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剣と魔法の世界からお持ち帰りしました(16)

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 俺とハーナルは寄り添って、部屋に入った。熱くなっている体温が直に感じられる。
 発情しきっているハーナルは、俺をベッドに座らせた。
 俺たちの関係性は、最初のセックスの頃とは少し変わっていた。あれから時間が経つにつれて、どんどんハーナルは俺のことが好きになってしまい、魔痕を通じて感じ取れる愛情もますます強まっている。俺がハーナルのことを求めなくても、ムラムラして仕方ないハーナルは俺のことを気持ちよくしてくれる。
「シンヤさん、おちんぽ出してください♡ たくさんご奉仕したいんですぅ♡」
 俺の股間に顔を寄せて、すんすんと匂いを嗅ぎながら、ジッパーを開けるよう促してくる。その頬はすでに上気していて、これからしてもらうであろういやらしいことに対する期待がどんどん膨らんでいく。
 ゆっくりとジッパーをあげ、勃起した肉竿を露出させると、ハーナルはそっとそれに触れて、愛おしそうに鼻筋を寄せてくる。
「シンヤさんの濃い匂い……♡ おしゃぶりさせてください♡」
「ハーナル……っ」
「ふぇろっ♡ シンヤさんのおちんぽ、おいしいです♡ わたしのご奉仕、心ゆくまで楽しんでくださいね♡」
 メイド服を着て、全身で俺に対する服従を示しているハーナル。
 唾液で濡れた舌でぺろり、ぺろり、と亀頭を舐め始め、しゅこしゅこと根元のあたりを握ってしごいてくれた。まずはゆったりとした快楽がやってきて、俺はハーナルに身を任せたまま、ふぅ、と息をついた。
 温かい舌が這いまわり、俺の息子を涎でべたべたにしていく。てらてらと全体が光るくらいに舐めまわすと、鈴口のところを重点的にちろちろと舐められて、心地よくてたまらない。
「んれぇ……♡ 気持ちいいですかぁ、シンヤさん?」
「舐めてるだけじゃなくて、ちゃんと咥えてしゃぶってよ」
 俺はハーナルの気持ちいい口淫に屈するのが嫌で、この程度じゃたりないぞ、とばかりにそう命令した。
 ハーナルはふふ、と笑って、従順に俺の言うことを聞いた。
「かしこまりました、シンヤさん♡ おくちの中でたっぷり気持ちよくしてあげますね♡」
 待ってました、とばかりに俺の肉棒をぱくりと咥えるハーナル。まずは亀頭をくちに含んで、舌でカリ首を何周も舐めまわしてくれる。敏感なところを何度も責められて、快感でどうにかなってしまいそうだ。冒険の最初から連れ添っていただけあって、長い時間をかけて俺の気持ちいいトコロを知り尽くしている口戯は卓越していた。
「じゅるるる……♡ んっ♡ じゅるる……はぁ♡」
 ハーナルは肉棒に吸い付きながら、どんどん奥まで咥えこんでいく。全体がハーナルの涎たっぷりの温かい口で包まれて、唇が根元をしごきたててくる。メイド服を着たハーナルはやっぱり可愛くて、そんな彼女にここまで贅沢に奉仕されるなんて、男としてこれほど嬉しいことはなかった。
 快感とハーナルの優しさに甘やかされて、頭の中から節制という概念が溶けて消えていくのが分かる。女の子とこんなことばかりしていたらダメなのに、欲求がどんどん湧き上がってくる。このままハーナルのおくちに射精したい。そのままハーナルに挿入しておまんこにたっぷりナカ出ししたい。
 でも、そんなことではいけないのだ。日本にハーナルを連れてきたのは、こうやってセックスをしまくるためじゃない。冒険の思い出を共有する仲間を連れ帰るというのと、最低限ハーナルの性欲を処理してあげるためだ。俺が楽しみすぎると、どんどん気持ちが緩んで、女の子たちとハーレムセックスばかりする毎日になってしまう。
 俺は気持ちよくてぼぉっとなって、射精の予感が近づいてくるのを感じていた。
「んはぁ……♡ シンヤさんのおちんぽ、おいしくて、いつまでもしゃぶれちゃいます♡ んじゅるるる……♡」
「ま、待ってハーナル……そろそろ出そうだっ」
「何を言ってるんですか? たっぷりお口に出してください♡ 全部飲んじゃいます♡」
「うっ……出る! っ……!」
 びゅるるるっ! びゅくっ! びゅーっ!
 ここ数日ため込んでいた精液が、ハーナルの口の中に放出されていく。ハーナルは俺の顔を上目遣いで見つめながら、嬉しそうな表情で、すぼめた口で精液を吸い取っていった。
 ちんぽに吸い付いていた口を離すと、ハーナルは口元に残っていた精液をぺろりと舐めながら言った。
「じゅる……んぐ、んぐぅ♡ シンヤさん、今日も精液、濃厚ですごい味でした♡ 他の子たちとあんまりセックスしてないんですか?」
「しょっちゅうしてたら、ハマってやめられなくなっちゃうからさ」
「たくさんセックスしてあげないと可哀想ですよ? 他の女の子たちも、こんなにシンヤさんと仲良しで、ずっと近くにいるのに、セックスできないなんて、ムラムラして頭おかしくなっちゃいます♡」
「でも、ヤリすぎちゃうとあの時みたいにどんどん生活が堕落していっちゃうから……」
「いいんですよぉ♡ そんな細かいコト考えなくても♡ 余計なことを言うシンヤさんのお口は、わたしが塞いじゃいます♡」
 ハーナルはゆっくりと膝立ちになって、俺のことを愛おしそうに抱きながら、唇を寄せた。文字通り俺は口をふさがれて、何も言えなくなってしまう。
 甘い味のする舌がぬるぬると口の中に入ってきて、俺の舌と絡み合うと、余計なことを言う気すら見る間に消えていくのがわかった。女の子たちといやらしいことばかりしていてはいけない、王として節度ある生活をしなくてはならない――そういう気持ちがどんどん薄らいでいくのが分かる。代わりに、こんなに可愛い目の前にいるハーナルを犯しまくってやりたくなって、どうしようもなくなってくる。
「んちゅ……ちゅぅ……♡」
 ハーナルの愛情たっぷりのキスが終わるころには、俺はくらくらして何も考えられなくなっていた。この女体を自分のものにして、いやらしい喘ぎ声をあげさせてやりたい……もう、我慢できなかった。
「おちんぽもまた元気いっぱいになりましたね♡ それじゃあ、わたしのここに……シンヤさんの太いの、くださぁい♡」
 メイド服を見せつけるように脱いでいくハーナル。肩を出して、少しずつ白い柔肌が露わになっていくのを見ていると、俺はもうダメで、押し倒して襲い掛かるようにハーナルの服を脱がしていった。
「きゃ♡ シンヤさん、今日は乱暴なんですね♡ やぁん、ぱんつ脱がさないでくださぁい♡」
 足を閉じようとするハーナルから、無理やり下着を奪い去る。女の子の大事なところからは、たっぷりと発情を示す蜜が滴っていた。俺のことを迎え入れるために、愛液でこれまでかとばかりにヌルヌルになっている。
 顔を赤らめて、秘所を手のひらで隠そうとしつつも、その表情は俺にこれから犯される期待でいっぱいになってしまっている。
 股を開かせて、ガチガチに固くなった肉棒を割れ目にあてがうと、ハーナルは一切抵抗せず、むしろ甘い声で求めてくる。
「ヌレヌレのおまんこに、シンヤさんのおちんぽでいっぱいお仕置きしてくださぁい♡」
「ハーナル……!」
 頭の中で血管が千切れるほど興奮して、俺はハーナルのだらしないおまんこに息子を突き入れていく。柔らかい感触。たっぷりと分泌されたトロトロの液体が、ヒダヒダに絡まって竿を包み込んでくる。さっきのフェラにも増して気持ちよくて、全身が歓喜してゾワゾワしているのがわかる。
「あんっ♡ シンヤさんのおちんぽ、気持ちいいですぅ♡ 太くてかたくて、わたしのナカ、いっぱいになっちゃってます♡」
 ハーナルは媚びた声でよがって、ますます俺は興奮してしまう。一番奥までいれたところで、ハーナルは足を俺の腰に絡みつかせてくれて、一体感が強まった。
「もっとおちんぽ動かしてください♡ ぐちゅぐちゅっておまんこ掻き回してくださぁい♡」
「……っ!」
 俺はハーナルの誘惑に負けて、もう何も考えられずに腰を振りまくってしまう。
 その度に、極上の快楽が訪れて、俺はそれを味わいながらぱんぱんと音を立ててヌメヌメのおまんこを穿っていく。ハーナルのナカは、奥まで入れるときゅうぅっと締まって、肉棒を引き抜くのを嫌がっているみたいだ。ヒダヒダに擦れる心地よさがやめられなくなって、どうにも腰が止まらない。
「シンヤさん♡ もっと激しくシてください♡ わたし、シンヤさんのおちんぽメイドとして、最後まで尽くしますからぁ♡」
「やばい、ハーナル……イキそうっ」
「ナカ出しして、妊娠させてくださぁい♡ シンヤさんの子種汁、いっぱい子宮にかけてわたしたちの愛の結晶、作っちゃいましょう♡」
「ちょっ……待って、本当に出る……うっ!」
 びゅるるるっ! びゅーっ! びゅるるるっ!
 ハーナルの足がしっかりと俺に巻き付いていて、引き抜こうとしていた肉棒を引き抜けなかった。そのままハーナルの一番深いところで射精が始まって、俺は精液が出るのを止められない。
 たまらない快感とともに、何度も精子がハーナルのナカへと泳いでいくのがわかった。出している最中も、おまんこがきゅうきゅう締まって、射精を促してくれる。精子が搾り取られるようで、天にも昇りそうだった。こんなにも気持ちがいいなら、ハーナルを孕ませてもいいかと思ってしまうくらいだった。すっかり精神がぐずぐずと溶かされて、快楽の沼にずぼずぼとハマっていってしまっている。
「いっぱい出ましたね♡ 赤ちゃん出来ちゃったでしょうか? うふ、楽しみです♡」
 ハーナルはとろけきった表情で、再び腰を揺すってくる。それだけで快感が走って、俺はまたしても、もっとこの子を犯したいという気持ちでいっぱいになってしまう。
「わたし、まだイってないですよぉ♡ 今日はまだまだ寝ませんからね? アークにわたしを置いてきぼりにした罰として、たっぷり子作りセックスしてください♡」
「ハーナル……!」
 俺は快感への欲望や、この子への愛情でもうたまらなくなって、再び腰を振り続けてしまうのだった。


