〈アーク――9〉
俺は初めてハーナルとセックスした後、しばらくまともに活動していなかった。
ずっと、家にこもってハーナルとヤリまくっていたのだ。一日中二人でくっついてごろごろして、ご飯を食べてはいやらしいことをする生活を送っていた。
ハーナルは俺が求めればいつでもエッチさせてくれたし、童貞を卒業したばかりの俺は性欲モンスターと化して猿みたいに精液を出しまくっていた。
ハーナルもそんな生活を満喫しているらしかったが裸で俺に抱き着きながらたまにこんなことを言った。
「シンヤさん、そろそろアスガルドのために頑張らなくてもいいんですかぁ?」
「その前に……また、おしゃぶりしてよ」
「またですかぁ? ふふ、いいですよ♡ シンヤさんのおちんぽ、綺麗にしてあげますね♡」
欲求には勝てないらしく、ハーナルがいつも折れて、こんなやり取りを何度も繰り返していた。
でもさすがに少しずつこのままでいいのかな、という思いが募ってきて、その日、俺はようやくハーナルと二人で外へと出かけた。
「シンヤさん♡」
すっかり俺になついたハーナルは、俺の手を握って特に意味もなくニコニコしている。こういう風に女の子に気に入ってもらえるのはなんて幸せなんだと、高揚感でいっぱいだった。
「今日はどこへお出かけするんでしたっけ?」
「レージングルのフレイに会いたいんだけど案内してくれる?」
「わかりました♡」
ハーナルはすっかり俺の命令を聞いて動くのが板についている。
あれから何日経ったのか記憶が曖昧だから、一度フレイに会って確認しておきたかったのだ。女の子と気持ちいいコトが出来るのはいいけど、この世界が滅んでしまっては元も子もないという事実が、頭の片隅に残っていた。
ハーナルの案内に従って、手を引かれるまま歩いていくと、例の廃墟へとたどり着いた。
「フレイさん~?」
「ハーナルじゃないか。何日かぶりだな」
物陰からぬっと現れたフレイを見て、俺の中で暗い衝動が湧きおこった。
赤髪を長く伸ばしたフレイ。肌はすべすべしていて、顔かたちも整っている。胸も大きい。いわゆる美少女の類に入る女の子だ。
このボーイッシュな女の子が淫らに乱れたら、どうなるのだろうか。いやらしい妄想が広がった。
ハーナルにしてもらったようなことを、他の子たちにもさせることが出来るのではないだろうか。俺の力を使えば、どんな可愛い子も言いなりに出来るのではないだろうか。
「久しぶり、フレイ。今度の戦いのときはよろしくな」
「ん? ああ、よろしく」
俺が手を差し出すと、フレイは何も疑わずに俺の手を握った。
その瞬間に、俺はフレイの手の甲に魔痕を刻んだ。紫色の禍々しい印が、くっきりと浮かんできていた。フレイは案の定驚いて、慌てて手を離した。
「なんだこれは?」
「俺たちの結束の証だ。一種の魔法で、お互いの絆を深めることが出来る。今度の戦闘のために必要かと思って」
「そうなのか……急に魔法をかけられたら驚くだろう。ひと声かけてから使ってくれ」
魔痕を通じて、フレイの感情が俺に流れ込んでくる。
気持ちを構成する大部分が、戸惑いだった。俺にいきなり傷痕をつけられたことに対する戸惑い。だが、それは嫌悪感につながることなく、俺の説得に納得して、受け入れてくれているのがわかる。
共感の作用。俺の言葉が正しいような気がしてきてしまう力。相反する感情を無理やりねじ込むようなことさえしなければ、問題は起こらないはずだ。
つまり、俺は今、また一人、セックスの相手を手に入れたということだ。
そんなことは露知らず、フレイは淡々と話してくれた。
「どうやら、流れてきた情報によると帝国騎士団が先陣を切って、街の人々や冒険者はそれに続いて戦地に向かうことが決まったらしい。帝国騎士団の出発は二日後だ。そろそろ気合いを入れ始めなきゃな」
