでもいうこと聞いてあげるわ」

 交渉を続けても、ひたすら侑子さんは同じことを繰り返し言うだけだった。事情を教えてくれたらいうことを聞いてあげる。頑として主張を曲げなかった。
 俺は迷った。俺の力では、到底侑子さんを説得していうことを聞かせることは出来ない気がしていた。それなら、条件として提示された、「事情」を話して解決したほうがいいのではないか。それでうまくいくのなら、しょうがないと割り切るべきなのか。
 悩みに悩んで、俺は結論を出した。

「話します。俺と涼音さんと……優美さんのことを」

 そして俺は話した。今、涼音さんとそういう関係なのはもちろん、実は優美さんとは姉弟関係を超えた、特別な関係なのだと、話してしまった。
 陽菜ちゃんのこと等、余計なことは一切言わなかった。ただ、今この場を乗り切るために納得してもらうのに必要なこと、つまり、優美さんと涼音さんと三角関係になっていることを、話した。
 侑子さんは、身を乗り出して話を聞いてくれた。目が輝いて、頬が少し紅潮している。

「嘘……え、それ、ホントにホントなの!?」
「だから、今は涼音さんともう別れたことにしてほしいんです。もっとタイミングを窺って、ちゃんと話すつもりなので、優美さんを怒らせないように、今このタイミングだけはなかったことにしてほしいんです」
「すごい! やだ、すっごい面白い話聞いちゃった! 直人君が、うちの事務所で一番かわいいあの二人と二股してるの!? 週刊誌に載ったら大事件になりそう! やっぱりあなた、モテるんじゃない。もう、やらしーい」
「叱らないんですか?」
「わたし、そういうの、大好きなの。うふっ、実はね、わたしもそういうことしたことあるの。わかるわ、たのしいよね? いいわ、協力してあげる」

 驚いたことに、侑子さんもこちら側の人間のようだった。確かに、これだけの色気を放ち、これだけの美貌を持っていれば、男を誘うことなんて簡単だろう。

「涼音ちゃんと直人君がそういうんじゃないって、思い直すように、うまく吹き込んでおくわ。任して?」
「あ、ありがとうございます! なんとお礼すればいいのか……」
「お礼? それじゃあ……直人君、今度、ホントに一度、わたしとデートしてくれない?」

 突然の誘いで、俺はジュースを吹きそうになった。
 どういうことだ? そういえば、以前にもそんなことを言われたが、てっきり冗談かと思っていた。

「優美と涼音ちゃんを惚れさせるだなんて……君に興味が湧いてきちゃったの。うふっ、わたしみたいなおばさんとじゃ、いや?」

 俺は何度目かわからないが、ごくりと唾を飲み込んだ。侑子さんの誘いの言葉だけがその原因ではない。
 テーブルの下で、俺の足にナマ足を二本とも絡めて、すりすりと誘惑してきていた。それだけで肉棒が反応してしまうくらい、いやらしい撫で方だった。
 そんな風にされたら、頷かないわけにはいかなかった。
 「実はね、わたしもそういうことしたことあるの」。その一言が、やたら真実味を持って迫ってきた。もしかして、この人は、結婚した今でもそういうことをしてるんじゃないだろうか?
 侑子さんが一体どういう人なのか、素性を知らないまま、俺は連絡先を交換してしまった。

「直人君みたいな若い男の子とデートだなんて、ドキドキしちゃう。また連絡するわね? もちろん、優美と涼音ちゃんには、内緒で、ね?」

 侑子さんはそう言って小悪魔的な微笑を浮かべ、舌なめずりをするかのように、自分の唇をぺろりと舐めた。
 優美さんとのいざこざが解決しても、また別のところで関係がこじれて、これじゃあ結局プラスマイナスゼロだ。
 それでも、気持ちは塞がるどころか、むしろ高揚していた。
 もしかして、このままうまくいけば、あの妖艶な美人の侑子さんと……。期待が膨れ上がり、にやけてしまいそうになる。いつから俺はこんな人間になったんだと反省しながらも、女の子たちをまた裏切る罪悪感より、あの侑子さんとのピンク色の妄想が、頭の中ではしきりに広がっていくのだった。 
(つづく)






グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<34>




 涼音さんと陽菜ちゃんに精液を搾り取られて、疲れて眠ってしまった。
 起きた時には、布団が掛けられていた。二人とも制服に着替えなおして、ベッドに腰かけて二人で何か話していた。どうやら、涼音さんが飼っている小さな犬たちを抱いて、可愛がっているようだった。
 陽菜ちゃんが俺がもぞもぞ動くのに気づいて、犬を離して振り返った。

「あ、お兄ちゃん起きた!」
「おっはよ、弟君。もう夜だけどね。わたしたち、先にシャワー浴びちゃった」

 二人とも、さっき乱れていたのが嘘のように、服装や髪型を整えて、いつも通りの姿に戻っていた。なんだか、さっきのプレイが夢だったような気がしてくる。涼音さんが、ニヤニヤしながら言った。