 朝起きると、ハーナルはすでに起きていて、俺の額にかかった髪を整えてくれていた。
「おはようございます、シンヤさん♡ 昨晩は楽しかったですね♡」
「あぁ……でも、気持ちよかったよハーナル」
「ありがとうございます♡ それで、次はいつセックスしてくれるんですかぁ♡」
「まだ魔痕の光が全然強まってないだろ……しばらくはまた我慢しろ」
「いやですよぉ♡ もっと気持ちいいコトしたいですぅ♡ シンヤさぁん♡」
 何も身に着けていないハーナルが、ぴったりと俺に抱き着いて甘えてくる。魔痕を刻み付けた女の子は、一度俺とセックスをすると、大体こうなってしまうから困ったものだった。
 昨日あれだけシたはずなのに、またムラムラしてきてしまうから自分にも呆れたものだった。一晩中いやらしいことをして射精しまくったおかげで、精液はすっからかんになっている。なんとか性欲を抑えることが出来た。
「ダメだ。他の子たちにも示しがつかないだろ?」
「えぇ……。日本で気ままな暮らしが出来るなら、毎日でもしてもらえるかと思ったんですけどね……。わかりました、我慢です……。最初に出会った頃は、毎日のようにセックスしてたのが懐かしいです」
「思い出すな。初めてセックスした後は、猿みたいにセックスしまくってたな、俺たち」
「初めての時……あの泉で、一緒に水浴びしたときのことですか?」
「そうそう。あの後しばらく、セックスしかしてなかったよな」
「あの頃のエッチなシンヤさんに戻ってくださいよぉ」
「ダメだ」
 俺は、ふと思いついたことがあってハーナルに質問したくなった。
 わりと出会った当初からあざとかったハーナル。魔痕を刻み込んだ後、態度を急変させる女の子は多かった。アリサなんかも、最初は俺のことを全然好きではなかったみたいだが、日に日に魔痕の力に征服され、俺のことを今では求めてくるようになった。
 ということは、ハーナルは魔痕なんかつけなくても、俺のことを好きだったんじゃないだろうか。
「ていうか、やっぱりお前、最初から俺のこと狙ってたんじゃないか……? 村で出会った時から、童貞臭かった俺のこと誘ってたんじゃないのか?」
「えぇ? そんなことないですよぉ……あの泉での時はなんだか、すっごいムラムラしてきちゃって。あんな風に男の人のことを誘ったのは初めてなんですからね♡」
「なんだそれ……」
「本当ですよ! なんか、あの時のわたし、おかしかったんです。シンヤさんとエッチなことすることばっかり思い浮かんじゃって、他のことに手がつきそうになくて、それであんな風に……シンヤさんがあの〈魔痕〉をわたしに刻み付けたせいじゃないですかぁ」
「ハーナルに限っては関係ないだろ。とんだ変態娘だな」
「ちょっと、なんでそうなるんですか、違いますよぉ。シンヤさんのことが大好きだから、ああいう風になっちゃったんです♡」
「わかりやすく媚びるなよ、この淫乱」
「ひどいですよぉ、そういうこと言われるとわたしだって普通に傷つきます。シンヤさんと一緒にいる時だけ、ちょっとだらしなくなっちゃうんです♡ 普段はこんな子じゃないですよ、わたしっ」
 本当に魔痕を刻んだせいで、こんなにいやらしいことをしてくれるんだろうか。もともと変態な子だったんじゃないかと疑ってしまう。
 それも、魔痕を刻み付けてしまった今となってはもうわからない。
 とにかく、こうやってイチャイチャ出来るならいいや、と思ってしまうのだった。
 女の子と一度寝てしまうと、どうしても繰り返しセックスしたくなってしまう。俺は一時期、初めて女の子の味を占めて魔痕を濫用し色んな子たちに手を出しまくっていた。その頃のことを俺は思い出し始めた。

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剣と魔法の世界からお持ち帰りしました(15)

