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グラビアアイドルが義姉になった! 涼音編<43>

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 涼音さんに連れられ、電気の消えた廊下を歩く最中、俺はどうしようもなく妄想が止まらなかった。
 これから、侑子さんと涼音さん、そして陽菜ちゃんがいる寝室に向かうのだ。一体何をするつもりなんだろうか。
 美女三人が揃う寝室に連れ込まれて、一夜を過ごす。なんとも淫らな響きだった。しかも、エッチなことが大好きな涼音さんと侑子さんがそこにいたら、どうなってしまうのか、簡単に想像がついた。

「涼音さん、どういうつもりなんですか……?」
「弟君の家でお泊りなのに、一緒じゃないなんて、もったいないじゃん。そう思わない?」

 そう言って、涼音さんは俺の指に、指を絡めてくる。恋人つなぎみたいに手を繋がれて、体を寄せられる。ますます肉棒を勃起させてしまっているところに、こっそりとこう囁かれた。

「わたしたちと。エッチなことしたくないの?」
「す、涼音さん……」
「ちょっと体調が悪いからって、勝手に眠っちゃダメだからね? いっぱい遊ぼっ。ふふっ」

 涼音さんは俺の手をぎゅっと握って、嬉しそうに微笑む。
 優美さんに秘密で色んなことを楽しむ。罪悪感はやっぱりあったけど、こんな誘惑に耐えられる男なんて、いるんだろうか。
 誘惑に抗えず、俺はふらふらとした足取りで優美さんの寝室にまで辿り着いた。ドアを開くと、陽菜ちゃんと侑子さんが、ベッドの上で待っていた。

「お兄ちゃん、ほんとに来ちゃったんだ……」
「直人君、こっちにおいで」

 薄っすらとした明かりの下、セクシーなベビードールを着た侑子さんと、可愛いパジャマ姿の陽菜ちゃんが出迎えてくれる。女の子たちに囲まれて、どうしようもなくうれしくなってしまう。

「直人君、なんだか前が出っ張ってない? うふふ」
「ち、違くて……これは」
「弟君、もう勃起してるの? エッチなんだから」
「お兄ちゃんったら……」

 肉棒がテントを張っているのを真っ先に見つけられ、侑子さんと涼音さんにからかわれてしまう。陽菜ちゃんも、ちょっと恥ずかしそうにしながらもクスクス笑っている。
 涼音さんは、つんつんと寝間着の上から俺の肉棒をつつきながら、おかしそうに言ってくる。

「侑子さんから聞いたよ? お昼、侑子さんとエッチなことしたんでしょ? いけないんだー」
「ちょ、ちょっと待ってよ。侑子さんが、仕掛けてきて……」
「えぇ? そんなことないわよ。だって、直人君がおちんちん固くしてるから、しょうがなかったの」
「弟君は変態だからねー、ふふ。ねえねえ、今からわたしたちとエッチしたいんでしょ?」

 涼音さんと侑子さんが、二人して俺のことをからかってくる。この二人が揃うと、俺はまともに反論できずに、ただただ言われ放題になるしかなかった。

「もしかして、そのことを想像してたから、こんなにおちんちん大きくなってるのかしら?」
「妄想の中で、わたしたちと何してたの? おっぱい触ったり、おまんこにおちんちん挿入したりしてたの?」
「そ、それは……」
「そうだったんでしょ? 顔に出てるよ、直人君。可愛い」
「弟君、可愛いよね」

 さんざん言われても、俺はぐうの音も出ない。実際、二人とエッチすることで、今も頭がいっぱいだ。
 陽菜ちゃんがフォローしてくれて、ようやく二人は俺のことをからかうのをやめてくれた。

「二人とも、お兄ちゃんが可哀そうだよ……もっと優しくしてあげないと」
「陽菜ちゃん、優しい……でもそっか、あんまりいじめると、優美さんとばっかり仲良くしちゃうもんね」
「優美はすぐ甘やかすんだから……男の子には、もっと厳しくしてあげなきゃダメなのにね」

 そう言いつつ、侑子さんが、俺の隣に来て、体を寄せてきた。柔らかい体、いい匂い……くらくらしてしまう。

「別にわたしたちだって、エッチなことしたいだけじゃないのよ? ねえ、今からゲームしようと思うんだけど、直人君もやるよね」
「え……どういうゲームですか、侑子さん」
「さっき優美の部屋をちょっとだけ探したら、トランプがみつかったの。直人君が来る前に、何をしようかずっと考えていたんだけど……王様ゲームしない?」
「お、王様ゲーム……?」
「四枚のカードのうち、一枚だけジョーカーが入ってて、それを引いた人が王様。他の三枚は1、2、3のカードがあって、王様は<1の人が、2の人にキスをする>……みたいな感じで、好きなことを命令するの。<王様の足を舐める>とかでもいいわよ」

 侑子さんは、妖しく微笑む。
 命令……俺は、いやらしい妄想ばかりが頭がよぎってしまった。侑子さんの挙げた例も、キスだとか、舐めるだとか、そういうつもりなのがはっきりわかる。

「命令を断ることは出来るんですか?」
「そんなの、ダメに決まってるじゃん。弟君が王様になれば、好きなことを命令できるんだからいいでしょ?」

 涼音さんは完全に乗り気で、浮き浮きした様子だ。陽菜ちゃんはもじもじと恥ずかしそうにしているが、逃げ出そうとまではしていない。むしろ、頬を赤く染めて、なんとなく何かを期待しているような表情にも見える。
 涼音さんが俺の腕に抱き着いて、ねだってくる。