「ねえねえ、さっき陽菜ちゃんが気にしてたんだけど、あれだけいっぱい精液出しても、寝起きってボッキするの?」
「わたし、そんなこと言ってないよっ」
「とにかく、今、ボッキしてる?」
「それは……してます……」
「ほんとに!? ……あ、ほんとだ!」

 涼音さんが布団の上から肉棒をつかんで、硬くなっているのを確認して、おかしそうに笑う。

「ダメだよ、涼音お姉ちゃん、お兄ちゃんがまたムラムラしちゃうよ」
「あはっ、そうかも。陽菜ちゃんも触ってみなよー」
「わたしはいいよ……」

 陽菜ちゃんがちょっと困った感じで笑っていると、涼音さんは肉棒を握るのをやめて、目をキラキラさせて言った。

「三人でエッチするのって、すっごい楽しいね? 次に三人で集まれそうな日、陽菜ちゃんと話してたんだけど……」

 あっという間に次の約束をされた。優美さんがグラビアのお仕事中に、俺の家に集まることになった。優美さんが働いてるのに、ヒマな俺たちは何をやってるんだと思ったが、今からその時が楽しみで仕方なくなっていた。

「いつも、優美先輩と三人で、こんなことしてるんだ……最初、三人でしてるの見たときはちょっとびっくりしたけど、確かにこんなの、やめられないよね?」
「なんか、お姉ちゃんのこと、仲間外れにしてるみたい……」陽菜ちゃんが、ぽつりと言った。
「そんなことないよ、いつも弟君のこと、独り占めしてたんでしょ? 陽菜ちゃん言ってたじゃん、ちょっとイヤな感じって。わたしのところに来たきっかけも、それだったんでしょ?」
「……それはそうだけど」
「わたしも、弟君のこととられて、あんまりいい感じしてなかったし。ちょっとくらいいいじゃん?」

 どうやら、涼音さんは優美さんにやり返した気分になっているみたいだった。仕方ない部分もあるが、俺のせいで二人の仲が悪化している気がして、なんだか申し訳ない。
 もやもやした気分でいると、陽菜ちゃんがちょっと焦った顔になって言った。

「お兄ちゃん、そろそろお姉ちゃん、家に帰ってきちゃうよ。シャワー浴びたら、急いで帰ろ?」
「もうそんな時間? 急がないと」
「なんか、二人とも大変そうだね。変なの……あ、わたしのせいか」涼音さんがおかしそうに笑う。
「涼音お姉ちゃんのせいで、こんなめんどくさいことになってるんだからね」陽菜ちゃんは、冗談めかした感じで言った。
「アレだったら、このまま優美先輩も入れて、四人でシちゃえばいいじゃん。弟君に相手してもらえるなら、わたしはそれでもいいけどなー」

 涼音の何気ない一言に、俺は以前より可能性を感じていた。
 これまで、夢見てきた優美さん、涼音さん、陽菜ちゃんとの4P。あくまで夢であって、四人の関係を修復するにはどうしようかと悩みながら、結局何もできずにいた。
 でも、今日の出来事はもしかしたら、大きな進歩かもしれなかった。陽菜ちゃんに、俺が涼音さんとそういう関係なのだと、嫌な雰囲気にならずに伝えることができた。そしてこの三人でエッチすることまで出来た。優美さんと陽菜ちゃんと初めてした時と同じ流れで。なかなかに運がよかった。折角のこの幸運を次に活かしていかねければ、もったいない。このまま三人で何も考えずにエッチしていたら、いつか優美さんにバレてしまって、怒られてしまうはずだ。
 問題は、涼音さんと優美さんの間に出来た亀裂だ。きっと優美さんは涼音さんのことを泥棒猫だと思っているし、涼音さんは優美さんのことをちょっとムカつく先輩という風に思っている。どうすれば二人の間のわだかまりを取り除けるのか、俺はまた途方に暮れた。

「お兄ちゃん! ぼおっとしてると、時間なくなっちゃうよ?」

 陽菜ちゃんに促されて、俺はシャワーを浴びて、さっさと涼音さんの家を後にした。
 帰り道、俺は意外なことに、陽菜ちゃんがご機嫌斜めなのを感じ取った。あまり喋らずに、スマホばかりいじって、ちょっとむすっとした表情だ。
 もしかして、と思って涼音さんとのことを謝ると、予想は的中していた。

「わたしとお姉ちゃんに秘密で、そんなことしてたなんて……びっくりした。わたしだって、涼音お姉ちゃんとそういうことしてたけど……」

 エッチしたときはその場の流れで許してくれていたみたいだが、本心は少し不満もあったようだ。涼音さんとどうしてこんな関係になったのか、説明してほしいといわれて、家に帰るまでの時間をそれに費やした。