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〈日本――6〉

 その日、異世界<アーク>から新しいメンバーが転移されてきた。
 時間は決まっていたから、俺はアリサとリリスとマリアと一緒にそれを心待ちにしていた。
 長い間冒険を共にしていたハーナル。やっとこちらの世界に送られてくるのかという気分だった。女の子たちも、もっと早く来て欲しかったと言っていたし、最初の三人の次に順番が回した俺の判断は妥当だったのだろう。
「ハーナルちゃん、どういう風にこっちの世界に来るのかしら」
「わたしたちと同じなんじゃないか? 急に上から落とされて……」
「あの方法、ひどいですわ。しばらくお尻が痛くて動けなかったですもの」
 三人が不満を漏らしていたところに、ちょうどそれと同じ方法で、ハーナルは現れた。
 どこからともなく空中に現れて、部屋の床にどしりと尻もちをついた。
「いたた……いきなり、なんなんですかもう……あっ! シンヤさん!」
 ハーナルは俺に気がつき、キラキラと目を輝かせた。久しぶりに会えた嬉しさでいっぱいという表情をしている。
 彼女は、俺が回想していたころとは少し違う服装をしていた。
 メイド服。白と黒を基調にしたエプロンドレスには、胸の所にピンクのリボンを結んでいる。髪には白い布のカチューシャが飾られていて、腕には白くてつやつやした薄布の手袋、そして同じ素材の白いニーソックスをはいている。スカートは短く、隙間の白い太ももがまぶしい。
 実はあの後、俺はハーナルにメイド服を着させ、メイドとして小間使いのように使っていた。何しろ、彼女は魔法を使えるものの、その魔法が戦闘向きではないため、普段はほとんど役立たずだったのだ。アリサという超強力な戦闘力を迎え入れたパーティにとって、彼女の役割はその程度になってしまったわけだ。
「アリサさんに、リリスさんに、マリアさんまで! みんなここにいたんですねっ!」
「ハーナル、久しぶり」
「久しぶり、じゃないですよぉっ! 急にいなくなってびっくりしてたんですからねっ! すぐ帰ってくるって信じてずっと待ってたんですから!」
 ハーナルは、いきなり俺に駆け寄って、抱き着いてきた。
 柔らかい感触が胸板に当たる。ふわっとハーナルのいい香りが漂って、再会したのだとこれ以上なく実感させられた。すりすりと俺に頬ずりをして、どうやらだいぶ俺のことが恋しかったらしい。
「悪かったよ、俺も急なことだったからハーナルに伝えられなかったんだ。実は……」
 俺はこれまでの出来事や決まったことを話した。俺が転移した先から戻らなければならなかったこと。その条件として好きな人をお持ち帰りして構わないという約束になったということ。日本では出来る限りの待遇を受けさせてもらうこと。
 それらをふんふんと頷きながら聞いた。相変わらず〈アーク〉に住んでいた人たちは転移という概念がよくわからないらしく、遠い地へ連れてきてもらったということで納得した。それでは話が半分もわかっていないことになるが、ハーナルはにこりと笑って言った。
「そういうことだったんですね! 女神さまの気まぐれだったなら、仕方ないです。シンヤさんは悪くないです♡」
「ハーナル、また会えてよかった! ここニッポンは素晴らしい場所だぞ。わたしも最初は戸惑ったが、今ではこんなに住みやすい地はないと思っている」
「わっ……その口調、もしかしてアリサ!? 全然服装違うから、一瞬わかんなかったよ!」
 ハーナルは、女の子らしい服を着て見違えたアリサを見て目を丸くした。アリサは恥ずかしそうに自分の身体を抱いて、頬を朱く染めた。
「なっ! こ、これはシンヤに言われたからこんな格好をしているだけだ! べ、別に着飾ろうなどと……!」
「可愛いよ、アリサ。鎧脱いだら全然雰囲気変わるんだね~」
「や、やめろっ! 可愛いだなんてっ……!」
 アリサはもじもじしながら、相変わらず女の子として扱われるのが苦手みたいだ。
 ハーナルは期待を込めた表情を浮かべた。
「みんな、すごく可愛いお洋服着てます……! リリスさんもマリアさんも素敵です! もしかして、わたしも新しいお洋服を買ってもいいんですか?」
「いいや、ハーナルはとりあえずメイド服でいいよ」
「なんでですか!? このメイド服もお気に入りですけど、わたしもたまには違う服装したいなぁって……」
「また今度、気が向いたら買いに行こう。とりあえず、ハーナルには二つ言わなきゃいけないことがある」
「気が向いたら、っていつになるんですか、もう……」
 ハーナルはちょっとしょげながらも、俺の話を聞いてくれた。
「一つ目、まずは、ハーナルの、この世界での新しい名を決めたい。もしかしたら今後、外の世界で名前が必要になるかもしれないからな」
「名前……? わたし、ハーナルじゃなくなっちゃうんですか?」
「そんなことないわ。あくまでこのニッポンで使う便宜的な名前よ。わたしは璃々という名前をもらったわ」
「わたくしは麻理亜ですわ。音は前と同じですけれど、文字が違いますの」
「わたしは有紗。こういう風に書くんだ」
 三人がその辺にあったメモ帳に文字を書いて、ハーナルに見せてあげている。
「璃々に有紗に麻理亜……ちょっと似た感じの名前をつけてもらえるんですね。それで、わたしの名前はどうなるんですか?」
「もう決めてる。今日からこっちの世界でのお前は〈波奈〉(はな)だ」
「波奈……なるほど、ニッポンで使いやすくすると、そういう感じになるんですね」
 ハーナルは、まだ違和感があるようだが、少しずつ慣れていくだろう。
「安心しろ、まだその名前を使うことはない。しばらくハーナルという呼び方は変えないはずだ。そして二つのうちのもう一つ。こっちの世界に来てもらったばかりで悪いけど、冒険の時にしていたみたいに料理を作ってくれないか?」
 アークでパーティを組んでいた時、料理店が近くにないときは、よくハーナルが料理を作ってくれていた。俺とアリサにはそういう才能が一切なかったから、当然と言えば当然の流れだったが、ちょっとずつ上達していった料理の腕は、今ではかなりのものだ。
「今晩のご飯は、わたしが担当ってことですね。いいですよ、冒険の時はいつもわたしが当番でしたもんね。喜んで引き受けます!」
 その日の夜は、部屋の冷蔵庫にあった食材をフル活用して、ハーナルが美味しいご飯を作ってくれた。


