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19, 2015
03, 2015
<絶滅危惧種男子>プロローグ 種付けフェス
ノクターンノベルズにて、一回オシリス文庫大賞応募用に書いた作品を、こちらで先行掲載します。
おいしい設定、豊富な女性キャラで、きっと楽しんでいただけると思います!
その日、俺の家の豪奢なリビングには数多くの女性が来訪していた。
彼女たちは俺が主催するイベントに集まった。
全員、ちょうど食べごろ、16~20歳の女性たちだ。今日のイベントに応募した数多くの女性たちの中から、俺の独断と偏見による写真選抜を通りぬけた、選りすぐりの美女たちでもある。
立食パーティー形式で、彼女たちはそれぞれのテーブルから料理を自分の皿に移しながら、イベントが始まる時を待っている。
「一真君、時間だよ。始めよっか」
「そうしてくれ」
隣で言ったのは、いつも通りのナース服を着こなした、宮原絵里奈さん。22才だ。
ピンク色の服の胸の部分は張り出していて、かなりの巨乳なのが一目瞭然だ。お尻も大きく、それでいてお腹周りは細い。人口のほとんどが女性である今の時代に、俺を幼少期から育ててきたいわゆるエリートなのだから、この最高のプロポーションも頷ける。
絵里奈さんは、マイクを片手に、いつも通りおっとりと喋り出した。
「皆さん、本日は一真くん主催、種付けフェスへようこそ! わーわー! わたしは一真君専属の受精医、宮原と申します!」
ぱちぱちぱち、とその場にいる女性たちは拍手して、期待した様子で笑顔を浮かべる。
「わかっていると思うけど、もう一度内容を解説しますね。今回の種付けフェスは、その名の通り、格安のお値段で、しかも新鮮な精液を、一真くんにナマで中だししてもらえるイベントです!」
「種付けフェス」は、今「精液ビジネス」と呼ばれる、16才の俺が始めた新たな商売だった。
まず、世界の現状を説明しよう。
21××年、何十年もの間、少しずつ崩れていた男女比は、ついに約1対99になり、人間が人口を維持することは難しくなっていた。
原因はわからない。人間という種そのものの衰退と考える仮説が、一応支持されている。
政府は対策として、「精子バンク」を開設、男性から採取した精液を女性たちに提供し始めた。この時点で、旧来の倫理観はとっくに消えてなくなっている。
女性たちは子孫を残すため、精子バンクから精液を高額で購入するのが常識になっていたが、解決されていない大きな問題があった。
女性たちの性欲だ。統計調査により、ほぼ100%の女性が性交渉を欲しているという結果が出ていた。常に周囲に同性しかいない状況を考えれば、当然の結果だろう。
1%の男性を巡って富裕層の女性たちは争うようになり、全国から男子生徒を集めた市立中学校は現在、最高の偏差値を誇っている。
俺もそういう市立中学に入学し、女子中学生たちに精液をふるまってきたわけだが……その話はあとにしよう。生まれてから、16年間の道のりには様々なことがあり、簡単には語りきれない。
とにかく、今の出来事をはっきりさせよう。世の中の成人男性はみな、精子バンクに精子を売って金持ちになり、女性たちを養っているが、俺はさらに新しい試みを行っている。
新しく美人を捕まえて同棲仲間にする目的のイベントとして、この「種付けフェス」を主催しているのだ。
「このイベントの目玉は、ずばり生え抜き制度よ」
俺の隣にいるもう一人の女性、ワイシャツとタイトスカートを着た大人っぽい女性は、名前を茅原文香という。年は24才で同居人の中では最年長、熟女の色気のようなものを醸している。
「本日、一真氏の一番のお気に入りになった方は、なんと、この一真宅にわたしたちと一緒に同棲する権利を得ることができるわ。みんな、頑張ってね」
「ではでは、一真くんが抽選ボックスから名札を引くので、呼ばれた方は前に出てきて、自己紹介をお願いですっ。その後は即ハメだから、トークでのアピールはそこだけだよ。みなさん、頑張ってくださーい」
絵里奈さんと文香さんはそう言って、俺の左右のソファに座った。それが合図だ。俺はスーツの襟を正して、立ち上がり、ボックスから札を取り出し、名前を読み上げる。
「エントリーナンバー51、めぐみさん」
「やったぁっ!」
歓声を上げたのは、有名女子校のセーラー服を着た、ポニーテールの女の子だった。年の割には身体が発達していて、食欲をそそる美少女だ。
俺の前に緊張した様子でやってきて、頬をうっすらと染めながらマイクを受け取る。