「お兄ちゃんのバカ。エッチ」

 結局、最後に膨れっ面でそう言われただけで、説明を終えると普段通り話してくれるようになり、ほっとした。心の中である程度整理がついて、納得してくれたようだった。最近、陽菜ちゃんと二人きりで出かけたり、エッチしたり、これまでより仲良くしていたから嫌われずに済んだ面もあるみたいだった。
 精神的に疲れたけど、涼音さんと陽菜ちゃんとこういう関係になれたことを考えると、それだけで済んでよかった。
 問題はここからだ。優美さんを、どうやってこの輪に取り込めばいいんだろう? 
 今日の出来事を踏まえて、一つの具体的な案として初めて思い浮かんだことがあった。今日と同じように、陽菜ちゃんと涼音さんとしているときに、優美さんを呼んでその場の流れでなあなあにしてしまうのだ。勢いでなんとかする、チカラわざ。
 最初は名案だと思った。だがよく見直してみると不安が残る案だった。
 俺は最初から、女の子たちとみんなでエッチするのを望んでいたから、涼音さんの誘いに乗って、こういう風にうまくいった。でも、優美さんがそれを望んでいるとは限らない。むしろ、涼音さんを拒んだことを考えると、うまくいかない気がした。俺と違って、俺たちが3Pしているところに出くわしたら、その場で怒ったり、悲しんだりするかもしれなかった。
 果たして、答えは出るのだろうか? いくら考えても無駄なのではないか、と俺は絶望的な気分にすらなり始めていた。どうやっても、全員が納得してこのままの関係を続けるのは不可能ではないのかと。

「うーん……どうしたらいいんだよ、ほんとに……」

 優美さんが家に帰ってくるまでの間、ひたすら黙り込んで考えていると、陽菜ちゃんに笑われた。

「お兄ちゃんが難しい顔して考えてる。ちょっと珍しいかも」
「今のうちに考えとかないと、ホントにまずいことになりそうなんだよなぁ」
「えぇ? 急にどうしたの?」
「なんでもないって」

 陽菜ちゃんがちょっと心配そうにするのを誤魔化して、考えるのに疲れた俺は陽菜ちゃんとイチャイチャした。
 そして、思った通り制限時間は迫っていた。
 近々さっそく、俺は優美さんに涼音さんとの疑いをかけられることになった。このままの関係を続けるには、一刻も早く結論を出さなければならないとわかっていても、間に合わなかった。
 きっかけは、以前から恐れていた通り、侑子さんだった。

……

 その翌日、俺は優美さんのグラビア撮影現場に呼ばれた。
 以前にも、陽菜ちゃんも一緒にビーチでの撮影の付き添いとして呼ばれたことがあった。あの時に涼音さんと初めて出会ったのだ。今思い返すと、なつかしい。あの時はただの優美さんの後輩で、ちょっと仲が良かった程度だったのに、ここまで関係が変わってしまったのかと、驚くばかりだ。

「侑子さんと、共演することが決まったの! 侑子さんがグラビアに復帰するって話、知ってるでしょ? 昔から目標にしてた大先輩で、まさか共演できるなんて思ってなかった!」

 優美さんは、その日の夜遅く、家に帰ってきてそのままの格好で俺とエッチした後に、俺を膝枕しながら、なんだか幸せそうな様子で教えてくれた。

「ここまでお仕事頑張れたのも、直人のおかげだよ。折角だし、直人も見に来てもいいかなって、思ってるんだけど……?」
「もちろん行きます!」
「ありがと。陽菜も来るって言ってたから、みんなで一緒に行こうね」

 優美さんのうれしそうな笑顔を見ると、優美さんが撮影などのお仕事に専念してグラドルとして人気を上げている間に、涼音さんと陽菜ちゃんとそういう関係になってしまったと思うと、ちょっと心が痛んだ。
 涼音さんは新人として着実に人気を上げているが、未だに優美さんには到底及ばない。仕事も優美さんほど多忙ではなく、今度、俺の家でまた集まる約束をしたくらいだし、相変わらずヒマそうにしていることも多い。

「侑子さんと会うのは初めてだよね?」
「実は、この間偶然会いました」
「え? そうなの!? なんだぁ、すっごい美人だよ、って教えてあげようと思ったのに」

 優美さんは意外そうな顔をしていた。
 撮影当日、俺は優美さんと陽菜ちゃんと一緒に出掛けて、長い時間をかけて、綺麗な海辺のコテージへと到着した。そこは以前、涼音さんと初めて出会ったビーチと同じくらい綺麗で、白い砂浜と青い空のコントラストは、見ているだけで気分がすっきりしてくる。
 撮影スタッフがすっかり集まったところで、最後に侑子さんが大御所といった感じで、高級そうな車から現れた。服装は、どこかのセレブと比べても遜色がないくらい、お洒落な服でしっかりきめている。リボンのついたエレガントな女優帽が似合っている。落ち着いた雰囲気に、なんとなく眠たそうな、大人の色気を漂わせる目元。コツコツとハイヒールを鳴らして、優美さんのところへ笑顔を向けて近づいた。