 夜ご飯を食べ終えると、女の子たちとお喋りする中で寝泊まりする部屋の話になった。
「後でハーナルの部屋に案内するよ。この家はめちゃくちゃ広いんだ。きっとびっくりするよ」
「本当に素晴らしいおうちですのよ! 色々と見て回ればわかると思いますがわたしのお城よりも豪華ですわ」
「ですよね、さっき夜景を眺めましたけど、すごく綺麗でした……こんなところに住めるだなんて、さすがシンヤさんです! 話に聞いていましたけど、ニッポンがこんなに良い場所だとは……」
 さっきハーナルは前面ガラス張りの窓から眼下の風景を眺めて目を輝かせていた。やっぱり、こっちの世界の女の子だけじゃなく、異世界の女の子も夜景が好きみたいだ。
 女の子たちを喜ばせてあげられるのはやっぱり気分が良い。
「貧しい村で過ごしていたわたしを、こんなに居心地の良い場所に連れてきてくれて、感謝してもし尽せないですよぉ……♡」
 ハーナルはちょっと目元をうるうるさせている。相変わらずちょっと涙もろい彼女。いつだったか、貧しい村から連れ出してら案内してもらう代わりに飯を奢ると言った時もぐずぐず泣いていた気がする。
 確かにあの出会いがなかったら、この可愛い子も日の目を見ずに、ずっとあのアスガルドの隣の田舎村でおばあちゃんになるまで貧しく暮らしていたんだろうなと思って、いいコトをしたなと思う。
 涙ぐんでいるハーナルを連れて、彼女が入る予定の部屋へと案内する。他の子たちを置いて、二人で廊下を歩いていると、ハーナルはちょっと頬を染めて、俺にしなだれかかってきた。
「でも、本当にシンヤさんに会えてよかったです……シンヤさんと一緒に冒険して、いろんな場所を旅して、本当に楽しかったです
「なんだよ、急にしんみりしたこと言い出して」
「だって、本当にそう思うんですもの……シンヤさん、大好きです♡」
「わかったから、あんまりくっつくなよ」
「くっつきたいんです♡ わたし、他の子たちの前では我慢してたんですからね? 見てください……実は、すごいことになってて……♡」
 ハーナルが、ふと俺に背中を向けて、メイド服の背中のところを見せてきた。俺はまさかと思って、服をちょっと引っ張って素肌を見てみると、予想通りの事態が起きていた。
 紫色に光る魔痕が、まるで俺に我慢の限界だとアピールするかのようにふだんよりはるかに輝きを増していた。
「わかりますかぁ……? 背中の魔痕が、すごく疼いて、光ってるんです……♡」
 確かに、ハーナルを異世界に置いてきていたせいで、しばらくの間相手をしてあげていなかったことになる。その間に彼女の中には、俺とセックスをしたいという欲求が溜まりに溜まっていたはずだ。魔痕の力によって。
「わたし、他の女の子たちの前では我慢してたんですからね……? こうやって、シンヤさんと二人きりになれたから、やっといやらしいことが出来るかなって……♡」
 気づけば、ハーナルの頬は赤く染まり、熱っぽくのぼせたような表情になっている。アスガルドをハーナルと一緒に彷徨っていた頃のことを思い出す。あの時と同じ表情だ。
 ハーナルは俺にしなだれかかって、上目遣いで媚びてくる。
「あのぉ……わたしの部屋で、いやらしいこと、たっぷりしませんかぁ♡」
「ちょ、ちょっと待った。本当に限界なんだよな? 少しも我慢できないんだよな?」
「当たり前じゃないですかぁ♡ わたしはもうその気ですからね? シンヤさんのこといっぱい気持ちよくしてあげます♡」
 このままでは、また女の子たちとエッチをしてしまうことになる。
 節度を保たなくては、という思いがありつつも、今日はハーナルも限界だから、セックスしてあげないと可哀想だ、という思いもあった。この魔痕の光り具合からして、ハーナルは俺とセックスしたくてしたくてたまらなくなっているはずだ。
 ハーナルの感情を理解しようと、俺はハーナルとの魔痕で繋がった絆を開通させる。
(……!)
 その途端、魔力を通じて、淫らな感情がこれまでかと言わんばかりに伝わってきた。俺とセックスすること以外、何も考えられていない。やっぱり、今ハーナルは欲求不満の限界に達しているのだ。
 それならば……俺は、自分の欲求にも素直に従うことにした。久しぶりのハーナルとのセックスが、待ち遠しいのは紛れもない事実だ。
 俺が、いいよと返答する前に、ハーナルが俺の股間を手のひらで撫で始めていた。この後の濃厚セックスを想像してムクムクと勃起し始めていた股間を触られてしまった。
 ハーナルは、嬉しそうに淫らな笑顔を俺に向けた。
「おちんちんは、正直ですね♡ ご奉仕の時間の始まりです♡」