「ねえ、やろうよー。折角みんなで集まったんだもん、ね?」
「う、うん……」

 正直、こんなに美人揃いのグラビアアイドルたちと、こんなにエッチな遊びを出来るだなんて、夢みたいな話だ……肉棒の勃起がますます強まるのを感じた。

「それじゃあ、早速始めましょ。カードをシャッフルして……と。みんな、一枚選んでね」
「最初は誰かなー?」
「ドキドキする……」

 女の子たちは、それぞれ浮き浮きした様子でカードを手に取る。俺は最後に余ったカードを手に取った。王様になったら、どんなことを命令しようか……想像して、ごくりと唾を飲む。
 裏返すと、俺のカードは2だった。そして、隣で涼音さんが、ガッツポーズをして、嬉しそうに笑った。

「やったぁっ! 最初の王様はわたし。覚悟してね?」
「涼音お姉ちゃん、最初は軽いのにしてね」
「それで、涼音ちゃんはどんな命令をするの?」

 顎に手を当てて考えるそぶりを見せた後、涼音さんは言った。

「それじゃあ、2番の人は、一枚服を脱いでくださいっ」
「うっ……」
「あ、お兄ちゃんが2番なの?」
「あら、直人君が脱ぐのね。女の子が脱ぐんだったら面白かったのに、残念ね?」

 俺はしぶしぶ、パジャマを脱いで上半身裸になった。女の子たちはきゃあきゃあ騒いで、優美さんが寝ている俺の部屋まで声が聞こえてしまわないか心配だ。
 その後、再びカードがシャッフルされ、それぞれ一枚ずつ引き直す。今度は陽菜ちゃんが王様になり、涼音さんの服を一枚脱がせた。
 ちょうどいい感じの命令なのもあって、しばらく「脱ぐ」命令が続いた。その結果、俺も女の子たちも、どんどん服を脱いで、ますます部屋に淫らな雰囲気が充満していった。
 俺はパンツ一丁になるまで脱がされてしまい、もう一人、女の子もほとんど裸になるまで脱がされてしまった。涼音さんだ。
 涼音さんは運悪く何度も「脱ぐ」命令をされ、一枚一枚寝間着を脱がされてしまい、ついに、下着姿になってしまった。
 そして、謎の強運でほとんど服を脱がされていないベビードール姿の侑子さんが王様になった。

「やっぱり、運が味方に付いてるわね。ええっと、<1番の人は服を脱いでね>」

 涼音さんが悲鳴を上げる。

「えぇー!? なんでわたしばっかり当たるの? もう脱ぐものないよっ」
「まだ、ブラもパンティも着けてるじゃない。命令は絶対よ」
「涼音お姉ちゃん……」
「しょうがないなぁ……弟君のために、サービスしてあげるんだからね」

 涼音さんは、妖艶に微笑みながら背中に手を回し、ブラのホックを外した。たゆん、とおおきなおっぱいが露わになる。乳首を両手で隠して、涼音さんは俺を見てクスクス笑う。

「いやん、弟君わたしのおっぱいじろじろ見ちゃって……ヘンタイなんだから」
「だ、だって……そんな格好されたら……」
「どうせ、パンツの下で、おちんちんすっごく固くしてるんでしょ。ふふっ」

 俺はおっぱいに目が釘付けになって、勃起を抑えられない。
 それでもゲームは続いていく。陽菜ちゃんも顔を真っ赤にしながら下着姿になってしまい、どんどん女の子たちがあられのない姿になっていく中、またしても侑子さんが王様になった。女王様の風格の侑子さんはついに、これまでとは違う命令を下した。

「それじゃあ、そろそろ本番よ。覚悟してね。3番は2番に、キスしてちょうだい」
「えーっ!」
「わ、わたしだ……」

 3を持った涼音さんと、2番を持った陽菜ちゃんが悲鳴を上げる。涼音さんは仕方なく、陽菜ちゃんのそばに近づいて、向き合った。

「唇じゃなきゃダメ?」
「当たり前じゃない」
「はーい……んっ……」
「ちゅ……」

 二人は、日頃からそういうことをしているだけあって、意外と慣れた感じで、キスをこなした。侑子さんは俺に寄りかかって、話しかけてくる。

「女の子同士のキスを見れて、眼福ね。でもわたしは直人君がキスするところ見たかったんだけどなぁ」
「や、やめてくださいよ……」
「今は直人君に出番が回ってこなかったけど、どうなるかしら? ふふ」

 そして、その言葉は実現した。またしても侑子さんがジョーカーを引き王様になった。

「うふふっ……このゲーム、楽しいわね」
「えーっ! 侑子先輩、また絶対変なこと命令するじゃん。やめてくださいね?」
「侑子さん……!?」

 涼音さんも陽菜ちゃんも、きゃあきゃあ言って怖がっている。俺は自分に命令の矛先が向いてほしいような、向いてほしくないような、宙ぶらりんの気分で、居ても立っても居られない。
 そして侑子さんは、すごいことを命令した。

「それじゃあ……<2番の人が、3番の人のことを、気持ちよくしてあげて>?」

 俺は、2のカードを持っていた。そして、涼音さんが3のカードを持って興奮した様子できゃっと叫ぶ。おっぱいを両腕で隠しながら、頬を赤く染めて尋ねてくる。
 その表情は、どう見ても罰ゲームを受ける者の顔ではなくて、期待しているのが見え見えだった。

「気持ちいいこと、かぁ……どんなことしてくれるの、弟君?」
(つづく)

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