「久しぶりだね……! まさか一緒の作品に出られるなんてね。今日はよろしくお願いします」
「いえいえ、侑子さん、ご無沙汰してました! 復帰おめでとうございます!」
「うふ、ありがと。……ていうか、わたしたちの仲で、そういう固い言葉遣い、やめない?」
「……そうだね! ふふっ! 寂しかったよぉ、侑子! わたしが人気出始めたところで、やめちゃうんだもん」

 心の底から再会を喜んで、会話に花を咲かせる二人。年が十歳以上離れているのに、まさかタメ口だとは思わなかった。涼音さんから聞いていた通り、かなり仲良しのようだった。
 横に並んでいても、あまり年の差を感じさせず、普通の女友達にしか見えない。侑子さんは優美さんに劣らないスタイルのよさで、美しい顔立ちだ。
 優美さんには、若い溌溂とした雰囲気があるのに対し、侑子さんには、言われなくても三十代とわかるような、大人のオーラがあった。優美さんにはないどこか円熟した、ただならない色気が感じられるのだ。年を重ねるにつれ、魅力を増していっているに違いなかった。

「胸、大きくなった……? びっくりした。やっぱり出産のせい?」
「うん、そうみたい。これで優美と同じくらいに追いついたかな?」
「今度はわたしが結婚すれば、また大きくなるよ。そうすれば追いつけないね!」
「えぇ……結婚? 優美、彼氏、出来たの? 全然男と噂なかったじゃん。レズなんじゃないかって思うくらい。……そういえば、横に一人、男の子がいるけど」

 そこまで言って侑子さんは、初めて俺に目を向けた。
 俺の顔を見て、あからさまに驚いた顔をした。眠そうだった目が、珍しく大きく開いている。二度見して、口に手を当てた。

「あら……? どうして君が……!?」
「えーと、また会いましたね……」
「どういう関係なの……?」
「違うって、弟よ。弟の直人くん。ついこの間、お母さんが再婚して義理の弟が出来たの」
「あぁ、弟……そういうことね、だから……! それじゃあ、その横にいるのも、妹さん?」
「陽菜です、初めまして……あ、でもこの間会ったから、初めましてじゃないか、その……」

 陽菜ちゃんがちょっと人見知りな感じで、こわごわと挨拶した。

「あら、可愛い子。優美から話には聞いてたけど、こうやって話すのは初めてね。よろしく、陽菜ちゃん」
「侑子、どこで直人と会ったの?」
「この間、陽菜ちゃんと二人でいるときにばったり会って、ね? その時はてっきり、兄妹だとは思わなかったわ」

 侑子さんは、そして面倒を引き起こす一言を言ってしまった。

「でも、考えてみれば当たり前よね。直人君は、涼音ちゃんと付き合ってるんだもんね」
「え……?」

 優美さんは、俺を見て、表情を凍り付かせた。すっと、笑みが消えていく。

「あー、……えーっと……それは違いますよ?」

 それが侑子さんの勘違いだと釈明しても、優美さんは信じてくれるだろうか? どうしてこう、うまくいかないのかと、自分の運命を呪った。
(つづく)






グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<33>




 手コキ射精の余韻に浸る暇も俺にはなかった。

「ふふ……まだまだ、気持ちいいのはこれからだよ、弟君」

 そんなことを言われたら、理性がもつわけがなかった。涼音さんと陽菜ちゃんを両腕で抱いて、そのまま上から、おしかぶさる。きゃあ、と二人がどこか嬉しそうに笑いながら声を上げる。
 二人の胸に、片手ずつ手のひらを当てて揉みしだく。左手は手のひらからあふれるような、涼音さんの豊かな胸、右手は陽菜ちゃんの小ぶりの胸。

「やん、二人同時なんて、欲張り……」
「あんっ、乳首ばっかりつままないで、お兄ちゃん」
「わたしのおっぱいのほうが、おっきくて柔らかいでしょ、弟君?」
「涼音お姉ちゃん、そういうこと言わないでよぉ!」
「ごめんごめん、でも陽菜ちゃんもこれからきっと大きくなるよ。あの優美先輩がお姉ちゃんなんだもん」

 どちらのおっぱいも、触っていて気持ちいいことには変わりない。その何度触っても夢のような感触を堪能していると、すぐに射精直後の肉棒が固くなりだして、あっという間にフル勃起した。
(はやく二人のおまんこに、突っ込みたい……中出ししまくりたい……)
 ベッドに寝そべって、俺のいいようにされる美少女二人を見ていると、もう今すぐにでも挿入したくてたまらなくなった。

「二人とも、もう、挿れたいよ……」
「おしゃぶりとか、しなくていいの? お兄ちゃん」
「パイずりしてあげようかと思ってたのに」
「とにかく、おまんこに挿れたくてどうにかなりそう……」

 俺が興奮しすぎてどうしようもないのを感じ取ったらしく、涼音さんはいやらしく笑みを浮かべた。

「じゃあ、パコパコしちゃおっか。わたしも正直、濡れてきちゃってたし」
「どっちと先にエッチする? お兄ちゃん……わたしも、準備おっけーだよ」

 目をとろんとさせて、期待を込めた眼差しを向けてくる二人。選びようがなくて困り果てた。陽菜ちゃんのキツキツおまんこで気持ちよくなるか、涼音さんのヌルヌルおまんこで気持ちよくなるか。どっちにしても幸せすぎた。