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 森の茂みの中を通って、俺たちは泉に到着した。
 綺麗で透明な水が溜まっている、雰囲気の良い場所だった。泉に隣り合うように崖があって、その上から清流が流れ込んでいる。この世界の人々が水浴びに使うのもわかる気がした。
 せせらぎの音を聞きながら、俺は先にハーナルに水を浴びてもらうことにした。
「なんだかぼおっとするんですよぉ……」
 ハーナルは、頬を朱く染めて、なんだか色っぽい口調で言う。
 一体どうして、ハーナルはこんな状態になってしまったのだろう。その背中で輝きを増している魔痕が原因なのだろうが、一体どういう効用なんだ?
 俺がその場を離れようとしていると、その前にハーナルがするすると服を脱ぎ始める。俺は慌てて目を背けてその場を立ち去ろうとするが、なぜか呼び止められた。
 あまりにも変なことを言うものだから、ドクン、と心臓が変な動き方をした。
「あのぉ……わたしの背中、流してくれませんかぁ♡」
「な、何言ってるんだよ!?」
「だって、体に力がはいらなくて……誰かに助けてもらわないと、体もまともに流せないんですぅ」
「……そ、そんなに言うんだったら……」
 本当にいいんだろうか。迷いもあったが、俺はハーナルの女体を見たいという欲求に衝き動かされていた。
 俺は、ちらちらと、少しずつ目線をハーナルに向けていく。
 するする、とハーナルが全て服を脱ぎ捨てたところだった。俺は、初めて妙齢の女の子の肉体を目の当たりにしていた。
 膨らんだおっぱいの先で、つんと乳首が尖っている。垂れさがっていない、ハリのあるおっぱい。
 なだらかで、丸っこい体の曲線。お腹のところは痩せているのに、お尻はくびれて大きい。そして、股間にはわずかに陰毛が生えている。
 全裸のハーナルが、俺にふにゃりと笑いかける。
「シンヤさん、そんなにじろじろ見ないでくださいよぉ♡」
「み、見ないで体を流すだなんて、無理があるだろっ」
「そうですかぁ? それなら、恥ずかしいですけど……見てもいいですよ♡ もっとこっちに来てください♡」
「わ、わかった」
 俺が近づくと、裸のハーナルは、よろよろと俺に寄りかかってきた。ふにょん、とおっぱいが腕に当たる。これまでとは違う、生のおっぱいの感触に、俺は唾を飲む。
 すべすべした肌。柔らかくて吸い付きたくなるおっぱい。俺は股間が反応してしまって仕方なかった。
「シンヤさんも、服を脱がないんですか?」
「そ、そんなの、ダメだろ……」
「ずるいですよ♡ わたしの裸は見たのに、自分の裸は見せないだなんて♡ ほら、脱いでくださいっ」
 この子は、俺のことを誘惑しているのだろうか? 俺はこのままハーナルの背中を流してしまっていいのだろうか? 色々な思考があったはずだったけど、俺は目の前にある女体にもっと触れたい、近づきたいという欲求が我慢できなくて、そのまま服を脱いでハーナルと一緒に泉の中に入ってしまった。
「あれ、シンヤさん……これ、なんですかぁ♡」
 ハーナルが、俺の勃起した肉竿を見て、くすくすと笑う。俺は女々しくも、恥ずかしくて仕方なかった。
「せ、生理現象だろっ! 女の子と一緒に、水浴びだなんて……!」
「シンヤさんも、そういう気持ちになるんですね♡ てっきり、アソコが使い物にならない男の人かと思ってました♡」
 すごく馬鹿にされたような気がするが、俺には反論する余裕すらなかった。
 やたらくっついてくるハーナルと一緒に泉の水に体を浸す。冷たい水が心地よさそうに、ハーナルは緩んだ表情を見せていた。そして、水の中で、俺の手のひらに手のひらを重ねてくる。
「わたしの背中、流してくれないんですかぁ」
「わかった、な、流すからっ!」
 俺は立ち上がって、ハーナルの後ろに立つ。ガチガチに勃起した肉棒が水面から出てしまって滑稽だったけど、それを気にしないで、ハーナルのちょっと汗ばんだ背中を撫でる。
 ハーナルは、痒い所にやっと手が届いたかのような、やたら色っぽい声で喘いだ。
「はぁん……♡ そこ、気持ちいいです、もっとこすってください……♡」
「こ、これでいいのか?」
「はい……ついでに、背中以外のところもこすってくれませんか? たとえば、前とか♡」
 急に、ハーナルが振り向いて、俺のことを下から見上げた。
 正面から、そのおっぱいや、股間が見えてしまって、俺はどうすればいいかわからなくなった。体の中で、動物的な欲求が湧き上がってくる。この女体を撫でまわして、舐めまわして、肉棒を突き込みたい。
 ここまで来たら、もうハーナルとセックスするしかないんじゃないか。そんな気がしてきてしまうのだ。
 童貞を卒業させてもらえるかもしれない。その誘惑は強力だった。おまんこに肉棒を挿入したら、どんなに気持ちがいいんだろう? それも、こんなに可愛い子とセックスをしたら、それはそれは昇天しそうなほど素晴らしいに違いない。
 俺はそんなことを妄想しながら、ハーナルの身体を食い入るように見つめてしまっていた。
 そしてハーナルは、俺を明らかに誘惑した。俺の手を取って、自分の身体に近づけたのだ。
「わたしの身体、そんなに魅力ないですかぁ……? シンヤさん、ムラムラしてるくせに我慢しちゃうんですね♡ あれですよね、童貞さんなんですよね?」
 ハーナルに童貞がバレてしまって顔から火が出るほど恥ずかしかったが、もはやそんなことはどうでもよかった。
 このハーナルの女体にありつけるというのなら、もう何をされてもいい――それくらい、興奮しきっていた。
 彼女は俺の手を、自分の胸の方へと持っていく。そして、触れる寸前で焦らしてきた。
「おっぱい、触ってみますか♡ もしかして、触るの初めてですかぁ?」
「ハーナル……お前……っ」
「えぇ? わたしはムラムラして仕方ないですよぉ♡ 男の人にあんな風に体触られて、ゾクゾクしちゃってます♡」
「俺も……ハーナルの体見て、興奮して仕方ない……」
「それじゃあ、仕方ないですね♡ 好きなだけ揉んでいいですよ♡」
 その言葉を聞いた瞬間、俺はもう頭のネジが飛んでしまって、がっついてしまった。
 ハーナルに近づいて、両手でおっぱいを揉みしだいてしまった。モミモミ、と擬音がつきそうな、たまらない触り心地に、夢中になってしまう。
「あんっ♡ ……シンヤさんも、ちゃんと男の人なんですね♡ 安心しました♡」
「ハーナル……ハーナルの胸、柔らかい……」
「ふふ、そんなにぎゅって揉まないでください。女の子の身体は優しく触らなきゃいけないんですよ?」
 俺は焦る手のひらを抑えながら、優しく愛でるようにおっぱいを揉んであげると、ハーナルは気持ちが良さそうに喘いでくれた。
 そして、唇をぺろりと舐めたかと思うと、ハーナルが目をつぶって、唇を尖らせた。
「シンヤさん……♡」
 キスを求められている。生まれて初めての光景に、困り果てながらも、俺は顔を近づけていった。ハーナルの息遣いが感じられる。なんだか、甘いような女の子の匂いが感じられて、ますます興奮してしまう。
「ハーナル……」
「ん、ちゅ……♡」
 唇を合わせると、それだけで気持ちが良くて、俺はしばらく触れ合わせるだけのキスを続けていた。
 やがて、ぺろり、とハーナルの舌が俺の唇を舐めた。それが呼び水となって、俺は舌を出して、いやらしいキスを始めてしまった。やり方なんて知らなかったけど、男としての本能が勝手にそうさせていた。
「ちゅっ……れろぉ♡ あっ、はぁ……♡」
 ハーナルも舌を絡めてきて、俺は初めてのキスの味に驚いていた。女の子のヌルヌルとした舌が俺の舌と触れ合って、言葉では言い表せないような心地よさだった。まるで触れているところに電気でも走るような快感。
 唾液は甘かった。俺の唾液とハーナルの唾液が混じりあうのが分かって、溶けていくようだった。しばらくそれを続けて、終えるころには俺はすっかりハーナルとのセックスに夢中になっていた。
「シンヤさんのおちんちん、すごいことになってますね♡ わたしが気持ちよくしてあげましょうか?」
 そして、ハーナルは積極的に、俺の息子に指を絡ませてきた。
 しゅこしゅこ、とゆるくしごいてくれるだけで、何とも言えない快感が走った。肉棒はバキバキに勃起し、ハーナルの手のひらの温かさを、ヒクヒクと震えて喜んでいる。
「は、ハーナル……」
「ぴくぴくしてますよ♡ 気持ちいいんですね♡」
 触ってもらうのは初めてだった。こんなにも、他人にしごいてもらうのが気持ちいいだなんて。俺は馬鹿みたいに突っ立ったまま何もできず、ハーナルの手コキを甘んじて受けていた。
 今のハーナルは俺の肉棒にうっとりとなって、しごく手つきにも大切なものを扱う愛情みたいなものが感じられた。もっと大きくして、わたしにそれを突き立てて欲しい――そういう声が聞こえてくるようだった。
 そう、ハーナルは俺に犯されることを望んでいるに違いない。
「ハーナルっ」
 俺は気付けば欲望に身を任せてハーナルを押し倒していた。水に浸かりながら、俺とハーナルは向かい合う。
「シンヤさん……♡ わたしに欲情しちゃいましたか? いいですよ、わたしのこと好きにしてください……♡」
 ハーナルは自分の股間に手をあて、指でぱっくりと割れ目を自ら開いた。ピンク色の女の子の大事な部分が、無防備にも俺の目の前にさらけ出されている。
 はやく肉棒をそこに突き込まなければならない――本能がそう告げている。女の子とセックスしてみたい。童貞を卒業したい。他のことなんか全部どうでもよくなって、欲求を満たさないと気がすまなくなってしまう。
 俺がハーナルにのしかかり、肉棒をそのおまんこに当てると、ハーナルは媚びるような上目づかいで言った。
「わたし、シンヤさんに、お嫁にもらってほしいんです……♡ パートナーとして、村からわたしを連れ出してください♡」
「ああ」
 俺は反射的にそう答えながら、竿をハーナルの秘所に挿入していった。
 ぬるぬる……と、初めての感触が訪れる。自分の身体の一部が、女の子のナカに入っていく。
 俺は感動していた。自分がハーナルみたいな可愛い女の子とセックスしている光景に。おまんこのヒダヒダが絡みついてくる快感に。ハーナルがあげる、艶めかしい嬌声に。
「あんっ♡ すごい硬いです……♡」
「ハーナル……!」
 俺はたまらず、腰を揺すり始めた。
 気持ちがいい……動き出すとその前後運動がやめられなくなってしまった。
 ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てながら、肉棒がハーナルのナカを出入りする。亀頭だけが包まれた状態から、根元まで突き込んでいき、また浅いところまで抜いていく。
「シンヤさん♡ いいですぅっ♡ もっと動いてくださぁい♡」
「やばい、これめちゃくちゃ気持ちいいっ!」
「わたしのおまんこ、ちゃんとシンヤさんのこと感じさせてるんですね♡ そのまま、わたしのナカに出しちゃってください♡」
「いいの……?」
「シンヤさんの精子、欲しいんです♡ そのままびゅーってしてください♡」
 そんなことを囁きかけられたら、我慢できなかった。
 しかもハーナルは足を俺の腰に絡みつかせ、逃げられないようにホールドしていた。俺は快感でぼおっとしながら、熱いものが奥から込み上げてくるのを感じていた。
 限界までハーナルのぬるぬるおまんこを楽しんで、精液を放った。
「……っ!」
 びゅるるるっ! びゅるっ! びゅーっ!
 一番奥に、射精していく。このまま出していいのか、と戸惑いながらも、射精は止まらない。何度も何度も、気持ちよく出しまくって、俺はようやくくたりと力を抜いた。
「シンヤさんのがいっぱい出てるの、奥で感じます……♡ ふあぁ♡」
 ハーナルは、俺の尻を撫でながら満足げにそう呟くのだった。
 女の子とヤってしまった。しかも、その場のノリで。まだ実感が湧かなかった。それでも目の前のハーナルは蕩けた表情で俺を見つめている。
 ハーナルの割れ目から、とろとろとした白濁液が溢れ出しているのを見てやっと、自分は童貞ではないんだとはっきりわかった。
「ムラムラしたら、いつでも襲っちゃっていいんですよ♡」
 そう囁かれて俺は夢のような気分だった。
 俺はしばらく、ハーナルにムラムラするのをやめられそうになかった。実際、初めて女の味を覚えた俺は、その甘い味にやみつきになって、毎晩のようにハーナルを押し倒すことになるのだった。