「そうだな。ここでどれだけ戦地から武器を拾い集められるかが勝負だもんな」
「ああ、盗品商のわたしたちとしては、こんなに良い商機はない。そう話したはずだ。その日の朝までに英気を養って、ここに集まって欲しい。っと、そうだ。もう一人、今日はレージングルのメンバーを紹介するよ」
どうやら、フレイ以外のメンバーが今日はいるらしかった。
フレイが呼ぶと、はぁい、と女の人の声が聞こえた。なんとなくおっとりとした声。
現れた女性は、俺よりいくつか年上のお姉さんだった。何といっても、俺はその胸に目を引かれた。ハーナルやフレイが目にならないくらい、おっぱいが大きい。きっとGカップくらいはあるんじゃないかという大きさ。揉みしだいたら、手のひらに収まりきらないだろう。
この人に魔痕を刻み込んだら、きっとこの巨乳を好きなだけ揉ませてもらえるに違いない。そして、優しく俺の息子をおっぱいで挟んでもらうのだ。妄想が果てしなく広がっていく。
「イオリアさん! 久しぶりです!」
ハーナルは知り合いのようで、嬉しそうな声を出した。
「あっ、ハーナルちゃん、久しぶり~! ハーナルちゃんも、今度の武器拾い、一緒に行くよね?」
「行きますよ! その時はよろしくお願いします!」
「よろしく~。あれ、お隣にいる男の子はだあれ? お友達?」
「はい、シンヤさんです。シンヤさんも武器拾いを手伝ってくれるんですよ!」
「そういうことなのね。よろしく、シンヤくん」
優しげな微笑み。穏やかな性格が伝わってくる。
この人を俺の従者にするしかない……その思いに衝き動かされて、俺は手を差し出した。
「よろしくお願いします、イオリアさん」
イオリアさんは素直に俺の手を握ってくれて、俺はまた彼女の手の甲に魔痕を浮かび上がらせた。
あら、とイオリアさんは声をあげて驚いた様子だったが、フレイが何が起きたのか説明してくれた。
「レージングルの結束の証だそうだ。なかなか悪くないだろう」
「確かに、悪くないわね。ありがとう」
俺の下心も知らず、感謝してくれるイオリアさんを見ていると、ちょっと可哀想になってくる。手の甲をしげしげと見つめながら、こんなことを言った。
「わたしたちのレージングルに男の子が協力してくれるだなんて珍しいわね」
「ハーナルが紹介してくれたんだ。もともとわたしたちが非力ゆえに始めた盗品商だが、男手があったほうがいいのは間違いない。頼んだぞ」
まだ、魔痕の効力は発揮されていないようだ。紫色の傷痕は、まだまだ光を貯めていない。
時間が必要だ。もう少し時間が経てば、きっと二人ともムラムラしてきて、俺に発情し始めるに違いない。
なんとか、その時までフレイとイオリアと一緒にいなくてはならない。俺はそのために全員にこう声をかけた。
「折角だし、一緒にご飯でも食べに行かないか?」
「いいじゃない。武器集めの仲間同士、仲良くなりたいわ」
「まあ、構わないぞ」
イオリアが乗ってくれて、フレイも嫌ではなさそうなので、俺は三人を連れて歩き出した。
少しずつ二人の魔痕から感じられる〈共感〉が強くなっていくのがわかって、俺は鼓動が早くなってしまった。
巨乳のイオリアや、普段はしっかりしているフレイが乱れる様子……それを想像して、早くも暗い興奮を覚えてしまっていた。
彼女たちの思考を少しずつ支配していく魔痕。一種の催眠のような側面のある力を、俺は濫用してしまった。これから体験する二人とのセックスは素晴らしいもので、俺はますます〈王の力〉に寄りかかって、いやらしいことばかりする生活を過ごすようになってしまうのだった。
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