「そういえば……弟君、そこに落ちてるの、拾って?」

 涼音が指さした場所には、例のものが落ちていた。以前、涼音とこの部屋でエッチしたときに使った道具。

「今日、弟君が来てなかったら、それを使って、陽菜ちゃんと色んな事するつもりだったの」

 ピンク色のバイブ。これを使って涼音さんをイかせたあの時には、涼音さんはすでに陽菜ちゃんとそういう関係にはなっていたのかもしれない。バイブを買ったのは、女の子同士で楽しむのも目的の一つだったのだろう。そう思うと、涼音さんが急にバイブを購入したのも納得した。

「弟君のおちんちんは一つしかないから……もう一本は、それにしよっか?」
「ええ……? わたし、そんなの使ったことないよ……」
「それじゃあ陽菜ちゃん、早速試してみる? 弟君が来なくても、試してみるつもりだったし」

 陽菜ちゃんがちょっと不安そうに言ったところに、涼音さんが興味津々という感じで言った。そして、俺の腕を引いて、距離を詰めてくる。いつのまにか涼音さんにのしかかるような体勢になっていた。
 自分の下で、はやく挿入してほしそうに足を開いている涼音さん。今すぐにでもがむしゃらに襲い掛かりたくなるのを、なんとか抑える。

「さあ、弟君……わたしのおまんこで、いっぱい気持ちよくなろうね」
「涼音さん……!」
「涼音お姉ちゃん、ちょっとしたら、交代だからね?」
「いいよ、陽菜ちゃん。わたしがイったらね?」
「うん、わたしも一回イったら交代するね」
「はーい。わたしたちのおまんこ比べ、たっぷり楽しんでね」

 俺はベッドの上の垂涎の光景を目に焼き付ける。
 トップグラドル優美さんの妹、陽菜ちゃんと、新人グラドル涼音さんが、無防備におまんこに肉棒が挿入されるのを待っている。二人とも物欲しそうな顔で、俺の肉棒を待ち望んでいるのだ。
 涼音さんは、指でおまんこをくぱぁ、と開く。とろりと愛液が糸を引いている。
 俺はまず、二人のおまんこに、指を入れてかき回す。左手で涼音さん、右手で陽菜ちゃんのおまんこ。

「あんっ……!」

 二人は甘い声をあげて、体をよじる。
 指先に、温かい粘液が絡み。ヒダヒダが、まとわりつく。陽菜ちゃんのおまんこは、すぐにきゅっと締め付けてきて、さすがの締まりの良さだ。涼音さんのナカは、柔らかくうごめいていて、いれるだけで気持ちがよさそう。
 くちゅくちゅと搔きまわしながら、想像を膨らませる。肉棒を入れた時の感触。快楽。これまでも何度も二人には挿入してきたけど、何度挿れても飽きることのない気持ちのよさだった。

「ねぇ、弟君……まだ? もっと太いのが欲しいなぁ……?」
「涼音さん……挿れるよ……!」

 先走りが垂れる肉棒の先端を、入り口にあて、一気に突き込む。

「んあぁっ! ……おっきいの、入ってきたぁ……!」

 涼音さんが、たまらなそうに喘いだ。おまんこが、嬉しそうに肉棒に吸い付いて、うごめいた。
 至福の時だった。温かい無数のヒダヒダに包まれて、今すぐにも射精してしまいそうだ。肉棒を根本までぴったりと挿入すると、一体感が凄かった。膣がすっかり、俺の肉棒の形になっている。
 同時に、陽菜ちゃんにも、片手でバイブを挿入する。そのヌレヌレのおまんこは、いとも簡単に、太いバイブを飲み込んだ。

「あぁ……っ! なに、これぇ……!」

 陽菜ちゃんも、気持ちがよさそうな嬌声をあげた。ぎゅっと締め付けているのか、バイブがなかなか奥に入っていかない。
 振動をオンにすると、愛液がぴちゃぴちゃと撥ね、陽菜ちゃんがぴくぴくと震えながら悶えた。

「あ……あぁっ!」

 初めて体験する振動がたまらないのか、悲鳴のような声を上げた。おまんこの締まりが弱くなり、奥までバイブを挿入していく。

「あ、ダメ……! それ、つけちゃダメぇ……!」
「弟君、動いてよぉ……んあぁっ、気持ちいいよっ!」

 陽菜ちゃんをよがらせながら、俺は腰を振った。
 涼音さんのおまんこに、ぱんぱんと突き込んでいく。浅いところまで引き抜いた後、また奥まで突き込む。粘膜にこすり付けるたび、途方もない快楽が訪れた。さっき味わった手コキとは全然違う快楽。
 腰の動きが止まらなくなって、勢いよく腰を振り続けてしまう。

