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グラビアアイドルが義姉になった!の続編です。
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学校から帰ってきて、PCを操作していると、コンコン、と俺の部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「直人、入るよ?」
「どうぞ、|優美《ゆみ》姉さん」
優美さんが部屋に入ってきた途端、部屋が華やいだ気がした。
夏っぽい服装だった。ノースリーブのトップス、ふんわりしたミニスカートを着て、無防備に爪先まで生足を見せている。
湊優美、20才。瑞々しさの中に色気も持ち合わせ、Iカップの巨乳で見る者を誘う、グラビアアイドル業界で100年に一度の逸材と呼ばれる期待の新人だ。グラビアが趣味の僕は、優美さんに夢中だった。
驚くことに、その優美さんが、色々あって俺の義姉になった。湊優美は、仕事上での名前になり、本当の名前は|上坂《こうさか》優美だ。
俺にとって、優美さんがお姉さんになるだけで十分嬉しいけど、それだけではなかった。実は、俺と優美さんは特別な関係なのだ。
あの夜を思い出すたびに、幸せすぎてにやけてしまう。
「今日は午後から撮影のお仕事だけど、それまで一緒に居ようね」
「優美姉さん……」
優美さんは俺に背後からそっと抱き着いて、ふふっと笑った。
背中に当たる柔らかい感触と、長いストレートヘアから漂ってくる素敵な匂いで、頭がぼおっとしてしまう。
(優美姉さん……無防備すぎます)
再び、ドアがノックされた。続いて少し控えめな声が聞こえた。
「お兄ちゃん……? DVD持ってきたよ」
「ありがと、|陽菜《ひな》」
もう一人入ってきたのは、優美さんが幼くなったような見た目の女の子だった。
白く清潔な半袖ワイシャツと、紺色のプリーツスカート……高校の制服姿だ。なんとなく怯えたような上目づかいが、か弱い感じで可愛い。
湊陽菜、16才の女子高生。優美さんと同レベルの美少女だけど、優美さんと違ってスレンダーな女の子だ。
特に胸がちっちゃい。顔つきもまだまだ幼く、優美さんの持つ色気はなくて、清純なイメージが際立っている。
俺にくっついた優美姉さんを見て、ちょっと顔を赤らめた。
「あ、あんまりベタベタしちゃ、ダメだよ……」
「このくらい、いいでしょ? 陽菜も、もっとお兄ちゃんに甘えればいいじゃない」
「でも……男の子、やっぱりまだ怖い……直人お兄ちゃんでも」
陽菜ちゃんには若干男性恐怖症な部分がある。陽菜ちゃんは俺と会うまで、女三人家族で暮らし、女子校に通っていたせいらしい。
そんな陽菜ちゃんとも、今俺は特別な関係だ。俺はこんなに魅力的な義姉妹二人を、独り占めしていた。
あの夜以来、陽菜ちゃんの男嫌いは少し改善したけど、まだ完全には払拭しきれていないみたいだ。
陽菜ちゃんはあるDVDを持ってきていた。ジャケットには優美さんともう一人他の女の子が、メイド服を着て微笑んでいる。
「「優美と|涼音《すずね》がご奉仕します!」……このDVDであってる? お姉ちゃん」
「そうよ。持ってきてくれてありがと、陽菜。それじゃ、早速始めちゃおっか」
実は、優美さんの新作グラビアが発表されるたび、こうして皆で鑑賞会をしているのだ。
きっかけは俺一人でこっそりお気に入りの優美さんのグラビアを見ていた時だった。部屋に入って来た優美さんに見つかってしまった。
「本物がここにいるのに、動画で満足しちゃうんだ……」
「ち、違うんですってば! こっちの優美さんは別腹で大好きなんです」
「そんなに気に入ってもらえてるの? ……もしかして、まだ一人でシコシコしてる?」
「し、してないですよ……その分は、ちゃんと優美さんと陽菜ちゃんに取っておいてますってば」
「ほんとに? ふふ……信用できないから、今度からわたしの新作は皆で見よっか」
こんなやり取りの後、陽菜ちゃんまで巻き込んで、いつも上映会をやっているわけだ。
俺がPCにDVDをいれると、優美さんが部屋の電気を消した。カーテンを閉めると、部屋は昼さがりの光を遮られて薄暗くなった。三人で並んでベッドに座ると、そこは小さなシアターに早変わりする。
