涼音さんとの関係が始まったきっかけは、あの日だったんだと思う。
優美さんと陽菜ちゃんと、たっぷりとエッチして至福の休日を過ごそうとしていたあの日だ。ナースコスプレをした優美さんの姿は今でも目に焼き付いている。
まさかあのタイミングで、涼音さんが来るだなんて、ちっとも思ってなかった。
その予想外の出来事が、その後に起こる色んな出来事につながっていくだなんて、なおさらし央ぞうすらしていなかった。
「ふう……」
俺は涼音さんのベッドの上で、仰向けで天井をぼんやり見ていた。
涼音さんは、騎乗位で達した後、絶頂の余韻に浸り隣で寝そべっている。聞こえる音は涼音さんの呼吸の音だけで、涼音さんの気配しか感じることは出来なかった。
他の物事は何もかも考える必要はなくて、ただ涼音さんと戯れているだけでいい。そんな甘い空間だった。
ふと、もぞもぞと涼音さんが起き上がり、体育座りをした。
俺の唾液で濡れたシャツをするすると脱ぐと、つんと上向いた乳首がちらりと見えた。
「弟君が、あんなにはげしくしゃぶるなんて……」
涼音さんはシャツをはらりとベッドの上に落とした。
ついつい、豊満な胸に視線が釘付けになってしまう。涼音さんはそのことに気づいたようで、いつのまにかベッドの脇に追いやられていた布団をかき集めて、それを抱いて胸を隠した。
そして、スカートは履いたまま、パンツだけ器用に足から引き抜いた。
目線があうと、くすりと笑ってこう言った。
「気持ちよかったね……? 興奮してたでしょ?」
顔は発情してのぼせあがっていて、瞳が潤んでいる。
俺はそれを目にするだけで、むらむらと性欲が湧き上がってくるのを感じた。
そこに、誘うように問いかけてきた。
「ねえ、弟君はどういう体位が、いちばん興奮するの?」
「え……」
「恥ずかしがってるの? わたしは男の子の上に乗るのが好きだよ。さっきの、すごかったぁ」
涼音さんは伸ばしていた足を立てて、体育座りになった。一応布団で隠されていて、おまんこが見えそうで見えない。その足元には、シーツに精液と愛液が混ざったものが染みていて、それだけでさっきのエッチを思い出してむくむくと勃起してきた。
「ほら、黙ってないで教えてよ」
「最近は、後背位が好きで……」
「へえ……後ろから、がしがしするやつかぁ。弟君みたいな子も、そういう動物みたいなエッチが好きなんだぁ」
くすくすと笑われて、よくわからないけど少し馬鹿にされた気分だ。何か言葉を返そうとしていると、涼音さんが四つん這いになって、近づいてきた。大きな胸がふるふると揺れる。
「この間、うちの犬がしてたの、それを。なんだか野性的な感じで、いいよね」
涼音さんはひじを立てて、うつぶせになるような格好になった。なめらかな背中がよく見える。
細長い指が太ももを這って、愛液と精液にまみれた肉棒を握る。ぺちゃぺちゃと音をたてながら、先っぽを指の腹でこすられると、我慢ができなくなってきた。
「脱いじゃおっか……邪魔でしょ?」
そう言って、俺のズボンと下着に指をひっかけ、ゆっくりとずりおろした。ジッパーから肉棒を出しているのと違って、男性器全体が空気に触れて、ひんやりとした感覚がある。
「頑張ってたくさん精子作らないとね、弟君」
「うあぁ……涼音さん」
睾丸を両手で優しく揉まれると、どんどん肉棒がそそり立っていく。それを見て、涼音さんはちょっと淫らに笑った。
「すごく固くなってきた。さっきのエッチのお礼。綺麗にしてあげる」
そして、睾丸を揉むのはやめないまま、天井に向かって勃ちあがったそれの先端を口に咥えた。
何とも言えない感触が、気持ちいい。温かい息があたると、フェラしてもらっている実感でぞくぞくした。
快感が亀頭から全身に広がっていく。唾液たっぷりの温かい口内で刺激されるのはたまらなかった。おまけに涼音さんの綺麗な顔が、醜い肉棒と重なっている背徳感でますます興奮していく。
「涼音さん……それ、気持ちいい」
「んふ……んじゅる」
俺がつい情けない声を出すと、涼音さんは可愛い、と言った感じの表情で笑った。
じゅぷ、じゅぷ、と唇を亀頭のところでスライドさせて、片方の手で肉棒の根元をしごきたててくる。
「うあ、涼音さん、それ!」
さっき射精したばかりなのに、また射精欲求がぐんぐんと湧いてきて、我慢するのに一苦労だ。
女子高生グラビアアイドルに、こんなに気持ちがいいお掃除フェラをしてもらえるだなんて、夢心地すぎた。この幸せな時間が少しでも長く続くよう、必死になって射精をこらえる。
じゅぽ、と口から肉棒を出して、涼音さんが囁く。
「んは……わたしのと弟君のが混ざって、エッチな味がする……もしかして、もう出ちゃいそう?」