「あぁ……涼音さんのナカ、いいっ!」
「ふふ、弟君、夢中になって腰振ってる……あんっ、そんな奥まで、激しいっ!」
「お兄ちゃん、これ、気持ちいいよぉ……! あっ、振動、強くしないでっ!」

 陽菜ちゃんを攻める手も、緩めない。バイブでぐちゅぐちゅとナカをかきまわしながら、スイッチを操作し、振動を強めていく。
 涼音さんと陽菜ちゃんの喘ぎ声が交じり合って響く。まるで二つの楽器を演奏しているようだった。段々と涼音さんの声が昂っていって、眉根が寄り始める。

「あんっ、あぁ、弟君、わたし……イくぅっ! イっちゃうぅっ!」

 ぴくんっ、と涼音さんが震えて、腰をなまめかしく揺らす。その表情は、絶頂の悦びですっかり陶然としていた。
 しばし余韻に浸る涼音さんから、じゅぶり、と肉棒を引き抜いて、陽菜ちゃんからバイブを引き抜く。どちらもトロトロの愛液がまとわりついて、卑猥きわまりない。

「お兄ちゃん……わたしも、して……あんっ!」

 陽菜ちゃんに覆いかぶさって、すっかり濡れとろけたおまんこに、涼音さんの愛液まみれの肉棒を突っ込む。
 バイブで撹拌しただけあって、たっぷり愛液が分泌されて、すんなりと肉棒が一番奥まで入った。いい感じにほぐれて、うねうねと締め付けてくるのが気持ちがいい。
 涼音さんのナカで動いた後だったから、かなり限界が近づいていた。少しでも気を抜いたら、精液が漏れてしまいそうだ。俺はカクカクと腰を強く振りながら、懸命に射精をこらえる。

「んああっ、お兄、ちゃんっ! いきなり、激しいよぉっ!」
「我慢できないよ、陽菜ちゃんっ!」

 きつく締めあげてくる陽菜ちゃんのおまんこに負けずに一番奥まで入れて、また浅いところまで引き抜く。ピストン運動を繰り返すたび、肉棒が膨れ上がり、精液がすぐそこまで込み上げてきていた。終わりのときは、もうすぐそこだった。
 射精間際のたまらない快感を味わいながら、ラストスパートをかける。陽菜ちゃんの細い腰を両手でおさえて、力強く出し入れする。最後に、ぐっと奥まで挿入して、精液を放った。

「くぅっ……!」

 びゅるるるっ! びゅくっ! びゅるるっ!
 亀頭の鈴口を陽菜ちゃんの子宮口に押し当てて、射精する。温かくてヌルヌルのおまんこに締め付けられながら、絶頂するのは、最高に気持ちがよかった。

「お兄ちゃん、わたしもイクっ! ああぁぁっ!」

 精液をどくどくと流し込んでいると、陽菜ちゃんも俺の腰に足をぎゅっと絡みつかせながら、びくびくと震えた。ぴゅっ、と潮を噴いて、そのままぐったりと動かなくなる。快楽にゆがんだ笑みを浮かべたまま、しばらくそのまま俺に抱きついていた
 最後の一滴まで陽菜ちゃんのナカに放って、肉棒を抜くと、とろとろと白濁液が溢れ出す。余韻から戻ってきた涼音さんがそれを見て、俺にしなだれかかってくる。

「もっとしよ? 次はわたしの番だよ」

 そのまま、なんだかわからない液体まみれの肉棒を愛撫してくれる。射精直後で少し萎えかけていたものが、すぐに復活した。

「わたしたちが満足するまで頑張れ、弟君っ」

 そう言って、ぺろりと出した舌を、俺の肉棒に近づける。そのまましゃぶりつかれて、たまらない快感が体を駆け巡った。
(こんな気持ちいいの、やめられそうにない……優美さん、ごめんなさい……)
 俺は心の中で謝りながら、涼音さんのフェラに酔いしれた。
 その日は結局、陽菜ちゃんと涼音さんのナカに二回ずつたっぷり射精して、いつの間にかその場で眠り込んでいた。
(つづく)






グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<32>




「見つかっちゃった……ねえねえ、折角だし、三人でしちゃう?」

 けろりとした顔で放たれた涼音さんの言葉。
 陽菜ちゃんは困惑を隠しきれていない。まだ目の前で起きていることの光景が、頭の中で整理できていないようだ。

「陽菜ちゃん、びっくりしてるよね」
「……うん」
「実は……直人お兄ちゃんはね、わたしともそういう関係になってたんだよ。陽菜ちゃんと同じように」

 涼音さんは、隣にいる陽菜ちゃんの目をのぞき込みながら、ゆっくりと説明した。
 陽菜ちゃんはやっと俺が涼音さんの家に来た理由がわかって、相当衝撃を受けたようだった。