「はいっ! めぐみと申します! 現在高校三年生、18才です! 受精医を目指して勉強しています! ぜひ絵里奈さんと一緒に、一真さんの精液を採取するお役目を手伝わせていただきたいです!」
「へー、絵里奈さんと同じ職か。じゃあ、検精スキルも勉強してるんだね?」
「そうですっ! あっ……ぜひ、今ここで披露させてはもらえないでしょうか……?」
別に問題ないだろうと思って、俺は頷いた。
「試しにやってみろ」
「はいっ! それでは、ズボンをおろさせていただきます」
女性たちの視線が集まる中、めぐみは俺の足元に正座し、ジッパーを開けてその中に指をいれる。
まだ萎えたままのペニスを手に取り、くんくんと匂いを嗅いで、満足げにため息をついた。
「これが男性の香り……興奮しちゃいます」
集まっている女性たちは、めぐみの反応を見て、揃って羨ましそうな顔をしている。視線が集まる中、少しずつ勃起し始めたそれに、めぐみは軽く口づけた。
「おしゃぶりさせていただきます」
大きく口を開き、ぱくりと咥えた。同時にめぐみは上目づかいで俺を見上げ、うれしげに言う。
「んっ……おいひぃっ! んん……こんな味、なんだ……」
たまらなそうな声だ。熱心に俺の物をなめしゃぶり、どんどん奥まで咥えていく姿は、オスに飢えるメスそのものだった。
(まったく女ってやつは……表面だけ取り繕ってるが、どいつもこいつも淫乱だ)
めぐみは舌の表面を亀頭に押し付けるようにして、丹念に唾液をまぶしていく。カリ首を柔らかい唇で挟んで、ちゅぽちゅぽとしごくと、ぞくぞくするような快感がペニスから湧き上がった。
「わたしのおしゃぶり、どうでしょうか? ちゅぱ……感じていただけていますか?」
「いいね、うまいじゃん。もっと奥まで咥えられる? 」
「もちろんです! ……ん、んぐ」
めぐみは命じられることが至福であるかのように、目を輝かせている。
頬の内側の粘膜で俺のものをこすったのち、ゆっくりと喉の奥のほうまで、ペニスを飲み込んでいく。根元の近くまで咥えこんで、再び顔を上下させて口内愛撫を再開する。
(さすが受精医、訓練されてるなぁ)
男の感じるツボを知り尽くしたかのようなフェラで、俺はもう射精の予感さえ感じていた。
じゅるじゅると吸い付きを始めためぐみの頭をぽんと叩いて、やめるよう促した。
「そろそろいいよ。とりあえず検精スキルは合格。次は実際にハメてみて、めぐみが俺と同棲するにふさわしいか、判断するね」
「あ、ありがとうございますっ! ぜひ、わたしのおま×こを味わってくださいっ! れろっ……」
唾液を滴らせながらペニスを口から吐き出して、めぐみはにっこり笑った。
「よつんばいになって、下着をおろして。後背位で試させてもらうね」
「ぜひ、お願いします! ……では、失礼します」
めぐみは言われた体勢になって、俺にお尻をつきだす格好になった。
スカートの下に手をいれて、桃色の可愛いぱんつをゆっくりと下ろした。俺はその下着と、股間の間に、ねっとりと透明な液体が糸を引いているのを見逃さなかった。
(男のあれをしゃぶって興奮しやがって……まあ、普段から男と触れ合う機会がないから、当然か)
女ってやつは性欲が強くてしょうがねえな、と思いながら、俺は目の前のお尻をむぎゅっと掴んだ。
「まず手触りの確認だ」
「は、はいっ! ……んひゃぁっ」
丸みを帯びたお尻を、上から割れ目まで、そっと撫でてやる。案の定、それだけでめぐみは、甘い嬌声をもらしている。仕方ないのだ、異性に性的な刺激を受けるのは、生まれてこのかた、おそらく初めてなのだから。
割れ目のさらに奥、愛液で既にぐずぐずのおま×こに指をあてると、お尻がぷるぷる震えるのが感じられた。
「す、すみません……ゆ、ゆび、気持ちよくて……んっ!」
「敏感だね。普段からオナニーはどれくらいするのかな?」
「そ、それは答えないといけないですか……?」
「ああ、大事な選考基準だ」
「……ま、毎日ですっ。だ、だってそうしないと、勉強が頭にはいらなくて……」
集まっている女性たちがわずかにどよめくのを聞いて、言い訳をするめぐみ。こちらを振り向く顔が、恥ずかしさで真っ赤に染まっている。
俺は大丈夫だよ、と微笑んで慰めてやる。それだけで女性たちが簡単に惚れるのを、俺はみてきた。
「性欲が強いんだ。仕方ないよ、性欲は三大欲求の一つ、それが満たされないと健全な生活は送れない。今の時代、それが非常に満たしにくくなっているのが問題なんだ。これまで大変だったね」
「そ、そんな……勿体ない、お言葉です……っ」
めぐみも例外ではなく、ちょっと俺から目をそらしてそう言った。そして今まさに面接を受けている最中だと思い出し、はっとした顔になって言った。
「気を遣っていただいて、ありがとうございま……すぅっ!?」
