<ricotta 冒頭抜粋>
素直になれない自分が、ずっと嫌いだった。
子供の頃から、ずっと 「マジメな女の子」を演じていた。本当の心の上に、一枚薄い皮が被っているような感じが気持ち悪かった。
誰にも見せてこなかった、「本当のわたし」。それが今、始めて他の女の子の目の前でさらされていた。
ここは学園の女子寮。わたしと夏恋の寝室。
窓から差込む月の光が、みっともないわたしの姿を照らし出している。
床に敷いた布団の上で眠っていたはずの夏恋が目を覚まし、青白い光の中で驚きに目を見張っていた。
「怜奈……あんた、それ……っ」
月下で明らかになるわたしの恥ずかしい部分。
わたしは抑えきれないヨクボウに身を任せて、夏恋の寝顔を見ながらオナニーをしていたところだった。
夏恋の視線が、はちきれんばかりに大きくなったわたしのペニスに向いているのがわかる。わたしの身体から生えた、異質な存在に。
この肉棒はこれまで誰にも見せてこなかった、わたしの本性そのものだった。
マジメなフリをして、本当はこんなにもだらしないモノがついている。表面には出さない、はしたなさ、みっともなさが具現化しているかのようだった。
頭が真っ白になっていた。ずっとこれまで隠してきたものを、見られてしまった。
これは取り返しの付かない事態だ。女の子なのにち×ぽが生えていることを、みんなに広められたら、わたしの人生はおしまいになってしまう。
夏恋は怯え、気持ち悪がるに決まっている。いくら優しい夏恋でも、こんなものを見たら、わたしに以前と同じような扱いをしてくれるわけがない。
そう思ったのに。
「へぇ~……やっぱり、そういうことだったんだね」
どこか「予感していた」という感じの面持ちで、わたしのペニスをしげしげと観察していた。
わたしは急に恥ずかしくなり、慌ててち×ぽを手で隠した。
(こんなにも気持ち悪いモノが生えているのに、なんであなたはそんな平気な顔をしているのっ)
やっぱり、夏恋のことは理解できない。わたしと違いすぎて、全然何を考えているか分からない!
「や、やだっ、見ないでよっ」
かっと顔が熱くなる。目が合わせられなくなる。
寄りにもよって、大好きな夏恋にこれを見られてしまうなんて最悪だ。
死にたい、以外の言葉が見つからないのに、夏恋はニヤリとして言った。
「なんとなくそんな気はしてたよ。それにしても、あたしのこと見て、ムラムラして仕方なかったんだぁ……? へぇ~?」
「なっ! そんなんじゃっ……!」
「あぁ、いいっていいって♪ もうバレちゃったんだしさぁ、今さら何言っても遅いよ?」
「ぅ~~っ! あなた、わたしのことを馬鹿にしてっ……!」
「馬鹿にしてないよ、ただ面白いな~って思ってるだけ♪」
「それを馬鹿にしてるって言うのよっ」
夏恋のニヤニヤ顔が、イライラして仕方ない。
でも、次に来た言葉でわたしの心臓が変な跳ね方をした。
「そんなにシコシコしたいなら、あたしがしてあげよっか♪」
「え……えぇっ?」
「あたし、手でするのうまいよ~? ほらぁ、この柔らかい手のひらで、握ってもらいたくない?」
夏恋は親指と人差し指をくっつけて輪を作った。それをなんだか卑猥に、上下に動かしている。
女の子に、手でしてもらうなんて……そんなこと、想像したことしかなかった。
そんないやらしいことをされたら、きっとわたしはおかしくなってしまう……!
「い、いやよっ! そんなことしなくていいっ」
「そう言わずに、ほらぁ……おち×ぽ出しなって~♪」
「や、やめなさいっ……きゃっ!」
わたしは身をくねらせて逃げようとしたのに、夏恋が強引にわたしのち×ぽを握ってくる。
「おち×ぽ捕ま~えたっ♪」
敏感なカリ首に触られた瞬間、わたしはぴんとつま先立ちになって、動けなくなってしまう。
「スッキリさせてあげるから、あたしに任せて♪」
「や、やめっ……そこダメっ♡」
「いいからいいから、あたしの手コキテクで感じちゃいなって♪」
ちょっと上下に擦られた瞬間、わたしの背筋をゾクゾクっ♡ と甘い感覚が走り抜けた。
(な、なにこれっ……♡)
わたしは確信した。こんなの、もう後戻りできない。
夏恋とわたしのカンケイが、大きく変わっていく予感があった……
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