「お兄ちゃんが!?」
「そう。優美先輩と陽菜ちゃんだけじゃなくて、わたしにも手を出してたの。知ってた? 陽菜ちゃんのお兄ちゃん、そういう男の子なんだよ」
「え……」陽菜ちゃんのドン引きしたような目線が俺に刺さる。
「ちょ、ちょっとその言い方は俺がゴミくずみたいなんだけど……」
「えー、十分ゴミくずだよ、三人も可愛い女の子たちとエッチしちゃうなんて。しかもそのうち二人は大人気グラビアアイドルだよ? 羨ましい奴めー!」
「とにかく、最初に誘ってきたのは涼音さんじゃなかったっけ?」
「あん、もうそんなのどうでもいいじゃん。弟君、こっちおいでよ。わたしたちと、気持ちいいこと、しよ?」

 ベッドの上で、一切何も着ていない涼音さんが、頬を染めて微笑んでいる。たっぷりとした胸を腕で隠しているものの、綺麗な谷間や肩の線が目に入るだけで、どうしようもなく興奮してしまう。
 陽菜ちゃんも、まだ完全に納得した表情ではないけど、涼音さんの後ろに隠れながら、まんざらでもない様子で俺を見ている。
 目の前で美少女二人が誘惑しているこんな状況で、誘いに乗らないわけがなかった。

「弟君も、全部脱いじゃえ! ふふっ」
「うおっ」

 ベッドに近づくと、腕を引っ張られて、ベッドの上に寝かせられる。そのまま涼音さんはカチャカチャとベルトを外し、俺のズボンを引っ張った。
 脱がされるのは恥ずかしかったし自分で脱ぎたかったが、意外にも陽菜ちゃんまで、俺のシャツのボタンに手を伸ばしてくる。

「わたしたちの裸、見たんだから……お兄ちゃんも、だよっ」

 そもそも、俺と優美さんと3Pを楽しんでいた陽菜ちゃんだ。複数人プレイに抵抗感はあまりないようだった。さっきまで俺のことを蔑むような目で見ていたのは噓のように、クスクス笑いながら俺からシャツを剝ぎ取った。

「やめてくれよ、もう……」

 俺は笑いながら、全く抵抗せずに下着一枚の姿にされていた。
 美少女二人に身ぐるみ剥がされるのは、気恥ずかしかったけど、不思議と楽しいものだった。
 涼音さんの枕に寝かされて、二人から見下ろされる形になった。

「弟君のこと、襲っちゃおうよ、陽菜ちゃん」
「えぇ……? わたし、そんなエッチなこと出来ないよ……」
「わたしとエッチするときは積極的に攻めてくるくせに?」
「それとこれとは別だって……んふふ」

 涼音さんと陽菜ちゃんの姿を見ていると、勝手に肉棒が起き上がって、テントを張った。
 すでに涼音さんは胸を隠しておらず、巨乳がふるふると揺れている。グラビアアイドルだけあって、さすがグラマーな体型だ。ピンク色の乳首は、すでにツンと上向いて固くなっているようだった。
 陽菜ちゃんは相変わらずちょっと涼音さんの後ろに隠れて、肩越しに俺を見ている。まるで悪戯っ子と、それを後ろで見守る子分みたいな感じだ。今もまさに、涼音さんに悪戯の計画を話し合っている。
 
「襲うって?」
「添い寝して、二人で悩殺しちゃおっか!」
「本当に? ……一緒にしちゃう?」
「弟君も、してほしいでしょ?」

 涼音さんは俺が何か言う前に、俺の左側に寝そべって、俺の肩に頭を乗せた。至近距離で俺と目を合わせて、やたら楽しそうに笑った。

「あははっ、なんかわたし、すごいエッチなことしてる。陽菜ちゃんもおいでよ」
「やだよ、恥ずかしいよ……」一人にされた陽菜ちゃんは少し心細げだ。
「わたしもしてるんだから、陽菜ちゃんもしなきゃダメ」
「えぇ……? お兄ちゃん、いい……?」
「むしろ、してほしい……。おいで、陽菜ちゃん」

 当然のように頷くと、陽菜ちゃんも、俺の右側に寝そべって、肩に頭を乗せた。二人の吐息をすぐ近くに感じる。二人のいい匂いに包まれて、陶然となった。
 俺は左右に広げていた腕で、二人の細い肩をぎゅっと抱き寄せる。二人の柔らかい胸が、俺の胸板に左右からあたる。

「きゃっ、お兄ちゃん……」
「なんか、弟君に遊ばれてるみたい……ふふっ」

 くすくす笑う声に挟まれる。どちらを向いても、可愛い女の子がいる。左側にはミディアムの髪、シミ一つない肌、形のいい巨乳の涼音さん。右側にはロングの髪、ゆで卵のようなつるつるの肌、控えめな胸の陽菜ちゃん。二人とも、俺と目を合わせて微笑んでいる。
 最高だった。涼音さんは俺に抱かれながら、耳元で囁かれる。

「贅沢だなぁ……わたしたち二人をこんな風に侍らせるなんて。いつか誰かに刺されちゃうかもよ?」
「もう死んでいいくらい、幸せだよ……」
「お兄ちゃん、すごい……まだ触ってないのに、こんなに大きくなってる」