優美さんはそれが当然のように、真ん中に座った俺にぴったりくっついて腕に抱き着いてきた。またもや豊満な柔らかい感触が当たって、すぐに股間が反応してきてしまう。
「ゆ、優美姉さん、当たってますって……」
「もう、気にしすぎだよ。姉弟なんだから」
「が、我慢できなくなっちゃいますって……」
「万が一そうなっちゃっても……心配いらないでしょ?」
「優美姉さん……そんな」
ちょっと悪戯っぽく囁く優美姉さんに、悩殺されそうになる。
俺はさっそく暴れそうになる性欲を、必死に抑えた。ダメだ、映像に集中できる自信がない。
「お姉ちゃん……ダメだってば」
一方陽菜ちゃんはまだそういうボディータッチに慣れていないので、隣で恥ずかしそうな顔をしている。きっと俺と優美さんがイチャイチャしているのを見るだけで恥ずかしいのだろう。清楚な陽菜ちゃんらしいところだ。
(こんな美少女たちに囲まれてグラビア見れるなんて、幸せだ……)
優美さんは俺が手にしたパッケージを指さして言った。
「ねえ直人、この涼音って子、知ってる? グラビアマニアの直人なら、知っててもおかしくないかと思うけど」
「涼音? 聞いたことないな……新人ですか?」
「そう。今わたしが一番仲良しな女の子なの。この仕事の時一緒になってから、たまに二人でご飯食べたりするの」
「新人……優美さんの二歳下、高校三年生か……俺より年上じゃないか」
そこには女子高生らしさの残る体型・顔つきのショートカットの女の子がカメラ目線ではにかんでいた。
この子も中々お目にかかれないレベルの美少女だ。髪型のせいか、ちょっとボーイッシュな感じだ。自信ありげな瞳に、なんとも言えない魅力がある。
そしてなにより、胸が大きい。まあこの業界では当たり前のことだけど、それでもこの可愛さで、この胸の大きさ……
(これは、新たに俺のお気に入りの女優に登録されるかも……)
「直人はこういうタイプの子、好き?」
「けっこう、好きかも……あ、もちろん優美さんが一番です」
「ふふ、ありがと。そろそろ読み込み終わったわね」
動画が始まると、さっそくモノトーンのメイド服を着た優美さんが画面の中に現れた。
フリフリの可愛いメイド服だが、めちゃくちゃ肌色成分が多かった。肩が出ていて、胸元も大きく開いて、柔らかそうな谷間が露わになっている。さらにスカートはやたら短く、すでにお尻に食い込んだ白いパンツが時折見えてしまっている。
そのメイド服は、その身体を最大限引き立てているように見えた。
床をモップで可愛い仕草でお掃除したり、雑巾でテーブルを拭いたり、お盆にコーヒーカップを載せて持ってきて微笑んでくれたり……そうするたび、乳揺れしているのがよくわかるのが最高だ。
「うわ……もう、たまんないです」
「こういう萌え萌え~っとしたのも趣味なのかな? わたしも可愛いお洋服は大好きだし、今度、そういうコスプレ衣装も集めてみよっか。陽菜もお揃いでどう?」
「わたしは……こんなの、恥ずかしいし……あ、でも、お兄ちゃんが好きなら……」
陽菜ちゃんは俺の顔をチラチラ見ながら、顔を赤くしている。
「それじゃ、とびきり露出の多いやつ、陽菜にも買ってくるね」
「お姉ちゃん! や、やっぱりヤダ!」
「陽菜は恥ずかしがりなんだから……わたしなんて、あんなことしちゃってるんだよ?」
画面の中では、ソファの上でエロティックなポーズを決めている。
優美さんはお尻をこっちに向けて、モップにまたがっていた。ローアングルから、傷一つない足首からお尻までのむちむち感を一つの画面で写している。しなやかに背中を反らして、なんとも言えないエロさだ。
セクシーな表情でカメラを振り向いて、優美さんが眉を寄せて「ご主人さま、ダメですよ……」と呟く。
隣の優美さんが照れたように言った。
「そんな風に前のめりで見られると、ちょっと恥ずかしい」
「あっ」
気づくと俺も陽菜ちゃんも、画面に食いつくようにして鑑賞していた。二人して同じことをしていて、まるで本当の兄妹みたいだと思った。
「直人も陽菜も夢中になって見てくれてて、お姉ちゃん嬉しいけどね」
「だって、お姉ちゃん、すっごく……綺麗で」
「そんなに褒められると、困っちゃう」
優美さんの見せ場が終わると、もう一人のグラドルが扉から入って来た。
|天辻涼音《あまつじすずね》。パッケージの説明にはそう書いてある。さっき話していた優美さんの後輩だ。画面の中で、何やら不満そうな顔をこちらに向けている。
「ご主人さま、わたしも相手してくれないんですか」