俺はその言葉を最後まで言わせなかった。
フェラされて、女の子の温かい唾液まみれのペニスを、めぐみの愛液まみれのおま×こに、ずぶっと突き立てたのだ。
ひやあ、とめぐみが軽く悲鳴をあげて、ぐっと仰け反った。そのまま身体を強張らせて、ふー、ふーと呼吸をはやくして、何も喋れない状態だ。
その身体は驚くほど熱くなっている。肌が発情で汗ばんでいるのがわかった。
「オナニーで、処女は喪失済みだね?」
「は、はい……でも、本物のおち×ぽが、すごくて……ううぅっ!」
「とりあえず、俺より早くイかないように注意してね。もしそうなったら、その時点で君は落選だ」
「そ、そんなぁ……! わ、わたし、そんなの無理……んひゃあっ!」
俺はめぐみの腰のくびれを両手で掴んで、力強くピストンを開始した。
めぐみの中は、なかなかに気持ちがよかった。柔らかくて、愛液がジューシーなヒダ肉が、ぎゅうぎゅうと絡みついてくる。初めてのペニスの味がおいしくてたまらないとでも言うように、くいついてくるのだ。
その中をぐじゅぐじゅとペニスで貫き、かき回す。フェラで既に高められた射精の予感が、ますます高まっていくのが感じられる。
「あうっ! 一真さまぁっ、激しいですっ! そんなにしたら、わたし、すぐ……んんっ!」
ひっきりなしに喘ぎ声をあげながら、俺のピストンに抗議するめぐみ。しかしそもそも、めぐみが俺に文句を言う資格はない。
そのことを、文香が代わりに行ってくれた。
「ねえ、その態度はどういうことかしら、めぐみさん? あなたは、一真くんに初めての男の快楽を教えてもらっているうえに、これからナマで新鮮な子種を注いでもらえるのよ?」
「あっ……で、でもぉっ!」
「そのくらいの快楽でノックアウトされてたら、一真君と同棲なんて出来ないよ?」
「ご、ごめんなさいぃ……ごめんなさいっ!」
絵里奈も一緒になって責めて、めぐみは口答え出来ないでいる。
そもそも、俺のピストンでまともに喋ることが出来ないのかもしれない。さっきからずっと続けているピストンで、めぐみは相当な快楽を得ているらしい。両腕で上半身を支えられなくなって、前のめりに床に倒れ込んでいる。
「か、一真さま……わ、わたし、気持ちよすぎて……どうにかなりそうですっ!」
「まだまだだな、お前は」
「で、でも……教科書で習ったように我慢しても、全然、だめ……うううっ!」
「理論と実践は違うからね。そんなんじゃ、俺のことを楽しませられないよ」
「そんなぁ……あんっ! だめ、もうイキそうです!」
めぐみは俺の顔を見て、懇願するような顔になっている。ますますおま×こが俺のペニスを強く締め上げるのがわかった。
唇の端から涎を垂らしながら、めぐみは高らかに叫んだ。
「い、イクぅっ! わたし、もうダメですぅっ! 参りましたぁっ……んあああっ!」
びくん、と大きくめぐみの身体が震えて、
俺はイっている真っ最中のめぐみのヒダの中に、最大限までピストンのスピードを速めて、自分をこすりつけた。もはやまったく我慢が出来なくなり、俺は最後に一番奥までペニスを突き立てて、精液を解き放った。
「いくぞ、めぐみ……うっ!」
「あ、あぁっ! すごい、温かいのが、わたしのなかに……っ! これが、精液っ……!」
絶頂した直後の余韻を楽しみながら、どこを見ているのかわからない虚ろな笑みを浮かべて、めぐみは
そのおま×こから、とろとろと白濁液が溢れ出している様子を見ながら、絵里奈は大きくうなづいた。
「無事、受精完了です! おめでとーっ! 可愛い赤ちゃんができるといいですね!」
ぱちぱちぱち、と女性たちから拍手が湧き起こり、依然床に倒れ込んでいるめぐみは恥ずかしそうに、ふにゃふにゃとした笑みを浮かべている。
すっかりめぐみは幸せそうだが、現実を教えてやらねばならない。
「めぐみ、君の選考が終わった」
「か、一真さま……」
「君は自分の快楽に夢中になりすぎて、俺への奉仕の気持ちを忘れているように見えた。残念ながら不合格だ……しかし、フェラチオの技術はかなりのものだと認めよう。またレベルアップしてから応募してくれ」
「は、はい……」
落選したにも関わらず、それほどめぐみは落胆した様子でもない。
きっと初めて経験したセックスの快感で、頭がいっぱいなのだろう。
「では、次の方……エントリーナンバー、32――」
俺は頭を切り替えて、次にやってきた緊張した面持ちの美人に、声をかけた。
×××
ここまでたどり着く前に、俺は数多くの経験をしてきた。
思い出すと、波乱万丈の子供時代だった。俺はまず、小学六年生の時、初めての「検精」を受けたときの記憶を甦らせた……
(つづく)