 陽菜ちゃんは俺の股間を見て、感心した声を出す。涼音さんも股間に目を移し、手のひらをそろりとそのテントに伸ばした。

「そんなに興奮してるんだ? まあ、当たり前だよね。あはっ、こんなに固くしてる……」

 さっそく、下着の中に手を入れて、肉棒をしごいてくる。じわじわと快感が込みあげて、思わずため息をついてしまう。

「うあぁ……」
「陽菜ちゃんも触ってみなよ。カッチカチだよ」
「……そんなに固くなってるの? ……あっ、ほんとだ」

 涼音さんの指と、陽菜ちゃんの指が合わせて二十本、肉棒に絡みつく。まるで何か別の生物にしごかれているかのような感覚だ。いつの間にか先走りでシミがついた下着は取り払われ、血管の浮き出した醜悪な肉棒が、二人の細くて綺麗な指にしごかれているのを目の当たりにさせられた。

「カリ首までパンパン……どう、わたしたちの手で、手コキされるの、気持ちいい?」
「気持ちいいです……」
「キスしたら、もっと気持ちいいよ? んちゅ、ん……」

 ふいに、涼音さんが俺と唇を合わせ、すぐに舌をいれてくる。
 唾液を絡めあう、濃厚なキス。涼音さんの甘い唾液が入ってきて、吐息の熱さが伝わってくる。頭がぼんやりしてきて、脳みそが溶けそうな感じがした。
 手コキも続けられたままで、至福の快楽に包まれる。

「ん、ちゅ、れろ……」
「あぁっ、涼音お姉ちゃん! わたしも……!」
「……んはぁ、それじゃあ、次は陽菜ちゃんの番ね。ほら、弟君。今度は右を向いて」

 言われた通りにすると、陽菜ちゃんの目をつむった可愛い顔があって、何かを考える前に、唇にむしゃぶりついていた。

「ん、んん……! んちゅぅ……」

 まだ口の中に涼音さんの唾液の味が残っているのに、陽菜ちゃんの唾液が交じり合う。陽菜ちゃんの舌を吸い上げると、陽菜ちゃんは可愛い声で喘いで、ぎゅっと俺の右半分の体に抱き着いてくる。
 涼音さんも負けていなかった。俺が陽菜ちゃんとキスしている間も、カリ首に指を絡ませて、シコシコと肉棒を愛撫し続けてくれている。さらに、俺の首筋に舌を這わせてくれて、ゾクゾクする感触が全身に広がっていく。

「あぁ、涼音さん……陽菜ちゃん……」

 涼音さんに耳を引っ張られて、陽菜ちゃんとのキスをやめて左側を向くと、また涼音さんにキスされて、舌を吸われる。二人の女の子に交互に繰り返されるキス。まるで溺れているかのような気分になった。
 二人とキスを続けるうちに、段々と二人の足が、俺に絡んでくる。左足には涼音さんの足、右足には陽菜ちゃんの足。すべすべした感触がたまらない。陽菜ちゃんも涼音さんも、もし振りほどこうとしても無理なくらい、俺の体にぴったりとくっついている。

「ふふ、おちんちん、ぴくぴくしてる……そろそろイキそう?」
「お兄ちゃん、出ちゃいそうなの?」

 二人とも、俺の肉棒の反応で、絶頂が近づいていることに気が付いた。

「そのまま、一回手コキでイかせて……」
「しょうがないなぁ、わたしたちの魅惑の手コキで、いっぱい出しちゃえ」
「気持ちよくなってね、お兄ちゃん」

 二人とも、肉棒をしごくスピードをあげてくれる。
 さらに、涼音さんが俺の耳をぺろぺろと舐めてくれた。気持ちいい上に、じゅるじゅる、という卑猥な音が耳元で聞こえて、どうしようもなく興奮した。陽菜ちゃんも涼音さんを真似して、少し気恥ずかしそうにしながらも、耳に舌を這わせてくれる。
 とっくに限界は来ていた。精液が体の奥のほうから込み上げてくるのを必死に我慢して、射精寸前の極上の快楽を楽しむ。

「れろれろ……ほら、はやくイっちゃいなよ、弟君」
「ぴゅるぴゅるって、していいよ、お兄ちゃん」

 間近で囁かれる二人の声が頭の中に入ってくる気がして、もう駄目だった。

「うっ……出る……!」

 びゅるるるる! どぴゅるっ! びゅくっ!
 解放感とともに、熱いものが尿道を通って放たれる。全身が震えるような快楽とともに、何度も射精した。
 恍惚としながら見ると、陽菜ちゃんと涼音さんの手に、たっぷりとネトネトした白濁液がまとわりついている。ぽたぽたと、俺のお腹に垂れていた。涼音さんは、人差し指と親指の間で糸を引く精液を見てクスクス笑っている。

「すごーい、濃いのがいっぱい出たね」
「でも……お兄ちゃんは、まだ出せるもんね……?」

 陽菜ちゃんが、頬を紅潮させながら、すっかり発情した様子で言った。
 そんなことを言われたら、何回でも出せる気がした。
(つづく)







 
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