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剣と魔法の世界からお持ち帰りしました(13)

<INTRODUCTION>
 異世界に転移したシンヤは、その世界〈アーク〉を救うことに成功した。そのまま異世界で英雄として遊び呆けようと思っていたシンヤは女神に「現実世界、つまり日本に帰らなくてはならない」ことを伝えられる。あまりにも突然の宣告の謝罪として「異世界から好きな人をお持ち帰りして構わない」という条件を付けてもらったことで、シンヤは同じパーティの美少女たちを日本へとお持ち帰りし、優雅で淫らな生活を送るのだった。
 まったりした生活の中で思い出すのは、〈アーク〉での冒険の日々。シンヤは初めて異世界の地面を踏み、村娘ハーナルと出会い、街アスガルドを案内してもらった記憶を掘り起こしていく。ハーナルと少しずつ距離が縮まっていき……?

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 ハーナルとまた二人で街を歩きながら、俺はやるべきことを考える。
 この街アスガルドにいる戦士たちが、一斉に魔物たちを迎え撃つのは、数日後に迫っていた。その前に、出来るだけ多くの人に魔痕を植え付けるのだ。
 そうして、全員の結束を高め、大規模になることが予想されるこの戦闘を把握する。魔痕を刻んだ者たちの感情を読み取ることで、大まかな戦況が理解できるはずだった。
 俺が先頭に立ち、王として従者全員を付き従えるのが理想なのだろうが、俺はそこまでやれる自信がなかったから、まずはフレイの〈レージングル〉と一緒に武器の回収を行いながら、戦況を見守るというのが、今のところの予定だ。
「装備を揃いましたし、準備も大詰めですね! 案内するべき場所は全部案内したと思います」
「ご苦労だったよ、ハーナル」
「それで……今日の晩御飯はどうしますか? そのぉ、美味しいところに連れて言ってくれたりしませんか?」
 相変わらず食事のことばかり考えているハーナル。いくら村でひもじい思いをしていたからと言って、これは単に欲しがりなだけじゃないか、欲張りな女の子だなぁと思いながらも、奢ってあげるのは悪い気分ではない。
「わかってる。好きなところに連れて行ってやるよ」
「やったぁ!」
「だけど、その前にまだやらなきゃいけないことがある。この魔痕を今から出来るだけ多くの人に刻印するんだ」
「さっきわたしにつけたあの紫色のアレですか? 本当に意味あるんですか、あれ」
「お前にはまだわからないかもしれないが、相当強力な能力だ。女神にもらった能力って時点でわかるだろ」
「そうなんですかぁ……ふぅん。さすがシンヤさんですねっ」
 ハーナルはよくわかっていないようだったが、とりあえず強いことは納得したようだった。
 通りを歩いていると、ふいに怒声が聞こえてきた。見ると、道の一角で人々が集まって何やら口論しているようだった。
 騒がしいな、と思いながら通り過ぎようとしていると、野次馬の群れの中に、やたらでっぷりと太った男が椅子に座って上から指さしながら話しているのが見えた。
 男は座っているだけで、その周りでメイドたちがせかせかと働いていた。金銭の授受などの雑用をやらされているようだ。
 白黒のモノトーンのメイド服を着て、頭には可愛らしいカチューシャまで着けている。美人揃いで、相当金持ちなんだろうと予想がついた。
「わたしは武器をこの街に提供しているんだ。これくらいの値段は当然だろう」
「ふざけやがって! こんな値段、手が出るわけがねえだろ!」「武具が足りてないところにつけこみやがって!」
「それが物流というものだ。物が足りないところでは価格が上がり、余っているところでは価格が下がる。
当然の現象だ」
「限度ってものがあるだろうが!」
 そのでっぷりとした男は、武器類を売っているようだった。
 大して上物ではない、普通の剣や盾だったが、その値段がやたらと高い。昨日、店を回っていたから相場はわかった。相当高級で、切れ味がよかったり、長持ちしたりするような剣と同じような値段で、俺が今持っているような中古の剣と同じような代物を売っている。
 どうやら、その商人は今日、アスガルドに来て武具を売り始めたようだった。商売の良い機会とみなして、一儲けするつもりなのだろう。
「ひどいですね……でも、しょうがないんでしょうか」
 ハーナルは横目に見て、ちょっと悲しそうな声で言った。
 俺は、ここは一つ街の人々を助けてやりたいと思った。そう、まだまだ、この街には武具がなくて戦闘に出ることのできない人々がいる。
 ここで武器がその人々に行き渡れば、今回の魔物退治に向かう人も増え、このアスガルドの滅亡の運命も回避できるのではないか。少なくともその一歩にはなるかもしれない。
 やるしかない。俺は大声を出した。
「おい、そこの商人! お前のやり方は間違っているぞ!」
 野次馬と化していた人々が俺を振り向き、飛び交っていた怒声が止む。
「何やってるんですか、シンヤさん!?」
「いいからお前は黙ってみていろ」
 ハーナルを宥めて、俺は商人に近づいていく。
 その場にいる人々の意識が俺に向いているのが分かって、ちょっと怯みそうになったが、今の俺には例の力がある。俺は自信をもって、声を張り上げる。
「道を空けろ! そいつの顔を見て話したい!」
 人々の群れが、さっと左右に割れた。ざわざわ……と期待と不安が混じるようなひそひそ声が聞こえ始める。俺は堂々とでっぷりとしたその男に近づいていった。
「なんだ貴様は。魔法使い風情に商売のイロハがわかるものか」
「いいや、わかってないのはお前だ。お前は商売以前にこの街の人々に貢献し、街を救うべきだ」
「何を言っている?」
 俺がぐいぐい商人に向かって進むと、メイドたちが俺が暴力でも振るうと思ったのか、これ以上近づかせまいと通せんぼをしてきた。
 そのうち、女どもの力では足りないと判断したのか、後ろから雇われているらしき大男が俺の前に立ちはだかった。
「ご主人に近づくな」
「悪いな」
 俺は、その大男の肩に触れて、そこに魔痕を植え付ける。
 俺は初めて、強引な力の使い方を試してみる。無理やりその男に、言うことを聞かせるのだ。
 ――俺を主人の目の前へ連れていけ!
 そう強く念じると、大男はうっ、と息が詰まったような声を出した。一瞬俺の命令に従うことを拒もうと、わなわなと震えていたが、抗うことは出来なかった。
「かしこまりました」
 まるで俺が主人かのように恭しい言葉。
 大男は、俺の背に手を当て、商人のもとへと連れていく。どう考えてもおかしな光景に、野次馬たちは困惑している。
「おい、何を考えている! わたしを守れ!」
 商人の言葉には耳も貸さず、命令通り、迷わずに俺に付き添った。
 俺は、椅子の上で瞠目して縮み上がる商人の手に、自分の手を重ねながら言った。
「お前は自分の利益しか考えていない。この街そのものが滅んだとき、お前の大事な客もいなくなることになる。街に貢献することで金を稼ぐのがあるべき姿だ」
 言葉と同時に、商人の手の甲に魔痕が刻み込まれていく。
 それを驚きとともに見ていた商人だったが、やがて、俺の考え方に共感し始めるのがわかった。
 共感の力――強制するのではなく、考え方が寄っていく。俺の言葉はもともと一理あるものだ。自分の商売は間違っていたのではないか? 目の前の魔法使いの言葉が正しいのではないか? と商人が迷うのを感じ取れた。
 結局、商人は脂汗をかき、自分はいったいどうしてしまったのだろうと内心混乱しながらも、こう口にした。
「わ、わかった……確かに、この街で得られる利益は大きい。お前たちには次の魔物退治を無事に成功させる必要がある。今回は特別に、この半額で取引しよう。その代わり、確実にこの街を守るのだぞ」
 おおぉっ! と歓声が上がった。野次馬たちの喜びのどよめき。まさか、説得することが可能だなんて、信じられない。そう思っているに違いなかった。
 俺は自分の能力の強力さに改めて舌を巻いていた。強引に言うことを聞かせることも出来る。思考を同調させることも出来る。
 俺は歓声の中心で、街の人々に手を振りながらそそくさとその場を後にした。これくらいで英雄視されていてはたまったものではない。俺はこれからこの街を、そしてこの世界を救おうというのだから。
 