ちょっと小生意気な言い方だが、それが表情や雰囲気とマッチしていて、なかなかよかった。
優美さんと同じメイド服を着ている。動画で見ても、優美さんにひけを取らないほど豊かな胸の持主で、俺はますます興味を引かれた。
二人はさっそく向かい合わせに抱き合って、おっぱいをくっつけあい始めた。柔らかそうな感触が、見ているだけで伝わってくる。
優美さんと鈴音さんはお互いふざけあうように、笑いながらこっちを見ている。涼音さんは笑顔を浮かべ始めるとなかなか可愛い。
二人はそのうち、ソファで抱き合いながらゴロゴロし始めた。時折、くすくすと笑う優美さんと涼音さん。女の子二人だけの、美しくて甘い空気感が伝わってきて、なんというか見惚れてしまう。
グラビアビデオが終わると、優美さんは早速感想を聞いた。
「どうだった? もしダメだったところがあったら言ってね。直人の意見、全部叶えてみせるから」
「完璧ですよ……もう、文句なしです。あ、涼音さんもなかなかいいと思いました」
「ね、可愛いでしょ? わたしも涼音ちゃんはおススメだよ。初出演なのに、全然緊張してないのはマイナスだけどね。もっと初々しいほうがいいのかも」
「でもこの可愛さで、業界トップレベルの優美さんと共演って、絶対これから売れるじゃないですか……」
「そうなるかもしれないね。そうだ」
優美さんは突然、思い出したようにスマホをいじってスケジュールを確認しだした。
「今度、また涼音ちゃんと共演することが決まってるの」
「そうなんですか」
「ええっと……そう、今度の日曜日、南の島で撮影があるの。すっごく綺麗なビーチだよ。ほら」
優美さんのスマホには、透き通った青い海、白くさらさらしていそうな砂浜の写真が表示されていた。まさに南国と言った感じだ。
「いいですね……また優美さんの新作がこんな綺麗な景色の中で……」
「それでね、いいこと思いついちゃったんだけど、直人も陽菜も、飛行機で一緒に来ない?」
「え!? 画面越しじゃなくて、ほんとの撮影風景を見せてくれるんですか?」
「だってわたしたち、姉弟だし、立ち会いくらい許してもらえると思うよ」
突然もたらされた幸運に、どう反応していいかわからない。段々と、高揚感が湧き上がってくる。
めちゃくちゃ嬉しかった。思わず頭を下げた。
「優美さんの生グラビア見放題なんて……最高です! ありがとうございます!」
「そんなに喜んでもらえると思わなかった。直人ったら……ほんとにグラビア大好きなんだね」
優美さんは嬉しそうな笑顔を浮かべていたが、一転、僕の顔を近くから覗き込んで言った。
「でも、グラビアのわたしばっかり見てちゃ、嫌なんだけどなぁ……だって、あれはお客さんのために演じてるわたしだから。本物のわたしは、直人にしか見せてないんだからね?」
「ゆ、優美さん……」
「優美姉さん、でしょ? 今ここにいるわたしはグラビアアイドルの湊優美じゃなくて、直人の姉の、直人だけの上坂優美だよ」
そんな嬉しいことを言われながら微笑まれたら、たまらなかった。
ドキドキと胸の拍動がはやくなり始めた。息子がうずうずしだすのが、わかる。
実はずっと、ビデオを見ている最中から、勃起し始めていた。見ると、完全に制服ズボンにテントが張ってしまっている。
僕の目線を追ってか、優美さんもそれに気づいたようだ。
「興奮しちゃったんだ……ねえ、グラビアのわたしと、ほんとのわたし、どっちで興奮したの?」
「両方ですよ……」
「ふふ、ありがとう。お姉ちゃんに、何かしてほしいことはある?」
「あの……ファンサービスしてください! お願いしますっっ!」
「仕方ないんだから……直人だけ、特別なんだからね」
背後から、陽菜ちゃんが恥ずかしそうに言った。
「お、お姉ちゃん……」
「陽菜もしたい?」
「えっ……わ、わたし……わたしは……」
陽菜ちゃんは、一生懸命葛藤していたけど、結局小さくこくんと頷いた。
「わたしも……ちゃんと、お兄ちゃんとエッチなこと、できるようになりたい」
「もう、二人とも、いつかは、ちゃんとお姉ちゃん以外の女の子と付き合わなきゃダメだからね?」
なんて幸せなんだ、と思いながら、未だに緊張が抜けなかった。自分がこんな美少女姉妹を犯すことのできる身だなんて、やっぱり夢みたいだ。
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