「けっこう、やばい……」
「ふふ、たまたまがピクピクしてるもんね。我慢してよ?」
今にも精液が漏れ出しそうなところまで来ていたけど、なんとかこらえた。少し刺激するだけで射精しそうだから、慎重に膝立ちになる。
「涼音さん……俺、もう……」
「いいよ、弟君がしたいエッチ、させてあげる」
涼音さんは俺のほうにお尻を向けて、四つん這いになる。目の前で性器をさらけだしている姿を見ていると、涼音さんを征服した気分になる。
俺はその短いスカートに手をかけて、膝のところまで下した。
もはや何も身に着けていない涼音さんはきゅっと腰を突き出して、紅潮した顔で俺のほうを振り向いた。
「ほら、どうぞ……?」
突き出されたお尻の割れ目は、さっきエッチした時の愛液で濡れていた。
このまま挿入したらすぐに射精しそうだから、俺は人差し指と中指を、おまんこにずぷりと奥まで差し込んだ。
「あんっ! ……おちんちんじゃないの? ……んっ!」
指を掻きまわすように動かすと、ヌルヌルの肉壺がきゅっと締まってくる。
くちゅ、くちゅと音が立った。膣の中で指を折り曲げると、涼音さんがぴくんとのけぞる。
「あ、やぁ……っ! そこっ!」
「涼音さんのなか、気持ちよさそうに求めてきて、すごいエッチだ」
「弟君にたくさん犯されたせいで、すぐ感じるようになっちゃった……んあっ」
指の動きにあわせて、甘えるような喘ぎ声を上げる涼音さんはすごく淫らだった。いつまでも、このおまんこを掻きまわしていたくなる光景だった。
一方で、俺はだんだんと射精の予感がおさまってきているのを感じていた。
「弟君、ちょっと待って……そんなにされたら、もうイキそうっ!」
「もういれるよ、涼音さん」
「えっ……!」
二本の指を引き抜くと、精液と愛液の混ざった、泡立った半透明色の液体がおまんこから垂れ落ちた。指にも、その液体がねっとりとこびりついている。
俺はさらなる刺激を求めてうごめいている、ピンク色のおまんこに自分の肉棒を押し込んだ。
「んんんっ! そんな、一気に奥までぇっ!」
出来上がった状態の、どろどろのおまんこは最高の心地だった。柔らかい襞肉が、きゅうきゅうと精液を搾り取ろうとするみたいに締め付けてくる。
「涼音さん……! すごいっ!」
「あ、だめだめ、イクぅっ! イっちゃうぅっ!」
柔らかくて大きなお尻を揉みながら腰を振っていると、ふいにガクガクと涼音さんが震えはじめる。
「あうっ、あっ、あぁ……。弟君、わたし、イってるってばぁ……!」
一旦止まってほしそうに、腕を掴んでくるけど、俺は気持ちよすぎてもう止まれなかった。
締め付けの激しくなるおまんこは最高で、またしても射精欲求が止まらない。このおまんこにたっぷりナカ出しして、精液を注ぎ込みたかった。
「涼音さん、もう、俺もイきそう……!」
「いいよぉっ! 弟君も、出してっ! いっぱいぃっ!」
もちもちとするお尻をわしづかみにするようにしながら、俺はぐっと腰を奥まで突き込んだ。涼音さんが悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声をあげる。
びゅるるるるっ! びゅっ! びゅくっびゅるるっ!
「うっ! 涼音さんっ!」
「ああっ! 弟君のが、また奥のほうで出てる……!」
溜めに溜めた精液が何度も迸り、そのたびに強烈な快感で目の前が白くなる。そのなかでくっきりと涼音さんの身体がくっきりと浮かび上がっていた。
睾丸の中身を全て出し切ると、俺はそのまま涼音さんの上に抱き着くようにして折り重なった。
「いっぱい後ろから突かれて、すぐイっちゃった……」
「バック、気持ちよかったよ……涼音さん」
「わたしも……。ふあ……」
俺は涼音さんの首元に顔を寄せて、ぼんやりと余韻に浸る。髪のさわやかな香りが心地いい。
優美さんと陽菜ちゃんの髪は、もっと甘くて蠱惑的な香りがする。女の子そのものの匂いと混ざったシャンプーの香りは、いつ嗅いでも最高だ。
(三人とも、魅力的過ぎる……)
あの日、優美さんと陽菜ちゃん姉妹の家にやってきた涼音さんは、俺の家に泊まると言い出したのだった。そのまま涼音さんは俺の家に居つき、少しの間だけど、美少女三人と暮らす夢のような生活が始まった。
それは幸せすぎるハーレム生活で、その三人と色々な形でエッチすることになっちゃったのだけど、困ったことにもなった。
あの仲良しの三人が、驚くことに、俺を巡ってちょっとしたバトルを始めてしまったのだ……
(つづく)
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