〈アーク――8〉

 ハーナルは、俺の活躍を見て感心しているみたいだった。俺にくっついてきて、なんだか媚びるような目線を向けてくる。
「さっきのシンヤさん、すっごい格好良かったです♡ ヒーローって感じでした」
「まあな。格好良かっただろ」
「そういうこと、自分で言われるとげんなりですけど……」
「でも、ちょっと予想外のことがあって本当は満足してないんだけどな」
 あの後、俺の能力の強力さと言うか、代償のようなものを目の当たりにした。
 無理やり言うことを聞かせた、あの大男が突然泡を吹いて倒れたのだ。命に別状はないようだったが、俺が見た限り、そのまま起き上がることはなかった。強引に命令することによる心身への負担が現れたのだろう。単に気絶しただけのようだったが、俺は自分の手のひらを見つめて身震いした。
 強引に言うことを聞かせる相手は選んだほうが良い。女神もそう言っていた。目の前で実証して見せられると胸に来るものがあった。
 ハーナルは呑気な顔で言った。
「あの大きな男の人のことですか? あの人って、シンヤさんが力を使ったから倒れちゃったんですよね?」
「まあな。ハーナルにも、同じような力を使えるぞ。背中に魔痕が刻んであるの忘れたのか?」
「えぇっ!? そんなこと出来るんですか! わたし、あんな風になりたくないですよぉ」
「わかってるよ。ハーナルにそんなことするわけないだろ」
「それなんですけどぉ……さっきから、背中がうずうずして仕方ないんですけど、なんなんですか、これ」
 くるり、と背中を向けられて、俺は驚いた。
 ハーナルの背に刻んだ紋章が、輝きを増しているのだ。何が起こっているのか、ちっともわからない。
 女神は何かこれについて言っていただろうか……記憶をたどって思い当たることがあった。女性に魔痕を刻まないほうが良い。
 まずいな、と思った。さっきの男のように泡を吹いて倒れられたら困ってしまう。何か深刻なことにならなければいいけど、と願いながら聞いた。
「大丈夫か、ハーナル? 体の調子が悪かったりしないか?」
「何だか……体が熱くて。変な汗もいっぱい出てくるし。そうだ、シンヤさん、水浴びに行きませんか」
「水浴び?」
「冷たいお水で身体を清めたいんです。じっとり汗かいちゃって、気持ち悪いんですよぉ」
 どうやら、この世界の人々はお風呂に入るような感覚で、水浴びをするらしい。
 気がつくと、なんだか、ハーナルの目つきがとろんとしている。だらーん、と俺に寄りかかって、いかにも本調子ではなさそうだ。
 はぁ♡ と吐息もなんだか艶めかしくて、ドキリとさせられた。俺は出来るだけハーナルを女と意識しないようにしながら、その体を支えた。
「大丈夫か? その水浴びはどこで出来るんだ」
「この街の近くに綺麗な泉があって、わたしはよくそこで水浴びしてます……連れて行ってくれますか?」
「任せとけ」
 俺はふらふらしているハーナルを半ば抱きかかえながら、その泉に向かった。
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剣と魔法の世界からお持ち帰りしました(12)

<INTRODUCTION>
 異世界に転移したシンヤは、その世界〈アーク〉を救うことに成功した。そのまま異世界で英雄として遊び呆けようと思っていたシンヤは女神に「現実世界、つまり日本に帰らなくてはならない」ことを伝えられる。あまりにも突然の宣告の謝罪として「異世界から好きな人をお持ち帰りして構わない」という条件を付けてもらったことで、シンヤは同じパーティの美少女たちを日本へとお持ち帰りし、優雅で淫らな生活を送るのだった。
 まったりした生活の中で思い出すのは、〈アーク〉での冒険の日々。シンヤは初めて異世界の地面を踏み、村娘ハーナルと出会い、街アスガルドを案内してもらった記憶を掘り起こしていく。ハーナルと少しずつ距離が縮まっていき……?

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〈アーク――7〉

 俺は杖と法衣を装備し、ハーナルと共に街へ繰り出した。
 自分にあった装備と服装で出歩くというのは気分の良いものだった。自分は魔法使いだ、ということを周囲に一目でわかってもらえる。自分には力がある、と自信を持つことが出来た。
 一方で、俺は自分に情けなさも感じていた。女の子に対する免疫のなさについてだ。
 ハーナルと二人して魔法使いの恰好でこうして街を散策するのは、本当にデートをしているみたいで、ドキドキするのが止まらない。
 可愛いハーナルを、あえてぶっきらぼうに雑に扱うような口調で言った。
「次はどこに案内してくれるんだ、ハーナル?」
「一通り街は散策したと思うので、とりあえず街の一番広い広場に行こうと思います! デートスポットとして有名で、すっごく綺麗ですよ。噴水があるんです」
 俺はデートと言う言葉に反応してしまうけど、ハーナルは別に何とも思っていないような顔をしている。さっき行った教会に向かう時も、同じようなことを言っていた気がする。この子もやっぱり俺とデートしている気分になっているんじゃないかと勘繰りたくなる。
 ただ、綺麗な広場と言うのは、悪くない。観光気分で歩いていくと、意外なものを目にすることになった。
 綺麗な風景をぶち壊すような、あまりにも邪魔なものがそこにいたのだ。
「うわ……なんですか、あれ」
 ハーナルはあからさまに顔をしかめた。
 そして、見た目が悪いだけならまだよかったのだけど、それでは済まなかった。
「くしゃい……」
 ハーナルは鼻をつまんだ。俺も鼻で呼吸をすると気分が悪くなりそうだった。そこら中に異臭が漂っているのだ。
 饐えたような匂い。独特の臭気のもとは、広場のど真ん中に鎮座していた。
 巨大な体格の、鬼のような生き物が檻に捕らえられていた。身体は濃い緑色に苔むしていて、汚れがべっとりと体にこびりついている。筋骨隆々とした肉体はそうとうの怪力を振るうことが出来そうだった。
 今は大人しく、檻の中で両手両足に枷を嵌められ、鎖につながれている。どうやら檻から出ることは諦めているようだった。
「なんだこの魔物は……?」
「わたし、子供のころ本で読んだことあるんですけど、これ、〈オーク〉じゃないですか?」
 オーク――その名前は聞いたことがある。日本で読んだ異世界ものの小説に、よく出てくる有名な魔物だ。大抵、女の子にやらしいちょっかいを出すキャラクターとして描かれているけど、この世界ではどうなんだろうか?
「寒気がします……なんでこんなおぞましい魔物をこの広場に……」
「オーク、嫌いなのか?」
「当たり前じゃないですかぁっ! オークは女の子の天敵です! あいつ、クサイし、汚いし……何より、アレなんですよ! ちょっと生々しい話をしますけど、オークって人間を孕ませて子孫を増やすんですよ! 悪魔みたいな奴ですっ」
「え……? それって、オーク同士で子孫を増やせないってこと?」
「そうです」
「ってことは、女の子を無理やり犯して……犯された子のお腹からオークの子供が産まれてくるってこと?」
「そ、そうですけど……わざとぼかして言ったのに、なんで全部言葉にしちゃうんですか!? シンヤさんってデリカシーのない男なんですねっ」
「わ、悪かったな。別にセクハラしたくて言ったわけじゃない」
 ちょっと恥ずかしそうに頬を赤らめてそっぽを向くハーナル。俺がハーナルに案内をさせて、宿や食事を提供しているのに、立場が逆転してしまったような気分だ。
 微妙な空気が流れているところに、声がかかった。助け舟とは言い切れないかもしれないが、なんとか雰囲気を和らげてくれた。
 俺たちを呼び止めたのは、聞き知っている豪快な声だった。筋骨隆々とした、昨日会ったばかりのあの人物。
「おぅ、昨日の冒険者さんに、大食いの嬢ちゃんじゃねえか」
「ミュースさん、こんなところで会うだなんて」
「やめてくださいよ、大食いだなんて、皆がいる場所で、そんな大声でっ!」
「ガハハ、別にいいだろう。恥ずかしがることじゃねえ」
「周りの人たちみんなクスクス笑ってるじゃないですかぁ……ひどいですよぉ」
 ハーナルはしゅんとなって身を縮めている。ミュースのでかい体と比べると、ますますハーナルが小さく見えた。
 ミュースは体に鎧を着け、剣と盾を装備していた。頑丈な武具のおかげで、ますます勇ましく見える。どうやら、この人は今度の戦いに赴く戦士のひとりらしい。
「ミュースさんも魔物退治に向かうんですか」
「ああ、そうだ。実は俺の食堂〈クレアス〉で、ちょっとしたパーティーを作ってるんだ。ちょうどパーティーのメンバーの奴らと、オークを見て戦闘の計画を立てていたところでな」
 ミュースは少し離れたところにいる男たちの集団を呼んだ。
 彼らが近づいてくると、俺は圧倒されてしまった。たくましい男たち。身長が高くて、ガタイもがっしりしている。ボディービルダーの広告に出てきそうだ。
「俺たちは〈クレアス〉っていうパーティー名だ。まあ、そのまんまだな。今度の戦闘で、一番の戦果をあげて帰ってくる予定だから覚えとけ」
「わぁ、皆さんムキムキですね! すごい、ちょっと筋肉触ってもいいですかぁ」
「いいぞ」
「かたぁい……わたし、筋肉のある男の人、好きなんです。なんだか守ってくれそうじゃないですか。シンヤさんも筋肉つけてくださいよ」
「魔法使いに筋肉なんていらないだろ」
「でもでも、わたしはシンヤさんに筋肉つけてほしいんですよぉ、つけてくださいよぉ」
 ハーナルが言い募っているのを見て、ミュースはガハハと笑う。
「こいつらは全員、俺の食堂で育てたんだ。俺の作る肉料理をたんまり食って、剣術の稽古に励んで、ぐっすり寝る。そうすれば、誰でも俺たちみたいになれる。シンヤ、お前もパーティー〈クレアス〉に入らねえか」
「え、遠慮しときます……」
 ついつい即答してしまった。体育会系のノリはあんまり好きではないし、これまでスポーツをやっても続いたためしがなかった。
「そうか、残念だな。まあ、お互い別の場所にいても、魔物退治に力を尽くすのは同じだ。気合い入れていこうぜ」
「ところでミュースさん、聞きたいことがあるんですけど……」
「おう、なんだ」
「このオークを相手するとき、〈クレアス〉はどういう風に戦うんですか」
「良い質問だ。実はまさにそれを考えているところでな。
 巨大な体を持つオークは一筋縄ではいかない魔物だ。このオークは、街に近づいていたところを、帝国騎士団が捕えてくれたらしいんだが、彼らも苦戦したらしい。
 こうして、広場で檻に入れて見せしめにして、他のオークが攻めてこないよう牽制しているらしいが、意味があるのかどうかはよくわからねえな」
「逆効果なんじゃないか? 仲間の敵討ちのためにこの街を襲撃する可能性もあるだろ」
「オークはおつむが弱い。そこまで考えているかどうかは、俺たちにはわかりやしねえ。
 っていうかシンヤ、お前もオークと戦うつもりなのか? 一対一じゃ勝ち目はねえ。俺たちみたいにパーティーを組んで、一体を包囲して戦うのが基本的な戦術だ」
「いいや、できれば戦いたくないんだけど、偶然接触したときの対処法が知りたくて」
「対処法、か。まあ一つ言えるのは、オークは動きが遅いのが弱点だ。いくら怪力で、一撃が重たくても、攻撃を食らわなければ何も問題はない」
 オークはいわゆるパワー型で、素早さは足りない魔物と言う事らしかった。
 俺は戦うことを考えるよりも、そもそもこの魔物に出くわさないように、匂いに敏感になっておくことにした。この悪臭が漂って来たら、その場からすぐに離れるのだ。そうすれば余計な戦闘を避けることが出来る。
 そして、俺はさきほど得た〈王の力〉を活用して戦闘を潜り抜けていこうと考えていた。出来るだけ自分は戦わずに、仲間たちに戦ってもらう。俺が世界を変えなければならないのだから、変なところで早死にしないよう守ってもらう必要がある。特攻するのがいつでも正しいわけじゃない。
 そのためには、魔痕を多くの人に植え付けて、従者を増やしていかなくてはならなかった。あの紫色の印を刻み込んだ仲間たちに、戦ってもらうのだ。
 ミュースに、その従者第一号になってもらおうと思った。
「ありがとう、参考にする」
 俺は握手のために、ミュースに向かって手を差し出した。
「おう、戦場では頼んだぜ」
 ミュースは簡単にその手に引っかかってくれた。威勢よくその手を掴んでぎゅっと握った。
 俺はその瞬間に、例の力を使った。
 手の甲にある魔痕が輝き、一瞬でミュースの手の甲にも紫色の魔痕が刻み込まれるのが感じられた。
 手袋をつけていたミュースは、刻印されたことに気付かなかった。彼の感情が流れ込んでくる。今度の魔物退治にかける熱い思い。〈クレアス〉の仲間たちを思う優しさ。そして命を捨てることすら厭わない勇敢さ。
 俺なんかよりよっぽどこの人の方が世界を救う勇者に向いているんじゃないかと思いながら、俺はミュースと別れた。
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